世の中には「好き」「嫌い」が別れることもある。やっかいなことに「嫌い」だったものが実は「好き」、「好き」だと思っていたものが、実は他人の意見に流されていただけだったということも。できるだけ正確に「好き」「嫌い」を判断するにはどうしたらいいのか。例えば、遊園地の絶叫系マシン。一度経験してみれば判断できる?
江口のりこ主演、ドラマ25「ソロ活女子のススメ」(毎週金曜深夜0時52分~)。主人公・五月女恵は、ひとりで好きな場所に行き、ひとりで好きなことをして、ひとりの時間を楽しむ......そんな彼女を「ソロ活女子」と呼ぶ! ここで第8話「遊園地で好き嫌いを知る」を振り返る。
ソロ活8「ソロ遊園地」
「私は絶叫系マシンが好きなのか嫌いなのかシロクロつけようじゃないか」
いつかハッキリさせたかったことに、今日、決着をつける――恵は遊園地へ。今日は、"絶叫マシン縛り"の日! 平日早めなら待ち時間なしで乗れる。誰にも邪魔されることなく、誰にも気を使うことなく絶叫系マシンを乗り倒すのだ。
恵はメリーゴーラウンドなどを素通りし、超加速コースターに乗車。恵は目を瞑り、歯を食いしばって、ド迫力を体験する。
「正直言って、楽しかったより怖かった方が強い......これは私に合わないのか? 嫌いに1票か?」
恵がグッタリしていると、見知らぬ男(津田寛治)が話しかけてくる。「みんなジェットコースターって言うじゃないですか。正式名称、ローラーコースターって言うんですよ」 絶叫系マシンが好きで、ひとりでよく乗っているそうだ。
絶叫マシン男は、突然「キャー!」と金切り声を上げ、「さっき乗った時、絶叫しました?」と、聞いてくる。戸惑う恵などおかまいなしに、絶叫マシン男は続ける。「どんだけ叫んでも警察来ないのが、あの乗り物ですよ。思いっきり声をあげても誰も何とも思わないし、誰も気にしてません。思いっきり楽しまないと」 絶叫マシン男のアドバイスは続く。
《絶叫マシン男による絶叫マシンの心得》
1.思い切り絶叫!
2.目は瞑らないこと。
目を瞑ると余計な恐怖心出てしまう。また、見晴らしのいい高い所に行くので、周りの景色を見ないのはもったいない!
3.足は床につけ、体の力を抜く。力入れるのはレバーをつかむ手だけ。
絶叫マシン男は、しゃべりたいだけしゃべり倒して去っていく。
呆気にとられる恵だったが、ソロ活において身につけたマイルール「経験者の意見はとりあえず聞いてみる」に従い、アドバイスを実践してみることに。
最大落下角度121度の最恐コースター、恵はすべてを開放し、スピードに身を任せて思い切り叫ぶ! うぉー!
「叫んだ......人生で一番叫んだと思う。ちょっと楽しかった......気がする。まだ怖い気持ちのほうが強いか......好きか嫌いか問われれば......正直まだ分からない」
自身の感情と向き合う恵に、再び絶叫マシン男が話しかけてくる。「絶叫系マシンを怖がる人って、要するに確率的に0.0000000001%もないような最悪のシナリオを頭に描いているんですよね」 事故が起きたら死んじゃうとか、コースターから自分が飛んでいっちゃったらどうしようとか考えるから恐怖を感じるが、確率的には散歩している時に交通事故に遭う方が可能性が高い。要は考え方の問題だというのだ。なるほど。なかなか説得力がある。
早めのランチ、ちょっとジャンク気味の遊園地飯を食べた恵は、午後の部スタート!
「団体で来るとこの辺で『私もうイヤ~』とか言い出すヤツが出てきて、なんとなくみんな気を遣い出したりすることだが、ソロ活に気遣いは無用!」
大空を旋回する絶叫アトラクションに乗った恵。
「なんか楽しかったかも。嫌いじゃないんじゃないか? むしろ好きなんじゃないか?」
楽しめた手応えを感じる恵に、またしても絶叫マシン男が「あんま考えすぎるのはもったいないですよ、せっかくコースターに乗ってるのに」とアドバイスして去っていく。
その後も絶叫マシンに乗り続けた恵は、楽しさをかみしめる。これは嫌いではなく、好きなのか?
「さあ運命の時間がやってまいりました! 五月女恵さん、絶叫系マシンが好きなのか、嫌いなのか、ファイナルアンサーは?」
決断を下そうとする恵の前に絶叫マシン男が現れ、まさかの言葉を。「LINE交換してもらっていいですか?」 今日の一連の流れは、このための壮大な前振り!? 要するにナンパなのか!? そしてソロ活を通じて、恵にも変化が!? この続きは見逃し配信で!
今週の"ソロ活動"情報!
「富士急ハイランド」
富士山の麓にある、世界級の絶叫系マシンが揃うアミューズメントパーク。発射1.56秒で時速180kmという世界一の超加速&世界最大級ループの加速コースター「ド・ドドンパ」、最大落下角度121度の最恐コースター「高飛車」、大空を旋回しながらアクロバティックなスリルを体験できる絶叫アトラクション「テンテコマイ」などスリル満点のアトラクションを楽しめる。2018年より入園料は無料となり、さらに利用しやすくなった。食わず嫌いは人生の損。一度は絶叫系マシンを体験してみては?
ドラマ25「ソロ活女子のススメ」(毎週金曜深夜0時52分放送)、5月28日(金)放送の第9話は?
第9話
「ダイジェスト出版」編集部の契約社員・五月女恵(江口のりこ)は、好きな時に好きな場所へ行き、ひとりの時間を楽しむ"ソロ活"に邁進中。今回は寿司屋。カウンターに座り自分史上最高の頼み方である『好きなウニだけを飽きるまで食べ続ける』に挑戦。大将の顔色を窺いながらも欲望の赴くままウニを注文する!寿司屋の常識に挑戦する恵のソロ活!
更にひとりボーリングも楽しむ。すると隣のレーンにもひとりでボーリングをする男性がいて...。