【現場潜入】乃木坂46 与田祐希「新しい家族が増えたような気持ち」

公開: 更新: テレ東プラス

記事画像
プラモデルを通じて、リコと家族の成長する姿を描くホビー・ヒューマンドラマ、木ドラ24「量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-」(毎週木曜深夜24時30分)。

物語も佳境へと差し掛かる第9話のロケに潜入!「矢島模型店」での撮影の様子と、主演の与田祐希さん(乃木坂46)、共演の田中要次さん、石田悠佳さん(LINKL PLANET)のインタビューもお届けします。

【動画】TVer:乃木坂46・与田祐希「新しい家族が増えたような気持ち」シリーズ最終章!

「矢島模型店」に潜入!


記事画像
「量産型リコ」最終章となるシーズン3は、“家族”がテーマ。東京で派遣の仕事をしている小向璃子(リコ)は、祖父の死をきっかけに実家へ。遺品から作りかけのプラモデルを見つけ、祖父が通っていた「矢島模型店」を訪れ完成させることに。プラモデルを通じて祖父のこと、家族のことをもっと知っていく…という、リコのひと夏の物語です。

記事画像
6月某日、都心から電車に揺られて約2時間、リコが通う「矢島模型店」へ。日暮れ時、山間の街道には街灯もなく、店から漏れる灯りだけが辺りを照らし幻想的な雰囲気。

記事画像
今回は、一軒丸ごと「矢島模型店」に大改造。店内には1200箱ものプラモデルの箱を陳列し、天井のカイトや、ミニ四駆のサーキットなど、ワクワクするような店内に。

記事画像

【現場潜入】乃木坂46 与田祐希「新しい家族が増えたような気持ち」
また、店頭にはお得なワゴンセールやオススメ品もあります。

記事画像
入口正面のショーケースには、貴重なプラモデルがズラリ。第3話にも登場した与田さんデザイン監修の「MG 1/100 量産型リコ専用ザク」も。黄色と白のカラーリングをベースに、右肩のシールドに貼られたヤギのゴンゾウのイラストなど、与田さん直筆デザインのマーキングシールがたまらなくかわいい!

記事画像
その奥には、作業場や、店員たちが過ごす居間も。黒板にはバイトのシフト連絡も書き込まれています。

記事画像

記事画像
今作は店内が広くなったことで、撮影できるアングル、手法などもグンと増えています。その分、どの部屋も細部まで作り込まれているので、画面の隅々まで要チェックです!

記事画像

記事画像
ドラマスタッフは、矢島模型店Tシャツを着用!そんな「矢島模型店」での撮影。主人公・リコ役の与田祐希さんと矢島模型店アルバイト店員・アオ役の石田悠佳さんは、居間で食卓を囲むように待機中。リラックスした様子は、まるで姉妹のよう。

店主の“やっさん”こと矢島一役の田中要次さんは、店外のイスに座って景色を眺めがら夜風にあたっていました。

プラモデルがより魅力的に映るよう、パーツや角度などミリ単位の調整が重要なため、スタッフによる現場のセッティングに時間がかかります。

記事画像
いよいよ撮影。プラモデルが完成し、声を揃えて「ギブバース!」のシーンです。

第9話では、アニメ「コードギアス反逆のルルーシュ」に登場する機体「ランスロット・アルビオン」のプラモデル(HG 1/35 ランスロット・アルビオン)を作成。

記事画像
スタンバイ中、与田さんは「ランスロット・アルビオン」のイントネーションを何度も確認。そしてポージングも3人で合わせます。

また、中川和博監督から与田さんに、リコが抱える心境について説明も。やっさんとアオからの言葉、そしてリコの想い…いろんな感情がつまったシーンです。

記事画像
撮影がはじまると、和気あいあいとした雰囲気から一転、緊張感に包まれます。プラモデルを組み立てるかのように、俳優、セット、小道具、照明、カメラ…全てのパーツが完璧に揃って「ギブバース!」したシーンは放送で!

キャストインタビュー


記事画像
ついに迎えた最終章。撮影の合間に、これまでの「量産型リコ」を振り返り、3人にお話をうかがいました。

――3シーズンを通じて「矢島模型店」での印象的なエピソードを教えてください。

与田「シーズン1、2は、撮影の合間に、みんなで一緒に雑魚寝していました。今回は、なかなかタイミングがなくて」

田中「今回、なんで寝ないんだろう? 店が広くなって、待機できる場所があるからかな(笑)」

与田「1、2は隙さえあれば転がっていたんですけど(笑)。今回も、やっさんは長台詞、説明台詞が多くて大変だから、やっぱり転がりましょう」

田中「一回くらい川の字になるか(笑)」

――プラモデル作りの腕前は上達しましたか?

田中「劇中では、リコしか作っていないんですよ」

与田「今回は、ちょっとあるじゃないですか」

石田「やっさん、初のマイ“ご開帳”」

田中「そうですね、今回は一緒に作る回もありましたね(第5話『峠を越えたい』)。作った後に、プラモデルにはあるまじき行為をしていましたね。“こんなことしたら壊れるじゃん”って(笑)」

――田中さん、石田さんから見た、与田さんのプラモデルの腕前は?

田中「3回目なので、(初めてのプラモデル作りという設定なのに)初回からちょっと手慣れた感があって、“初めてに見えないぞ”って思いました(笑)」

石田「確かに(笑)。ニッパーの持ち方が、プラモやってる人です」

与田「シーズン1、2では、私の不器用っぷりが炸裂して、何回もやり直しして。私も不器用な自分を理解して、難しいなって思いながらやっていたんです。今回から褒められるようになって、うれしかったですね。『さすがですね』と言われて、『それほどでも~』って(笑)」

――そんな与田さんデザイン監修の「MG 1/100 量産型リコ専用ザク」が発売されますね。

与田「私が去年の撮影現場に着て来ていた、パジャマ代わりの甚平が黄色で。夏と言えばこれだなと、そんなところからインスピレーションを受けデザインしました。リコモデルと見せかけて、与田祐希の甚平モデルなんですよ(笑)」

石田「作ります!」

与田「本当? 私の手描きのゴンゾウ(ヤギ)のシールもあるんですよ。これは、第2話にもショッピングモールのお土産として登場しました」

――お三方の現場での様子を拝見していると、お父さんと娘たちの“家族”のようでした。与田さん、石田さんから見て、田中さんはどんな方ですか?

与田「めっちゃおちゃめです。カメラを向けると、かわいいポーズをしてくれます(笑)」

石田「そう(笑)」

田中「すぐ涙目になるし(笑)」

与田「涙もろいんですよ。さっきも、ご飯食べながら猫の話をして、泣きそうになって(笑)」

田中「やめろ、また来た…(目頭を押さえる)」

――最後に与田さんから、視聴者にメッセージをお願いします。

与田「シリーズ1、2は、プラモデルを通して、会社のみんなと切磋琢磨し、成長していくのがテーマでしたが、3ではガラッと変わり実家が舞台です。私も田舎から上京して、アイドルの仕事を始めたので、今までのリコの中で一番近しいものを感じていて、田舎に帰ったような、新しい家族が増えたような気持ちで撮影しています。矢島模型店も、もうひとつの家族のようですし、貴重な夏を過ごしているなと思います。
家族の温かさがみなさんにも伝わればうれしいですし、プラモデルを通してリコと家族の仲が深まっていく様子も見ていただきたいと思います」

こちらのシーンは、今夜放送、木ドラ24「量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-」(毎週木曜深夜24時30分)第9話で!

第9話
リコ(与田祐希)たち家族が暮らす十一町では、温泉リゾート開発計画が進んでいた。小向一家が住民説明会に参加すると、建設予定地のエリアにまさかの小向家が該当されていて、リゾート会社からの立ち退き交渉がはじまる。小向家では立ち退きに対する賛否の意見が真っ二つに割れてしまい大喧嘩が勃発してしまう…。
結論を出せずに頭を悩ませたリコは、矢島模型店へ…。果たしてリコはリコや家族の正義を見つけることができるのか!?

木ドラ24「量産型リコ -最後のプラモ女子の人生組み立て記-」第1話~3話と最新話は「TVer」、「ネットもテレ東」で期間限定無料配信中!

ヘアメイク:秋田あゆみ
スタイリスト:中村絢

(取材・文/佐藤ろまん)