梅雨の部屋干し生乾き臭も解決!「洗濯」は6つのステップで考える

公開: 更新: テレ東プラス

雨が続く梅雨の季節、部屋に干しっぱなしの洗濯物に、生乾きの嫌な臭い......洗濯の悩みが尽きません。でも、この機会に「洗濯」の考え方を変えると、一気に解決します!

毎回さまざまな専門家がレギュラー出演中の生活情報番組「なないろ日和!」(毎週月~木 午前9時26分~放送中)から、幸せ住空間セラピスト・家事効率化支援アドバイザーの古堅純子さんに「洗濯が楽になる効率化」と「梅雨の部屋干しのポイント」をうかがいました。

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洗濯は6つのステップで考える!

部屋干しの洗濯物、どこに干していますか? 広いスペースがあるリビングに干しているご家庭も多いのではないでしょうか?

家事は「部屋の"景色"を考えることが重要!」と古堅さん。家族の憩いの場となるリビングが、部屋干しのせいで"景色"が悪く、臭いも、さらに取り込んだ洗濯物がソファーに山積み......それじゃ気も滅入りますよね。この機会に「干す」場所をはじめ「洗濯」についての意識を変えましょう!

【「洗濯」6ステップ】
「洗濯」を効率化するには、「洗う」「干す」「取り込む」「たたむ」「しまう」「着る」の6つのステップで考えること! 「洗う」と「干す」で家中を行ったり来たり、「取り込む」「たたむ」と「しまう」が離れた場所のため洗濯物が片付かないなど、ご家庭により問題点は様々。6ステップの動線を考えると、各ご家庭による改善点が見えてきます。

また、「しまう」の先の「着る」まで意識することで、「どこで着替えるか?」など生活スタイルの改善や、不要なものの見直しにも繋がります。着ない服を処分するとクローゼットやタンスなど収納に余裕が生まれ、洗濯物もしまいやすくなり、カビなどの予防にもなります。

【6ステップ改善例】
古堅さんが提案する改善策の一例は、使わなくなった子供部屋や物置になっている部屋などを「洗濯部屋」に。「干す」から、家族全員の洗濯物を一同に「しまう」場所にすれば、「干す」~「着る」が一ヵ所で完結します。ご家庭により改善策は異なるので、「洋服が多い」「洗濯の頻度が高い」「ズボラな性格」など、問題に合わせて解決していきましょう。

梅雨の部屋干しポイント

nanairo_20210711_02.jpg画像素材:PIXTA

「洗濯」の意識改善ができたところで、梅雨時期の部屋干しによる生乾きの臭いを解決! 原因となる雑菌が増殖し臭いが発生するのは、干してから平均5時間後といわれています。つまり5時間以内に早く乾かすことが重要なのです。古堅さんに、洗濯物を早く乾かすポイントをうかがいました。

【ポイント1】洗濯物は重ねず干す
洗濯物は生地が重ならないようにズラして干すことが鉄則! 乾きにくいタオルは二つ折りにせずそのまま干す、大きなバスタオルは広げてハンガーに吊るすのがオススメ。

【ポイント2】洗濯物の間隔は拳1個分
ハンガーに吊るした洗濯物は拳一個分(10~15㎝)開ける! 風通しがよくムラなく乾かすことができます。

【ポイント3】ズボンは裏返しにして干す
ズボンの裏側は表に比べてポケットなどがあり面積が広いため、裏返しにして干す。

nanairo_20210711_03.jpg画像素材:PIXTA

【ポイント4】扇風機の風を"下から"あてる
扇風機やサーキュレーターを使うと、早く乾きます。水分は下の方に集まるので、洗濯物から1mほど離して"下から"風をあてること。洗濯物が落ちないように風量は"弱"で。

6つのステップで考え「洗濯」を改善! 部屋干しでも早く乾くポイントを抑えて、梅雨の洗濯も快適に!

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取材協力:幸せ住空間セラピスト/家事効率化支援アドバイザー 古堅純子さん。1998年、老舗の家事代行サービス会社に入社したことをきっかけに、これまでに5000軒以上のお宅に伺いサービスを重ねる中で独自の古堅式メソッドを確立。個人宅や企業内での整理収納コンサルティング、収納サービスの提供に加えて、家事効率化支援事業を展開中。著書に「シニアのためのなぜかワクワクする片づけの新常識」(朝日新書)、「定年前にはじめる生前整理」(講談社+α新書)など。公式YouTube「週末ビフォーアフター」で、古堅式片付けの新常識を伝授!
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古堅純子さんも出演する「なないろ日和!」は、今後もあらゆる専門家が出演し、生活に役立つ情報をお届けしていきます。毎週月~木曜9時26分からのOAも要チェックです!

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