50万いいねの大反響!現役大学生の「空箱職人 はるきる」さんって何者?

テレ東プラス

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Twitterのフォロワー数が37万人を超えるペーパークラフトアーティスト「空箱職人 はるきる」さん。投稿されたお菓子の箱を使った独創的なアート作品には、毎回数万件を超える「いいね」や「リツイート」があり、「神業!」「天才!」といった驚きや感動のコメントが寄せられています。

今回は、人気絶頂のはるきるさんに直撃インタビュー!ペーパークラフトに魅了された理由や気になる制作工程、今後の活動について伺いました。

神戸芸術工科大学でペーパークラフトを学ぶ大学生アーティスト

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――はるきるさんは芸大生なんですね。

「はい、神戸芸術工科大学のアート・クラフト学科フィギュア・彫刻コースに進学し、ペーパークラフトを学んでいます。Twitterなどで発表しているペーパークラフト作品は、大学の授業の課題も兼ねているんです」

――はるきるさんや同級生の方は、普段どのようなアート活動をされているのでしょうか?

「このコースは立体作品であれば表現を問われないので、僕の場合はペーパークラフトに専念して、そのスキルを大学で磨きつつ、アーティストとしても活動しています。周りには美術教師や画家志望の人、あとはデザイナーとして就職する人もいますね」

――なぜ、はるきるさんはペーパークラフトに専念されているのでしょうか?

「明確なキッカケはないんですが、子供の頃からペーパークラフトが好きで、当時好きだった仮面ライダーの変身ベルトをチラシで作ったりしていました。そうやって趣味で続けてきたペーパークラフトを専門にしたいと考えたので、現在の大学へ進学したわけです」

神業レベルのペーパークラフト作品を工作するプロセスは?

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▲「神戸ローストショコラ」のパッケージで制作したペーパークラフト作品。 「空箱職人 はるきる」さんのTwitterより

――ご自身の作品にお菓子の空箱を使おうと考えたのは、どんな理由からですか?

「2017年にTwitterで『meiji THE Chocolate』のパッケージにイラストを描くのがブームになったことがあったんです。このとき、絵を描くんじゃなくて、立体作品を作ってみたいなと思って、パッケージアート作品を作ったのがキッカケでした。ただ、当時の作品はお菓子のパッケージ以外の紙も使っていて、今とは作品制作時のレギュレーションが異なるので、SNS上では削除しています。そこから1年ぐらいは何もしていなかったのですが、ふと空箱アートのことを思い出して、アルフォートの空箱を使って立体作品を作ったんです。Twitterに投稿してみたところ予想を超えた大反響があり、本格的に取り組むようになりました」

――お菓子のパッケージのイラストにヒントを得て、ペーパークラフト作品が生まれたんですね!はるきるさんの作品は緻密に設計されていますが、どのようなプロセスで制作されているのでしょうか?

「商品名やパッケージデザイン、キャッチフレーズから連想して作品のテーマを決めたら、脳内で設計して完成図のイメージを固めます。そのイメージから展開図を逆算して、実際に手を動かしながら作品を完成させます。製作に必要な材料はお菓子の箱とカッター、はさみ、カッターマット、接着剤ぐらいです」

――脳内でイメージを完成させるというのは、かなり高度なテクニックなのでは......。自然と習得されたのでしょうか?

「そうですね、幼少期からペーパークラフトを作り続けていたので、自然とできるようになりました。展開図の考え方の基礎が理解できれば、あとは経験を積むことで、いずれはできるようになるんじゃないかなと思います」

制作プロセスを映したYou Tubeや個展の活動も

――はるきるさんがペーパークラフトを作るうえで、一番のこだわりは何でしょうか?

「純粋にパッケージのみを原材料として作品を制作すること。そしてそのパッケージを有効活用することを大事にしています」

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03_02.jpg▲「空箱職人 はるきる」さんのTwitterより

「例えば、アルフォートのパッケージでアクセントになっているゴールドの部分を船の縁に使ったり、右上に印刷されたオレンジ色のリボンを旗にしたりして、作品のデザインにも活かしています」

――最近では工作の過程を映したYouTube動画も人気ですね。これはファンの方からの要望をカタチにしたものですか?

▲「空箱職人 はるきる」さんのYouTube動画

「Twitter、Instagram、Facebookで作品を投稿していたところ、たくさんの方から『製作工程を見たい』というコメントをいただいたので、YouTubeも始めることにしました。過去作品をまとめたスライドと、プリングルスの作品のメイキング映像をご覧いただけます。今年の7月に発売された著書『お菓子の箱だけで作る空箱工作』(ワニブックス)には、初心者の方でもペーパークラフト作品が作れるようにアレンジした製作工程を型紙付きで掲載していますよ」

――10月26日(土)からは東京の池袋パルコで個展が開催されるそうですね。ぜひ見どころや意気込みを聞かせてください。

「池袋パルコの個展は未発表だった作品も展示します。週末には僕も会場に行ってサイン会を開催しますので、ぜひお立ち寄りいただけたら嬉しいです」

――最後に、ペーパークラフトを通じてはるきるさんが叶えたい夢や今後のビジョンを教えてください。

「現行のアート作品にはなんとなく難しいイメージがあって、例えば美術館で絵画を鑑賞しても、絵の良さがわからないという人もいると思うんです。僕の作品は誰が見ても魅力や楽しさが伝わるのが良いところかなって。そんなメリットを活かして、アートの難しさやわかりづらさを取っ払えるような、身近なアーティストとして活動していきたいですね」

【池袋パルコ 「お菓子の箱でつくる夢の世界展」】
https://art.parco.jp/parcomuseum/detail/?id=305

【取材協力】
空箱職人 はるきる
Twitter:https://twitter.com/02ESyRaez4VhR2l
Instagram:https://www.instagram.com/kharukik97/
You Tube:https://www.youtube.com/channel/UCepuN5vRADX0Vem4ZR3uGlQ