野菜は残る。ナス3本でいいのに5本パックで買うと2本残る。キャベツを半玉使ったあと、残り半分がずっと冷蔵庫に鎮座していたりする。そんな時に役立つのが、日本各県で編み出された独特の料理。ちょちょっと切ってひょいと調理すれば、美味しくってみんなが喜ぶ激ウマ料理ができあがる。今回はそんな中から2つのレシピを紹介しよう。
まず一つ目は、山形県のご家庭ではみんな食べてる「だし」。野菜を細かく切って味付けするだけで、ごはんと食べてもよし、そばに添えてもおいしい万能料理ができあがる。最近は東京のスーパーでも売られているが、自分で作っても簡単にできてしまう。ナスとキュウリが余った時にはぜひやってみよう!
![©ytv (3284)](https://yomiuri-pro.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/item_images/images/000/003/284/large/84a5ee6f-3101-4e84-afe9-a2a7d6a9ae1f.png?1567140217)
まずはキュウリ(2本)をみじん切り。食感が残るよう、やや大きめに刻もう。
次にナス(1本)もみじん切りにし、2〜3分水にさらしてアクを抜く。
そして大葉(5枚)とミョウガ(2個)もとにかくみじん切り。
切った野菜を全部ボウルに入れてざっくり混ぜ合わせ、ダシ醤油もしくはめんつゆ(100cc)をかけ、もう一度混ぜればできあがり!普通のそばに飽きた時には、これ、絶対オススメだ!
![©ytv (3285)](https://yomiuri-pro.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/item_images/images/000/003/285/large/421492c8-67a6-4b87-90af-b4833a3a09af.png?1567140232)
もうひとつ、キャベツが余った時にいいのが、岐阜県民が愛する料理「鶏ちゃん」だ。おかずにもいいが、これでビールをプハッとやるとおいしそう!ざっくり簡単に作れてしまうお手軽料理だ。
![©ytv (3286)](https://yomiuri-pro.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/item_images/images/000/003/286/large/b4622aae-f7d7-45c5-bee8-c7c7e353b112.png?1567140248)
まずはタレを作ろう。ボウルに合わせ味噌(70g)醤油(50cc)ニンニク(2かけ分)本みりん(50cc)日本酒(50cc)を入れる。
![©ytv (3287)](https://yomiuri-pro.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/item_images/images/000/003/287/large/7c035f97-bf2e-4f70-99c9-ce8f1eae7ed5.png?1567140260)
そしてここがポイント!なんとそのタレにさらに桃の缶詰の汁(50cc)を混ぜるのがオススメ!なくてもできるが、入れるともっとおいしい隠し味になる。さらにお好みで一味唐辛子(少々)を加えてもいい。これをよく混ぜ合わせる。
![©ytv (3288)](https://yomiuri-pro.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/item_images/images/000/003/288/large/dfe64579-e239-4d73-bedd-d547bf607ce4.png?1567140276)
続いて鶏もも肉(400g)を食べやすい大きさにカット。そしてキャベツ(400g)も、焼くと縮むので大きめにカットしよう。
鶏肉とキャベツ、先ほどのタレを混ぜ合わせたら、油を引かずにフライパンへ。混ぜながら軽く炒めたら、岐阜県民が愛してやまない「鶏ちゃん」が完成だ。なんとなく、ちゃん付けなのもこの手軽さから来てるのかな、と作ると感じるだろう。
![©ytv (3289)](https://yomiuri-pro.s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/item_images/images/000/003/289/large/716831fd-77a5-41b1-a45c-0bb475cbf666.png?1567140292)
ナスとキュウリが余っていたら、山形県の「ダシ」。キャベツが余ってれば岐阜県の「鶏ちゃん」。ぜひ試してほしい。残った野菜がダメになる前に、思い出して作ってみよう!
【文:境 治】