『みなと商事コインランドリー2』記憶はなくとも草川拓弥“湊”のかわいさに気づく西垣匠“シン”、初恋をやり直せるか?

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『みなと商事コインランドリー2』記憶はなくとも草川拓弥“湊”のかわいさに気づく西垣匠“シン”、初恋をやり直せるか?

感情のフリ幅がすごすぎて情報が処理しきれない! 9月13日放送の『みなと商事コインランドリー2』(テレビ東京系、毎週水曜24:30~)第11話は、シンこと香月慎太郎(西垣匠)の記憶を取り戻すべく、湊晃(草川拓弥超特急)がデートで奔走。最後は夜の学校のプールというエモシチュエーションがふたたび!

明日香が勝ち取った柊の「好きだよ」

シン、すでにデートに前向きか? 少なくとも湊と二人きりの遊園地を嫌がっていないように見える。これはただの近所のお兄さんとして接する距離感ではない。そう思いたい。

輪投げの景品のパンダをもらったシンは、湊に似ているとそれをプレゼント。湊に対して「パンダみたいにかわい……」と思わず口走ってしまい、自分で戸惑うシン。記憶はなくしたとしても、やはり湊が初恋だっただけある。好きの感情が再び湧き出している……?

二人のプリクラだってさまになっている(記憶があるうちだったらシンは宝物にするんだろうなぁ)。「俺お前の笑った顔好きなんだよ」とさらりと漏らす湊も、いつもよりやはり素直だ。

ただ、まだどう接していいかわからない湊は英明日香(奥智哉)に弱音をポロリ。「シンみたいに押して押して押しまくれ」というアドバイスで、シンの押しの強さを再確認していた(湊推しとダブルミーニング!)。

相撲のゲームでは押すのが下手で負けていた湊。今こそリベンジして押しの強さを証明し、シンにアタックし直すチャンスだ!

湊と明日香がじゃれていると、割って入るシン。この光景もデジャヴですか? それからの袖クイはさすがにかわいすぎるけど、湊、そのかわいさにちゃんと気づいた? 

“シンみな”が観覧車へと向かったあとに戻ってきた佐久間柊(稲葉友)。そこで柊は、前回明日香が投げかけた「もし俺が柊くんのことを忘れたら?」の質問に答えを出す。

「好きとか付き合うとか実体のないものはよくわからない」としつつも、「明日香のことがとっても大切」だから忘れてほしくないとストレートに言ってくれていた。あの柊が? と思うと進歩を感じる。

「いつもそばにいてくれてありがとう」を言われたときの、明日香のほっとしたような、嬉しさがこみ上げるような表情、わかるよ。結局人間同士のコミュニケーションって「ありがとう」が一番大事だよね。

もちろん「好きだよ」もいただきました! そこからはもう止まらない! 遊園地で、ハグからのキス。ここで“あす柊”の幸せマックスを描くということは、最終話は“シンみな”に集中しろってことか。

シンと湊のエモみあふれる思い出再現

一方、観覧車で向き合う二人は……シンが湊と交友関係を詮索中。シン、それがどんな感情なのか思い出して。シンの嫉妬は通常運転。だから「どうしても湊さんから目が離せない」って、それは完全に好きってことじゃん!

耐えきれず湊は、二人は付き合っていること、同棲もしていてラブラブのイチャイチャ(!!)だったと告白。そして観覧車を降りたら、湊はシンの手をつないで猛ダッシュ。アオハルかよ(泣)。

湊が連れて行ったのは、いつも一緒にいたコインランドリーだった。シンがしていた壁ドンならぬ乾燥機ドンを再現させると「俺こんなことはじめてしました」と笑うシンに、「いややってんのよ」と即ツッコむ湊。会話のスピード感に笑った。あぁ、このいつものテンポ感、待ってました!

「湊さん、かわいい」の一言を引き出せた湊は、次の一手に出る。思い出のコロッケやスイカシェイクを食べ、写真を見せながら思い出を語る湊。夜の学校のプールに忍び込んだのも、切なくて最高なシーズン1の名シーンの再現だ。

前回はTシャツ同士だったけど、今回はシャツの二人。まさか湊、デートだからおしゃれしてきてた? と改めて気づく。

そしてシン、二人がどこまでのラブラブイチャイチャな関係だったのかと探るのはなんかかわいい。そのまま手をつないでプールへと引っ張る光景、まさかまた見られるとは思わなかった。

その後の行動は、湊がレクチャー。「ゆっくり近づいてこい」「ここでキスしようとしてくる」。そうだったね。湊が拒否ったのも前回通り。もうシンは記憶はなくとも、また湊を好きになり始めているはず。

ただ、湊の「うちで服乾かしていくか?」の誘いをさらりとかわすシンをみて、やはりかつてのシンではないと湊はわかってしまった。だって本来のシンなら、しっぽを振ってついてくるはずだから。それにシンが今までしなかった「晃さん」呼びにも、逆に距離の遠さを感じてしまう。

やっぱり思い出してもらえないのか……。だとしたらここから新たな関係を築いてほしい。シン、また押して押して押しまくってくれ!

(文:綿貫大介)