日本最高齢のストリッパーとファンの壮絶な人生に「命の重みを感じる」

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日本最高齢のストリッパーとファンの壮絶な人生に「命の重みを感じる」
「ザ・ノンフィクション」を見る

ドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ、毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)が、2月5日に放送。「私が踊り続けるわけ2 前編~56歳のストリッパー物語~」と題して放送され、日本最高齢のストリッパーと病を押して応援を続けるファンの姿に、ネット上では様々な反響が寄せられた。

今回は、2年前に放送された「私が踊り続けるわけ」の続編で、本仮屋ユイカがナレーションを担当。カメラは東大阪市のストリップ劇場・晃生ショー劇場がホームグラウンドのストリッパー・星愛美さんを追い続けた。

現在56歳の愛美さんは日本で最高齢のストリッパーとして、今もステージに立ち続ける。愛美さんを応援するファンたちは自らを「星組」と呼び、全国から彼女の踊りを見に駆けつけるという。その中の一人、スーさんは10年前に愛美さんのショーを見て以来のファン。長年、愛美さんを追ってきたが、5年前にステージ4の大腸がんと診断され、全身にがんが転移してからは痛みに耐えながら、劇場に通っていた。

一方の愛美さんも37歳のときに子宮がんを患い、手術で子宮を摘出。その影響で体の機能の一部を失うことになる。腰や膝、股関節にも痛みを抱えながら踊る愛美さんは「年々限界なんですけど、生きていく場所がここだけしかないので」とこぼす。

2022年5月、愛美さんは晃生ショー劇場で行われる自身のバースデーイベントに向け、満身創痍の体で稽古を続けていた。頭によぎるのは引退の2文字。無理を押してステージに立つ愛美さんを客席で待っていたのは、長崎から8時間かけてやってきたスーさんだった。スーさんの姿を見た愛美さんは「痛みをこらえているスーさんの姿を見て、自分は残酷なのかなとか。無理に来てもらっているように思えてしまって」と胸の内を明かす。

そんな2人の姿に、ネット上では「凄まじかった」「命の重みを感じる」「映画を観てるかのよう」などの声が上がっていた。

次回は2月12日に放送。「私が踊り続けるわけ2 後編~56歳のストリッパー物語~」が放送される。

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