オードリー、ノブコブ、アンガールズの“心のかさぶた”が視聴者にも刺さった『あちこちオードリー』オンラインライブ

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オードリー、ノブコブ、アンガールズの“心のかさぶた”が視聴者にも刺さった『あちこちオードリー』オンラインライブ
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オードリーも、平成ノブシコブシも、アンガールズも最高!

現在、『あちこちオードリー』(テレビ東京系、毎週水曜23:06~)の4度目となるオンラインライブ『あちこちオードリー オンラインライブ2023 〜8.30オードリーVSノブコブVSアンガールズ 流血上等!心のかさぶた剥がしデスマッチ!〜』がアーカイブ配信中だ。

年に一度の風物詩となっている同番組のオンラインライブ。3箇条として「トーク内容を外部の人間に漏らさない」「SNSに具体的なことを投稿しない」「本日どんな不用意発言があっても、将来そのことで責めたり責任を取らせたりしない」とあるように、濃厚なトークが楽しめるとあって、昨年はチケット販売総数7万枚を売り上げた。

今回のゲストは、オードリー(春日俊彰若林正恭)と“ほぼ同期”の平成ノブシコブシ(吉村崇徳井健太)とアンガールズ(山根良顕田中卓志)の2組。彼らが、どんな心のかさぶたを剥がすのか……? 

2019年に放送がスタートした『あちこちオードリー』は、事前アンケートなし、打ち合わせなしの、フリートークバラエティ。その中でも、魅力的なのが、若林がゲストの話を包み込み、時には彼自身が“抱えるもの”を話してくれる点にあると思う。

私たちと、まったく同じ悩みではないにしろ、若林が話す「核となる部分」は、自分たちにも共通するところがあって、彼が話してくれると、心がスッと軽くなる。グッズに「幸せとは仕事が合うこと」「仕事があるって素敵だね」など、番組で生まれた名言が記載されている「アクリルキーホルダー」が販売されているが、購入者がお守りのように身につけたくなる気持ちも分かる(私もその一人だ)。

もちろん、大前提に彼らのトークで大笑いし、次の日の学校や仕事を頑張れる活力に繋がっていることは確か。視聴者の中には『あちこちオードリー』が「明日への希望」のような存在になっている人もいるだろう。

そして今回、4度目のオンラインライブが配信された。もうスタートから最後までとんでもなかった。カメラの向こう側では、スマホで、PCで、タブレットなどで、日本中の人が爆笑していたことだろう。SNSを覗くと、彼らの「かさぶた」を自分の人生に重ね、胸がいっぱいになる人も多くいたようだ。悩みがない人間なんていない。心の傷がない人間なんていない。それを、ただただ面白く、時には感情的になって話をする3組が、とってもカッコ良かった。

もう一度言う。オードリーも、平成ノブシコブシも、アンガールズも最高!

オンラインライブのチケットは、チケットぴあにて絶賛販売中。2023年9月18日の23時59分までアーカイブ配信が楽しめる。なお現在、民放公式テレビ配信サービス「TVer」では、『あちこちオードリー』名作回や最新回が配信中。

文:浜瀬将樹

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