5月27日（月）に放送した「家、ついて行ってイイですか（明け方）」（毎週月曜深夜）では、群馬県・前橋市で出会った超明るい母娘のお家について行きました。

群馬県・前橋市の観光スポットのひとつ、赤城南面千本桜。多くの花見客で賑わう中、女性3人組に声をかけると、親子でした。番組スタッフが単刀直入に「家、ついて行ってイイですか？」とお願いすると、娘さんの1人が大興奮！ 「子どもの夢を叶えてほしい」と今度は娘さん2人揃って頼み込み、お母さんは「わかった」と根負け。ありがとうございます！
交渉成立したところで、屋台のお買い物代をお支払い。姉妹は熱々のじゃがバターや焼きそば、唐揚げ、ラムネなどをゲットしてうれしそう♪

【動画】一番お金がかかる時に養育費が途絶え…3姉妹の両親の離婚理由と父親が米国に帰ったワケ

姉妹の名前は、次女・まいあさん（21歳）と三女・れいあさん（20歳）。長女のきりあさん（24歳）は看護師をしているそうで石垣島でお仕事中とのこと。「母はあきこ（51歳）。お父さんがアメリカ人です」と、まいあさんが家族構成を説明してくれました。まいあさんの仕事は特殊メイクで、れいあさんは大学3年生。

あきこさんの運転でお家に向かいます。車中、姉妹はあるドラマにハマっているとかで、ゾンビの真似をして大盛り上がり。いつもこんな感じだそうで、母・あきこさん（51歳）は淡々と運転に集中。到着すると愛犬のカーリーくん（3歳）がお出迎え！ あきこさんは自宅で英語教室を開いていることもあり、間取りは7DKとかなり広めです。

まいあさんの部屋には専門学校時代に制作したという強烈な作品が！ 現在はフリーランスで特殊メイクアーティストをしており、人気漫画の実写映画にも「特殊造形物（の担当）で入った」そうです。

続いて浴室に案内してもらうと…あきこさんがゾンビの真似をしながら浴室の扉に激突！？ すると姉妹は大爆笑！ 昨日も姉妹2人で仲良くお風呂に入っていた時に「お母さんがゾンビの真似して」現れたそうです。さっきは娘さんたちがゾンビごっこをしても素知らぬ顔で運転していたあきこさんですが、母親の影響だったんですね（笑）。

「ここがうちで最もヤバい部屋」と、まいあさんが案内してくれたのはダイニング。教室も壁一面パステルピンクでしたが、全体的にとってもカラフルです。「明るいと元気出るからかな…」と、あきこさん。カーリーくんがつくった壁の傷も全部自分で修復したそうで、「節約です、大変なんです。うちは…」。

体育教師になることが目標だというれいあさんの部屋を案内してもらうと、父親と3姉妹が写った写真が出てきました。そういえばお父さんの姿が見えませんが…「お父さんはいないですね、かなり長い間…。離婚してしまっているので」。離婚したのはあきこさんが36、37歳の頃で、理由は「考え方の違い」だったといいます。

毎月20万円ほど養育費を入れてくれていたことには感謝していると、あきこさん。しかし途中からゼロになり、生活は厳しくなっていきました。娘さんたちの進学で一番お金がかかる時期に途絶えたそうで、「国（アメリカ）に帰っちゃった」。

「お母さんが自分の時間がないくらい、何個もアルバイトを掛け持ちしてて」と娘さんたちも当時を振り返ります。あきこさんは、午前中は飲食店で働き、午後5時から10時まで自宅で英語を教える生活をここ何年も続けていたとのこと。

一方、まいあさんは「私は普通に（父に）会いたい」と吐露。れいあさんも「私の人生を語りたい」と続けます。お父さんに会って、仕事のことや普通の親子の会話がしたいのだそうです。「そうかあ」とうなずきながら話を聞くあきこさん。今はとっても明るいあきこさんですが、元夫がいなくなった頃はよく泣いていたそうです。そんな傷心のあきこさんを救ってくれたのは、長女のきりあさんでした。

泣いていた時にまだ小さかったきりあさんがティシュペーパーの箱を持ってきて、「マミー、はい」と気遣ってくれたのだとか。「子どもに泣いている顔を見せちゃダメだよなって」。「自分だけの事だと頑張れないけど、子どもの事だとお母さんって頑張れる。元夫がいなかったら、この子たちはいなかったから」と話しながら、「やだ、泣きそう」と目がウルウルし始めます。

ここで離れて暮らすきりあさんにテレビ電話することに。母・あきこさんについて尋ねると、返ってきた答えは「スーパーマン」！ 「離婚してめっちゃ大変だったと思うし、自分だったら折れてた」といい、「3姉妹が大人になるまで育て上げたのはマジですごい。そんなに苦労させられた事もなかったし、ずっと楽しかったし。バイタリティとメンタルがすごい」と母親にリスペクトを示します。ついに、あきこさんは涙腺崩壊。すると娘さんたちから「ゾンビの真似していた人とは思えない」とツッコみが（笑）。