中島健人演じる弁護士・保田理（中島健人）が、ネットやSNSトラブルを解決！ ドラマ8「しょせん他人事ですから 〜とある弁護士の本音の仕事〜」（毎週金曜夜8時）。第2話を振り返り、保田理弁護士から学ぶネットトラブル対処法を解説！
保田理弁護士から学ぶネットトラブル対処法#2
【今回のトラブル】
依頼人は超人気アーティスト、兄妹デュオ・ヌーヌーのリオ（野村周平）と妹リホ（平祐奈）。「ヌーヌー中学時代のいじめ動画流出！」と投稿された動画が拡散され、SNSでは「元は不良だった」「暴力兄弟」「犯罪者は消えろ」「死んでいいだろ」など誹謗中傷が殺到し炎上。リホは心労で過呼吸に。事実無根だと訴えるリオは最初投稿者と拡散した全員を特定し、「全員晒し上げ」と語気を荒げる。
【どこまでが犯人？】
被害者が有名人のため、デマが拡散され大騒動に。どこまでが「犯人」となるのか？ 最初の投稿者は犯人として、その投稿を拡散した人や誹謗中傷した人も同罪なのか？
本作に登場するSNS「ツブヤイター」を使って説明すると、
・「リツブヤキ」は普通に「ツブヤキ」したのと同じ。
・元の「ツブヤキ」に権利侵害があり、それをそのまま拡散したらアウト。
その内容を否定するような意見が書いてあれば権利侵害にはならない。
【トラブル解決策】
ヌーヌーの場合、最初の投稿だけでも3万以上拡散されている。情報開示請求により、リオは「全員特定」を主張するが、保田弁護士は「アカウントを100に絞る」ことを提案する。
理由のひとつは、アクセスプロバイダは三ヵ月程度しかログを残さないため、時間がかかれば証拠がなくなってしまうこと。効率的に進めるため、特に酷い書き込みをしたアカウントをピックアップし、数を絞る。
もうひとつは、費用。保田弁護士の概算によると。100件だと最低でも1千万円、2～3千万円の覚悟が必要。
また、被害者側が、犯人を「晒し上げる」と公言するのは厳禁。情報開示請求には正当な理由が必要なため、やられたらやり返すはアウト！
【保田弁護士からのワンポイントアドバイス】
悪口を世間話でつぶやくのと、ネットでつぶやくのは大違い！
つぶやく側は独り言でも、ネット上にはその先に大勢の人がいる、その中には本人だっているかもしれない。
解決に向かうかと思われたこの一件は、想像もつかない方向へと転がっていくことに!?
また、前回の主婦ブロガー・桐原こずえ（志田未来）炎上のその後も。誹謗中傷した犯人、同じマンションに住む主婦・（足立梨花）からの謝罪と和解金を勝ち取ったものの、早々に支払いが滞ってしまう。保田弁護士は、犯人に“お仕置き”をするため驚きの行動に出る!?「ネットもテレ東」、「TVer」で第1話、第2話を期間限定配信中！ 1話4分でサクッと見られるダイイジェストも配信中！
