<コロナに思う>『銃・病原菌・鉄』ジャレド・ダイアモンド氏「日本はうまく対処している他の国に学ぶべき」

テレ東プラス

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新型コロナウイルスの感染拡大、外出自粛による経済へのダメージ...。未曾有の事態に日本国内だけでなく世界中が不安に包まれる中、『ワールドビジネスサテライト』では、現在「コロナに思う」と題し、各界の著名人によるリレーメッセージをお伝えしています。

今回は世界的ベストセラー『銃・病原菌・鉄』の著者で、カリフォルニア大学ロサンゼルス校地理学教授ジャレド・ダイアモンドさんのメッセージです(4月24日放送)。新型コロナウイルスの感染拡大は世界全体の問題であると警鐘を鳴らす一方、日本に対してはオーストラリアやベトナムといった国の対処に学ぶべきだと提案します。


新型コロナの特徴は、世界全体の問題だということです。人類全体にはっきり影響を与える問題は世界の歴史で初めてのことです。

世界全体の問題ですから、各国単独では解決できません。たとえばアメリカが単独で問題を解決しても、他の国から感染者が入り込み再び広がるだけです。世界全体が「世界的問題」と認識して解決にあたらなければなりません。

もし世界がこの問題の解決へ協力できれば、たとえば気候変動問題でも協力できると思います。私たちはこれまで気候変動や資源問題で協力しようとしてきませんでした。今後1年、世界が問題解決へ本当に協力できれば、今回の悲劇は長期的にみれば幸福な結果ももたらすかもしれません。

私の妻には日本人の親戚がいますし、私も日本を良く訪れます。去年12月にも行きました。日本のみなさんにメッセージがあります。

日本はうまく対処している他の国に学ぶべきです。オーストラリアはうまくやっています。経済規模がとても小さいベトナムも。

ベトナムは2003年のSARS流行で大打撃を受けたので、今回は感染者をすぐに隔離しました。ベトナムでは感染した人は全員施設に入れられます。本人だけでなく家族も隔離されます。このため感染者や死者の数は比較的少ないのです。

またオーストラリアでは飛行機での入国を禁止しました。さらに他の州や都市間の移動を制限しています。ベトナムやオーストラリアの成功体験を参考にしていただきたいと思います。


「コロナを思う」は、テレビ東京ビジネスオンデマンドで現在配信中です。

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