空を飛べば自由になれる......？ 気球に乗って、上空数百メートルを飛ぶ。景色も良く爽快な気分になれる。鳥のように飛べたら、地上の煩わしい雑事から解き放たれるのか！？
江口のりこ主演、ドラマ25「ソロ活女子のススメ」（毎週金曜深夜0時52分放送）。主人公・五月女恵は、ひとりで好きな場所に行き、ひとりで好きなことをして、ひとりの時間を楽しむ......そんな彼女を「ソロ活女子」と呼ぶ！ ここで第6話「ソロ気球で風になる？」を振り返る。
ソロ活6「ソロ気球」
今回のソロ活は、これまでとは恵の意気込みが違う。長年の夢というか、人類の夢と言っても過言ではない。......とはいうものの、いざ行動に移そうとしたら意外なほどあっさりとインターネットで予約できてしまった。
恵が申し込んだのは宿泊付きの気球フライト体験プラン。都心から電車で1時間、アウトドアな雰囲気を醸し出す女性・吉村さんの案内で、そこから車で15分ほどの場所にある宿泊先へ向かう。気球を飛ばせる場所は意外と近かった。
吉村さんは、夫婦で気球フライトを手掛ける会社を営んでいる。宿泊先のゲストハウスは、夫が自ら古民家を4年がかりでリノベーションしたという。風情漂う外観と、内装の清潔感が心地いい。
「さすが、気球を生業にしている人は、やることが違う。もっと言えば、それに付き合っている奥さんも、スケールが違う気がする」
吉村さんは「もし、人間嫌いじゃなければ」と気遣いながら、近所の人と一緒に楽しむバーベキューに恵を誘ってくれた。
「私は、人間嫌いか......？ いや、嫌いではない。私は、人間嫌いだからソロ活をやっているわけじゃない。楽しいからやっているんだ」
恵は、バーベキューを楽しみながら吉村さん夫妻の話を聞く。2人は夫婦そろって気球のパイロット。女性のパイロットも多く、競技の国際大会に出場する人もいるそう。競技とは、決まったポイントに上空から砂袋を落としてポイントにできるだけ近い人が勝つ、などいろいろ種目はあるのだという。
吉村さんの夫によると、明日の気球フライトは、天候から1時間で10㎞ほど飛べるという。飛行距離は季節によって違う。熱気球は、気球の中の空気を暖めて、気球の外との温度差によって浮かぶ。当然、気温が低くて高く上がった方が、燃費がいいから遠くまで飛ぶのだ。
熱気球のフライトが夜明けなのも、気温が関係している。太陽の熱で空気が暖められると、上昇気流が発生して風が強くなったり、乱れたりするため操縦が難しくなる。そのため、明日も朝4時、準備開始！
「思った以上に天候に左右されるわけね。しかし、おふたりの話を聞いていたら、どんどん期待が高まってきた」
早起きしなくてはならないのに、期待が高まり過ぎて眠れなくなる恵であった。
早朝4時。恵は、気球を広げる作業から手伝う。
空気が入れられていく気球の中に入ってみると、カラフルな世界が目の前に広がっていく。
「こんなに大きかったのか......なんだか不思議な気分だ」
気球に空気が満ちると、吉村さん夫婦は風をチェック。気球はただふわっと飛ばしているわけではない。風をちゃんと読む準備が必要なのだ。
ついに恵は気球に乗船。パイロットは吉村さんの妻。地上で待つ吉村さんの夫は、「風になってきてください」と恵を送り出す。
気球はどんどん上昇。
「上っている。すごいぞ！ 私は今、空を飛んでいる」
上昇とともに肌寒さを感じるが、頭上にバーナーがあるためほのかに温かい。空気は少し薄い。雑音のない静寂の中、鳥のさえずりが聞こえてくる。
「こんなに静かな乗り物だったんだ。鳥のさえずりを聞きながら空を飛べる乗り物って気球以外ないよな......ああ、なんて気持ちの良い......」
普段の生活では絶対に味わえない世界。
「人生が変わる、とまではいかないが、"空を飛ぶ"とはまさにこのことで、一生に一度は気球に乗ってみたいという人がいるならば、できる限り早く乗ることをお勧めしたい。というか、できるなら週1で乗りたいくらいだ」
初めて見る景色、初めての爽快感。そして恵は、雲の上で移動しているにもかかわらず風を感じないことに気づく。恵が吉村さんの夫から言われた「風になれ」ということの意味とは？ 続きは見逃し配信で！
今週の"ソロ活"情報！
「SOLABASE」
北関東の埼玉・栃木・群馬の県境に広がる渡良瀬エリアにある、日本で唯一パイロットが運営する本物のバルーンガレージ＆ゲストハウス。熱気球フライト体験はもちろん、宿泊やキャンプ、バーベキューもできる。気球競技の現役選手として世界中で活躍するパイロットとともに空を飛ぶ、一生の思い出になりそうだ。
ドラマ25「ソロ活女子のススメ」(毎週金曜深夜0時52分放送)、5月14日（金）放送の第7話は？
第7話
五月女恵(江口のりこ)は、好きな時に好きな場所へ行き、ひとりの時間を楽しむ"ソロ活"に邁進中。恵は以前から気になっていた、せんべろの立ち飲み屋を訪れる。美味しいお酒とお店一推しの料理に落ち着いていた頃、店員と常連客の何気ない会話に聞き耳を立てていると...。
そして恵はせんべろの醍醐味、ハシゴ酒をするため二軒目へ。するとそこに一人の女性客がやってくる。お店のシステムに慣れていない様子の彼女をみた恵は...。
