旅先での「なんか癒やされた」の正体が判明! カギは“脳内ネットワークの変化”

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旅先での「なんか癒やされた」の正体が判明! カギは“脳内ネットワークの変化”
「カズレーザーと学ぶ。」を見る

カズレーザーメイプル超合金)の冠番組『カズレーザーと学ぶ。』(日本テレビ系、毎週火曜22:00〜)が8月8日に放送。旅先で感じる「なんか癒やされた」という感覚の正体を脳科学の観点から解き明かした。

脳と心身の関係を研究する科学者・毛内拡さんは、2泊3日の九州旅行に出かけた人が出発直後から仕事や収入の悩みが大幅に減少したとする結果を紹介。旅行中だけでなく、旅行が終わった5日後までもその影響は持続したという。「そもそも旅行が好きな人なんで、悩みが減るもんなんじゃないですか?」とカズレーザー。毛内さんは「旅に出ることによって脳の使い方が切り替わり、思考パターンまで変わる」と語る。

使うべきときにネットワークが活性化し、思考状態が変わるという脳。日常生活では「デフォルトモードネットワーク」が活性化し、不要な情報を遮断したり、過去や未来を反芻する方向に動きやすいという。一方、旅に出たときは「サリエンスネットワーク」が活性化。ノルアドレナリンという脳内物質が分泌されることで衝動や注意に関する領域が活発になり、いま現在、目の前で起きていることに注意が向くようになるという。

「初めての環境とか、新しい体験をしたときに(サリエンスネットワークに)切り替わりやすい」と毛内さん。旅に出ると、脳内には過去や未来に加えて「今」という概念が加わり、悩みやストレスの元になっている思考から解放されるのだという。「(日常生活でも)旅と同じ状況に脳を持ってくことはできないんですか?」とカズレーザー。毛内さんは「新しい人に出会う」「サウナに行く」などの例を挙げる。

番組後半では、旅の癒やし効果を引き出す方法として「現地の市場で見たことのない食べ物を見る」などのアクティビティを紹介。ゲストの南原清隆ウッチャンナンチャン)からはオーストラリアでカルチャーショックを得たという、ある食べ物のエピソードが飛び出す。

次回8月15日放送では、「誰でも人たらしになれる究極の方法」を学ぶ。