田中圭『死神さん2』 配信記念イベントで癖を告白「寝癖を…」

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主演・田中圭×監督・堤幸彦の最強タッグの刑事ドラマHuluオリジナル『死神さん2』(全6話/毎週金曜、新エピソード配信)の配信記念イベントが9月10日に行われた。イベントには田中と堤監督のほか、本シーズンから新たに出演する山本舞香も登壇した。

本作は、大倉崇裕の小説「死神さん 嫌われる刑事」(幻冬舎文庫)を原作にした痛快ミステリードラマ。“死神”と呼ばれる再捜査専門の孤高のクセモノ刑事・儀藤堅忍が、事件ごとに相棒を替えながら冤罪事件を再捜査し、徹底的かつ真摯に真実を明らかにしていく姿を描く。

田中、山本、堤監督が登壇すると、本邦初公開となる長編予告映像が上映された。映像には、田中演じる儀藤の決め台詞「逃げ得は許しません」も飛び出し、さらに毎話の事件ごとに変わる相棒には吉田鋼太郎奈緒小関裕太松本若菜大友康平ら豪華ゲスト陣も出演した。

イベントの様子はHulu公式YouTubeチャンネル、『死神さん』公式Instagram、Hulu公式TikTokでも生配信されていたことから、儀藤の妻・フローラの謎や初代パシリ・南川メイ(前田敦子)の行方など、謎が深まる映像に、「早く見たい!」「映画化してほしい!」など視聴者からも熱意あるコメントがあふれた。

昨年秋に配信がスタートされ、最終話の配信前から続編を望む声が寄せられたほど人気を集めた前作。シーズン1の撮影前から続編を待望していたという田中は、儀藤を再び演じることを「楽しみすぎてしまった」と熱く振り返る。堤監督も、儀藤の笑い方が変化していたり、腰の角度がさらに急になったりと、シーズン1からパワーアップした田中の演技に太鼓判を押す。

シーズン1で前田が演じた初代パシリ・南川メイから引き継ぎ、『死神さん2』から登場する2代目パシリの小刀祢葵を演じた山本。堤監督は撮影に当たって、「山本舞香が“ブラックボックス”だった」と語るほど未知数な存在であったことを明かしたが、衣装合わせで山本がセレクトした“地元のツレ”感あふれる衣装に親近感を覚え、距離を縮めることができたと語った。

続いて話題は撮影現場の裏話に。舞台上のスクリーンに、田中と山本の2人の一風変わったピース姿が収められた写真が映し出されると、これは今流行りのギャルピースを儀藤風に田中がアレンジしたもので、現場のスタッフ陣の中でも話題になったという、通称“ビームピース”だが、「前から見ると分かりづらいね」と堤監督がツッコむと、田中と山本が顔を合わせて笑った。

また、各話で儀藤の相棒を演じる豪華ゲスト陣からのスペシャルメッセージ映像では、まず、7代目相棒・灰田優人を演じた吉田からのコメントには、吉田とは過去に濃い共演歴がある田中が、これまでの共演を意識せず、本作の役柄と新たな関係性に集中して撮影に臨むことができたと振り返った。また、吉田と顔を接近させてのコミカルな演技シーンがあった山本からは「本当に笑いをこらえるのに必死でした。後ろ姿しか映っていませんが、私の肩は震えていたと思います」と明かし、田中もそれに同調した。

そして8代目相棒・藤代唯を演じた奈緒から「山本の素敵な人柄に魅了された」とコメントが届くと、山本は嬉しそうな表情を見せた。奈緒とは初共演となった山本は、撮影は1日だけだったにもかかわらず、「ご覧の通りの優しさでした」と奈緒の人柄に虜になったとラブコールを送った。

続いてのコメントは、9代目相棒・香川コジロー役の小関、10代目相棒・宇佐美一恵役の松本、11代目相棒・亀島秀康役の大友から。小関は、外での長回しでの撮影の際、田中の胸元に止まったセミにも一切動じずそのシーンを撮り終えた田中の撮影秘話を明かした。「本当にプロ根性を感じて、俳優として自分自身の励みになりました! そのシーン使われているかわかりませんが、是非見てほしいです!」と大興奮でコメントした。田中はすかさず「使われてるわけないだろ!」と画面上の小関に鋭くツッコみ、会場からも思わず笑いがこぼれた。そして松本は堤監督の現場での無茶ぶりには苦労したと吐露。田中も賛同しつつ、これまで見たことのない松本に注目して欲しいと対応ぶりを絶賛した。田中とは久々の共演となった大友だが、「一生かかっても覚えられない」と語るほど膨大な台詞量を涼しい顔でこなす田中を褒め称えた。

最後の企画は題して「死神クエスチョン」。クセモノ刑事・儀藤に因んだ「実は私、こんな“癖”があるんです」という質問が登壇者たちに寄せられた。これに堤監督は「貧乏ゆすりが止められない」と回答しつつ「貧乏ゆすりというネーミングが悪い」とコメント。これに「貧乏ゆすりではなく、リズムをとっているだけだと言えばいいんじゃないですか」と山本の名回答が飛び出す場面も。そんな山本の「ついついストックを買いすぎてしまう」という癖に、監督は「こんな無駄話しでいいんですか」とツッコみ、山本を笑わせた。そして田中からは「寝癖をなおさないで現場入りしてしまう」と衝撃の癖が明かされた。田中のあまりにも“素”すぎる姿を垣間見た山本と堤監督は、「寝間着のままやってきたのかと思った」と当時を振り返り笑った。

最後に「素晴らしいキャスト・スタッフによってシーズン1からさらにパワーアップした『死神さん2』。ぜひ最後まで、順番に見てほしい」(堤監督)、「今回からの参加なので、お手柔らかに見てほしい」(山本)、「何度も見たくなる“スルメ”ドラマ。シーズン1とのつながりや違いに注目しながら『死神さん』の世界を楽しんでほしい」(田中)とコメントし、大盛況のままイベントは幕を閉じた。

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