盛岡冷麺に南部せんべい汁。冷麺の生地を使った郷土料理も登場!東京でいただく岩手めし

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ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せてください」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼11時40分)。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。

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初夏の行楽シーズン。とはいえ出かけることもままならず、故郷が恋しい人も多いのではないでしょうか。そこで5月7日(金)の放送は、全国の食が集まる東京都で故郷の美味しいもの巡り!

今回は南部片富士の名で知られる岩手山や、三陸海岸の潮風香る岩手県がテーマ。三陸の海で育ったアワビやホヤ貝などの海の幸に恵まれ、山菜やタケノコなど山の幸も豊富。そんな食材を使った"岩手めし"、いったいどんなご飯に出合えるのでしょうか? 岩手県出身のタレント、山川恵里佳さんが調査します。

岩手の家庭料理「ひっつみ汁」とは?

まず向かったのは、焼き肉の激戦区でもある立川市。

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約束していた「ホルモン焼肉・盛岡冷麺 道」に向かいます。岩手県大船渡市出身の店主・花川英敏さんは、地元で40年続いた名店の2代目。3軒の精肉店と契約していて、自慢のホルモンだけでもなんと23種類が味わえます!

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こちらでいただける岩手の味は、注文が入ってから手打ちするという盛岡冷麺。一般的に冷麺といえば韓国冷麺。麺が細く、辛いスープが特徴です。一方、盛岡冷麺は麺が太くコシがあるのが特徴。スープは牛と鶏の出汁がきいていて、サッパリしつつもコクがあります。盛岡冷麺は、じゃじゃ麺、わんこそばとあわせて盛岡三大麺と呼ばれているんです。
麺を打つところから見せていただところで、例のお願いを...。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」!

まかないを見せていただくことに。岩手の家庭の味・ひっつみ汁を作るそうです。

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かつお出汁に醤油・酒・みりんで味付けした汁に、大根・ニンジン・マイタケ・ゴボウ・鶏肉を入れて煮込んでいきます。本来は小麦粉を固めた生地をちぎって「ひっつみ」を作るところを、冷麺の生地で作るのが花川さんのご家庭の味なのだそう。

続いてキムチチャーハンを作ります。お米は、岩手県産の「銀河のしずく」を使用。細かく切った牛すじ肉と野菜を炒め、卵をからめたご飯を投入します。さらに冷麺用のキムチを入れて炒め、自家製コチュジャンと醤油、ゴマ油で仕上げます。

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こちらが花川さんのまかない飯。これからも美味しい盛岡冷麺を東京で広めていってくださいね。ありがとうございました!

岩手の食材たっぷり! ブランド豚のまかない飯

続いては杉並区上井草へ。

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岩手の新鮮な海の幸を手頃な値段でいただけると評判の「南部屋」にお邪魔します。メニューは120種類以上。三陸の海でとれた新鮮な海産物が人気です。店を切り盛りするのは、岩手県二戸市出身の浪岡政明さんと妹の佐藤くに子さん。

自慢の牡蠣は、岩手の知り合いから独自のルートで仕入れている三陸産のもの。大ぶりで臭みがないのが特徴です。

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ご厚意で牡蠣や南部せんべい汁をいただいたところで、例のお願いを...。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」!

開店前に、まかないを見せていただくことに。

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まずはタラの芽を天ぷらにします。

続いて、二戸ブランド豚「折爪三元豚 佐助」を炒めていきます。低温で溶け出す脂が特徴で、口の中に脂が広がるそう。醤油と焼肉のタレで焼いて味付けしたら、いったんボウルに取り出します。そこへネギとニラ、溶き卵を入れて混ぜます。

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フライパンで焼いたら、千切りのキャベツの上に広げて、マヨネーズ、ケチャップ、ウスターソースをかけて3色とん玉の完成。

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こちらが、浪岡さんのまかない飯。東北地方で「シドケ」と呼ばれる山菜のおひたしも並んでいます。

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これからも岩手の食材をたっぷり使った美味しいご飯を届けてくださいね!