白石聖、バディを組む中島健人は「“コンサルタント”のような方」

公開: 更新: テレ東プラス

ドラマ8「しょせん他人事ですから 〜とある弁護士の本音の仕事〜」(毎週金曜夜8時)。ネットにまつわる身近な問題を解決するリーガルドラマで、主人公の保田理弁護士(中島健人)とバディを組むパラリーガル・加賀見灯を演じる白石聖さんにインタビュー。

【動画】SNSトラブル解決!中島健人は「“コンサルタント”のよう」!?

SNSとの付き合い方


「しょせん他人事」白石聖インタビュードラマ8「しょせん他人事ですから 〜とある弁護士の本音の仕事〜」第2話より

――本作は、ネット炎上、SNSトラブル、誹謗中傷などを解決していきます。白石さんはSNSなどとの付き合い方で意識されていることはありますか。

「SNSを始めた頃は反応をもらえることがすごく嬉しくて、コメントを読むのが楽しみでしたが、中には目にしたくない言葉もあって…。自分を客観視できることもありますが、今は無差別にコメントが流れてくるようなSNSはあまり見なくなりました。見たい情報を自分から選べるものの方が、私には合っていると思います」

――ご自身を守る方法を見い出されているんですね。ドラマには、それができずに困っている依頼人がたくさん登場しますが、この作品から学んだことはありますか?

「身に覚えのないことや憶測でのコメントが気になってSNSを見てしまう時点で、心が侵食されていると思うんです。第1話で、ネット炎上に悩む依頼人に、保田先生が『アプリ消しておきました』と言うシーンがあるのですが、自分からストレスになる状況を排除することも大切で。『SNSには見なくていいものもある。見るものは自分で選択していいんだよ』と改めて教えてもらった気がします。また、トラブルが起きた時、自分でサイトに問い合わせをすれば、コメント削除などの対応をしてもらえることも初めて知りました」

「しょせん他人事」白石聖インタビュードラマ8「しょせん他人事ですから 〜とある弁護士の本音の仕事〜」第2話より

――真面目で仕事熱心な駆け出しのパラリーガル・加賀見灯を演じられていますが、初めてのパラリーガル役はいかがですか?

「最初は専門用語が多くなるのかなと思っていましたが、そういう部分は今のところ保田弁護士役の中島さんが全部引き受けてくださっています。灯の今後に期待ですね(笑)。依頼人の事情を聞いて、『絶対になんとかしましょう!』と相手に感情移入しやすいキャラクターなので、パラリーガルという役職よりも、彼女のパーソナルな部分にフォーカスして演じています」

――灯に共感するところもありますか?

「私は、灯ほど正義感が強いタイプではないと思います(笑)。ただ、実際にインターネット上でトラブルに巻き込まれた人の気持ちを考えることも多いですし、灯と同じように感情移入しやすい部分もあるかなとは思います」

中島健人はコンサルタント!?


「しょせん他人事」白石聖インタビュードラマ8「しょせん他人事ですから 〜とある弁護士の本音の仕事〜」第2話より

――保田弁護士役の中島さんは専門用語などの難しいセリフが多いとおっしゃっていましたが、間近でご覧になっていていかがですか?

「すごく大変そうです。でも、本番ではその大変さを一切感じさせないんです。初日から膨大なセリフを流暢にお話されていたのですが、中島さんは『もっと早口な方がいい。全然ダメだな』と自己分析されていて。自分にさらなるハードルを課して、淡々とした保田先生らしさを追求されている姿を見て素晴らしいと思いました」

――中島さんの印象や、現場でのお2人の様子は?

「中島さんは“コンサルタント”のような方です(笑)。中島さんの中に“これが白石聖だ!”という像があるみたいで、『肉を食べるとしても焼肉じゃなくて、しゃぶしゃぶでしょ?』と言われたり、オフの翌日には『昨日、何をしていたか当てる』とクイズが始まって『おしゃれな雑貨屋さんに行って、その後アフタヌーンティーしたでしょ?』と言われたり(笑)。全く当たってないですが(笑)、“私はこういう見え方をしているんだ”と勉強になります。役衣装も『その衣装いいね』と褒めてくださることがあるので、自分に似合うものを教えてもらっています」

――中島さんはどんな衣装がお似合いだと?

「原作の灯は紫のスーツを着ているので、ドラマの衣装にも必ずどこかに紫が入っているのですが、ブルー系を着ることもあって、水色の時には褒めてくださいますね。確かに、水色は顔まわりが明るく見える気がします。どの衣装もかわいいのですが、特に『私もこの衣装好きだな』と思うときに声をかけてくださることが多いのでうれしいです」

「しょせん他人事」白石聖インタビュードラマ8「しょせん他人事ですから 〜とある弁護士の本音の仕事〜」第2話より

――撮影裏の楽しげな雰囲気が伝わってきます。ドラマの見どころのひとつでもある“バディ感”はそういった現場での空気からも生まれているんですね。

「中島さんのおかげです。現場は和気あいあいとしていて、ゲストも中島さんと共演経験がある方が多いので、毎回同窓会のようです。

中島さんからは、“座長としてこの番組を盛り上げよう”という気合いが伝わってきます。お互いにSNS用の写真を撮り合ったりして、“一緒に盛り上げていきましょう”というチーム感が日々高まっていると思います」

――保田弁護士は「しょせん他人事」をモットーにネットトラブルと向き合っていますが、白石さんのお仕事や生き方に対するモットーは?

「10代の頃からずっと“何色にも染まらない”ということを意識しています。まっさらな状態だからこそ、演じるときに何色にでもなれると思うんです。この仕事をしていると、“感覚が違うな”と感じる方と出会うこともありますが、私たちが演じるのは様々な職業の方なので、そこにズレが生まれないように。感覚を忘れないようにしたいと思っています」

「しょせん他人事」白石聖インタビュー
今夜放送、ドラマ8「しょせん他人事ですから 〜とある弁護士の本音の仕事〜」(毎週金曜夜8時)第2話。今回の依頼人は超人気アーティスト!

第2話
誹謗中傷で提訴したこずえ(志田未来)は、犯人からの謝罪と和解金を勝ち取ったが早々に支払いが滞る。保田(中島健人)は犯人に“お仕置き”をするため驚きの行動に出る。
灯(白石聖)が大ファンの兄妹デュオ・ヌーヌーのリオ(野村周平)が事務所に現れる。拡散されたイジメ動画をきっかけに大炎上。妹リホ(平祐奈)は心労で過呼吸に。事実無根だと訴えるリオは犯人全員を吊るし上げたいと語気を荒げるが…。

ネットもテレ東」、「TVer」で、第1話を無料配信中!

【プロフィール】
白石 聖(しらいし・せい)
1998年8月10日生まれ。神奈川県出身。2016年俳優デビュー、2018年放送のドラマ「I"s」(BSスカパー!)で700人の中からヒロインに選ばれ、2019年に結婚情報誌「ゼクシィ」の12代目CMガールに抜擢されるなど注目される。ドラマ「恐怖新聞」(東海テレビ/フジテレビ系)、「とりあえずカンパイしませんか?」(テレビ東京)、「フェルマーの料理」(TBS系)、「幽☆遊☆白書」(Netflix)、「新空港占拠」(日本テレビ系)など出演作多数。9月6日(金)「白石聖写真集(仮)」(宝島社)発売。
X:@shiraishi_sei
Instagram:@shiraishi_sei

(取材・文/nakamura omame)