コットン、車の助手席に乗せたい有名人はあのアイドル&俳優?「富士山のふもとで…」【連載PERSON】

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人生に影響を与えたテレビ番組を軸に、出演作品の話題からその人のパーソナルな部分にも迫るインタビュー連載「PERSON~人生を変えたテレビ番組」。今回は、コットン西村真二きょん)が登場します。

西村さんときょんさんは、2012年にお笑いコンビ・ラフレクランを結成。2021年に『しくじり先生 俺みたいになるな!!』にて、コットンに改名しました。『令和元年度NHK新人お笑い大賞』優勝、『キングオブコント2022』準優勝など輝かしい成績を残しているおふたりは、現在、TV、ラジオ、WEB、劇場など、多方面で活躍中です。

そんなコットンは、現在、TVerで独占配信中のオリジナルバラエティ番組『褒めゴロ試合』(隔週土曜10:00〜レギュラー配信及びアーカイブ)内で放送中のトヨタとレクサスの新車を簡単定額で楽しめるサブスクリプションサービス「KINTO」の番組限定オリジナルCM(インフォマーシャル)に出演中。同社のサービスはもちろん、コンビの魅力も堪能できる内容となっています。

今回は、撮影終了後のコットンにインタビューを実施。コンビで初だというCM出演についてはもちろん、車にまつわるお話もお聞きしました。

きょんがCMへの思いを語る中で失態!?

――TVerオリジナル番組『褒めゴロ試合』連動CM起用についての感想を教えてください。

西村:お話が来たとき「TVerオリジナル」とは聞き取れていたんですけど、特に金文字で見えたのは「CM」という部分(笑)。“ついにか!”と思って嬉しかったですね。

きょん:過去に声だけ出演というのはあったんですが、姿かたちが映るCMでいうと初で、テンション上がりました!

CM収録中の様子
CM収録中の様子

――CMで特に見てほしいポイントは?

きょん:CMって、商品が8割、僕らのことは残り2割くらいでいいと思うんですけど、短い時間の中で表情や動きなどにこだわったので、そこは見てほしいですね。

西村:僕は「KINTO」の素晴らしさを伝えたいので、商品を10割、僕らは0(ゼロ)で全然いいと思っています。

きょん:……やっちまったー(笑)。

西村:「KINTO」さんが世の中に広がれば、それで大満足です。僕はあくまで屋台骨の一端を担えればと思っているので。

きょん:僕がさっき言ったことは冗談ですよ? インタビュアーさんが「『KINTO』さんが10割ですよね?」とツッコんでくれないと! ボケ損ですわ!

――すみません!(笑)。

西村:(笑)。あと、面白い仕掛けもあって。僕らはこれまで200本くらいコントを作っているんですけど、今回の衣装が、その中のひとつのネタの衣装なんですよ。「このコントが繋がってるんだ!」とか「コント番組の前後なのかな?」とか思いつつ、注目してほしいです。

――撮影現場の雰囲気はいかがでしたか?

きょん:朝早い入り時間で、みんな眠い中でしたけど、それでも関係なく、元気に盛り上げてくれる最高の現場でした。映像をチェックする方からOKをいただいたときは、スタッフさんが僕らのところに走って近づいてきて、大声で「(『褒めゴロ試合』という番組内容を意識して)褒められましたー!」って言ってくれるんですよ。そんな現場はここしかないんで。

CM収録中の様子
CM収録中の様子

西村:CM撮影というものに初めて携わらせていただきましたが、“こんなに大人がいるんだな!”とビックリしました。やっぱり『キングオブコント』がなければ、この仕事は入ってきていないと思いますし、大会前なんて、僕らと大人1人がスマホで動画を回す仕事もあったんですけど、さっき見たら、きょんのワンショットシーンで、大人が11人ついてたんですよ。カメラもスマホではなくて高性能なもの。もちろん、スマホの仕事も楽しかったんですけど、改めて“頑張って良かったな”と思いましたね(笑)。

あの有名人を隣に乗せてドライブへ行きたい!

――普段、おふたりは車を運転しますか?

西村:彼(きょん)は、日本有数のペーパードライバーなんですが、僕はロケで運転することがありますし、プライベートでも運転する機会があります。今回、こんなサービスがあるなんて驚きました。めちゃくちゃ興味あります。

――そんな「KINTO」さんのサービスについて、どんな感想を持たれましたか?

西村:僕らは、自分で運転する機会がそこまであるわけじゃない。自家用車を持っていると、維持費もかかりますし、面倒な手続きもあるじゃないですか。でも、「KINTO」なら、定額でそのへんこみこみでやらなくてすむし、すごいなって。

きょん:僕、デニス松下宣夫さんとか先輩とよく釣りに行くんですよ。そのときに運転していただくので、ペーパーの自分が申し訳なくて……。運転の練習をしたいなと思っている中、「KINTO」さんのお仕事に携われたので良かったです。改めて、ペーパーを脱出したいなと思いました。

――おふたりの理想的なドライブデートを教えてください。

きょん:基本的に女性関係の話はNGにしているんですけど、今回は「KINTO」さんにお世話になったので、特別に公開します……。ボーリングデートとか行きたいですね!

西村:はい。ありがとうございましたー。

きょん:冷たいな(笑)。

西村:僕は奥さんを助手席に乗せて、こじゃれた音楽をかけながら、海まで行きたいです。普段は電車移動がほとんどですが、「KINTO」を利用していたら、街乗りから遠出まで行動範囲が広がりますよね。

――助手席に乗せてみたい有名人はいらっしゃいますか?

西村:この間『カネ梨和也』という番組で、KAT-TUN亀梨和也さんが運転する車に乗せていただいたんですけど、もうウソみたいなシチュエーションじゃないですか。当たり前ですけど、亀梨くんってめちゃくちゃカッコいいんですよ! 今度は僕が「KINTO」で利用した車で亀梨くんを隣に乗せてみたいです。

きょん:すごく好きで、助手席に乗せたいのは……井上真央さん。

西村:リアルすぎるな!

――(笑)。

きょん:いま『100万回 言えばよかった』というドラマにも主演されていますが、お綺麗なんで大好きなんです。これが記事になって、井上さんがご覧になっていただけると嬉しい!

西村:そんなよこしまな気持ちなら記事になりません!

きょん:(笑)。理想を言うのであれば、井上さんを助手席に乗せて富士山まで行きたいです。富士山のふもとで、僕が「キレイだね」とささやいたら、井上さんが富士山に向かって「褒められましたー!」って言う……最高じゃないですか!

――(笑)。

“タレント”ではなく “お笑い芸人”でいたい

――ここからは、コットンさんとテレビとの関わりについてお聞きしたいです。影響を受けたテレビ番組とその理由を教えてください。

西村:僕は、兄と『ダウンタウンのごっつええ感じ』を見ていたんで、『ごっつ』があったから、お笑いってオモロいなと思いましたし、そのあと、『とぶくすり』や『めちゃ×2イケてるッ!』でナインティナインさんスゴい、笑いをとるヤツが一番カッコいい、『爆笑オンエアバトル』で“ネタがカッコイイな”って思考回路になりましたね。

きょん:『めちゃイケ』で岡村隆史さんがモーニング娘。さんやオカザイルで踊って、矢部浩之さんがモニタリングでツッコんで……という企画が大好きで、(お笑いをやるうえで)影響を受けたのがこの番組です。あと、コント番組でめちゃくちゃ好きだったのが『リチャードホール』。芸人さんが中心となって、みんなでコントしている感じに憧れます。

――芸人をするにあたって大切にしている信念を教えてください。

きょん:賞レースの時期以外の話なんですけど、ネタをしているとき、お客さんを楽しませないといけないのに、自分たちで笑いあう瞬間があって、それがすごく楽しいんですよ。その楽しさが伝わって、みなさんがついてきてくれたら最高だなと思っています。お客さんがポカーンで、相方だけ笑っているときもあるんで。

西村:それは一番よくないときです。

きょん:(笑)。でも、それでお客さんを巻き込めたら最高。コントするうえで意識しているところです。

西村:僕らは持ち劇場がたくさんある吉本興業所属なんですが、若いころから出番をいただいて、それで米粒食べさせていただいていたので、恩義があって。だから「劇場ファースト」というか、お金を出して見に来てくださるお客さんを楽しませたい、目の前のお客さんを笑わせてなんぼでしょ、という気持ちがあります。賞レースだと、つい「この審査員だから、このネタが好きなんだろうな」とか迷いがちなんですけど、大会前は2人でよく「目の前のお客さんを笑わそう」と確認しあっています。

――現在、メディアにたくさん出られていますが、そうすることで劇場にお客さんを呼ぶPRにもなりますよね。

西村:劇場出番があったときに「今日、コットンいるから見に行こう」となっていただけたら一番いいですね。たとえば、今後、お仕事が増えても劇場に出なくなるような芸人にはなりたくないです。タレントではなく、“お笑い芸人でいたいな”と思っています。

取材・文:浜瀬将樹
写真:フジタヒデ

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