ニッポンの万年筆を支える職人技にドイツ女性が感動!“万年筆の神様”とも対面:世界!ニッポン行きたい人応援団

公開: 更新: テレ東プラス

ニッポンに行きたくてたまらない外国人を世界で大捜索! ニッポン愛がスゴすぎる外国人をご招待する「世界!ニッポン行きたい人応援団」(月曜夜8時)。毎回ニッポンを愛する外国人たちの熱い想いを紹介し、感動を巻き起こしています。

今回は、カナダ男性とドイツ女性の来日の様子をお届けします。

【動画】ニッポンのしめサバを愛するイギリス男性が来日!

樹齢100年以上!高知で幻の柚子に出会ったカナダ男性


紹介するのは、カナダに住む「ポン酢」を愛するショーンさん。

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自宅でニッポンの調味料・ポン酢を手作りしているショーンさんは、5年前に初来日。大阪の「勝貴屋」でポン酢作りを学び、前回、帰国後の進化をビデオレターで報告してくれました。実は来日した際に、「本物の柚子を見てみたい」と話していたショーンさん。柚子の生産量全国1位の高知県にも訪れていました。

種を植えてから最初に実がなるまで、15年以上かかる柚子。そこで、みかんの木に柚子を接ぎ木して成長を早める方法が開発され、3〜5年で収穫ができるように。市場に出ている柚子のほとんどはこのように育てられているそう。

今回ショーンさんがお世話になるのは、今はほとんど栽培されていない、種から育てる実生柚子にこだわる川島弘明さん。その柚子は、2018年に亡くなったフランス料理界の巨匠、ジョエル・ロブションも認めたほど。

柚子の味や香りは、地中から吸い上げるミネラルや栄養分によって決まるといわれ、樹齢を重ねた木ほど根が深く張り、芳醇で濃厚な実に。川島さんが育てている柚子は、樹齢100年以上! 世界にも類を見ない、幻の柚子です。

収穫のお手伝いをさせていただけることになり、早速、川島さんが所有する山へ。山道を歩くこと30分、高さ約15メートルまで育った柚子の木が! 樹齢100年を超える「枯木(こぼく)」と呼ばれる柚子です。

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江戸時代に植えた種から、代々川島家によって守り育てられ、樹齢200年を超えた柚子の木。種から育てた柚子は、接ぎ木で育てた木の3倍以上の高さに成長するため、収穫も命がけです。初めて枯木柚子を目にしたショーンさんは、「ようやく本物に出会えました!」と感動!

高いところが苦手なショーンさんですが、収穫に挑戦。苦労して採った実を2つに割ると、豊かな香りが。この香りの秘密は皮にあります。油胞と呼ばれる無数の点に、香り成分の精油が凝縮。一般的な柚子と比べ、枯木は精油が多いそう。

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川島さんが柚子の一番美味しい食べ方を教えてくださいました。枝につけたまま柚子を揉み、かじって果汁を吸うのです。ショーンさんも柚子を吸うと、「美味しいです!」と絶賛。最高の鮮度でいただく柚子に大満足。

その夜の歓迎会。枯木柚子を使ったポン酢でカツオのたたきを堪能し、柚子釜に入ったヌタや、酢の代わりに柚子果汁を使った田舎寿司などもいただきました。

さまざまな料理に使われる枯木柚子ですが、実は収穫量が少なく、市場に出しても値が付かないそう。それでも川島さんは、自らを「柚子馬鹿」と称し、柚子本来の味を知ってもらおうと全国をかけ回り、枯木柚子の存在をアピールしています。
「僕は枯木柚子の栽培をやっていて、ショーンさんみたいな人が来てくれたのが良かったなと思った。だってやってなかったら会えなかったもん」と川島さん。ショーンさんも「こちらこそ! とても幸せです。こんな情熱を持った方に出会えたのですから!」と伝えます。

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別れの時。川島さんから「柚子馬鹿」とプリントされたTシャツと枯木柚子のポン酢をいただいたショーンさんは、お返しに、感謝の思いを込めた手作りの柚子チーズケーキをプレゼント! 昨夜、ホテルのキッチンをお借りして作ったものです。
柚子チーズケーキは川島さんのお子さんに大好評! 川島さんにも喜んでいただき、ショーンさんは「素晴らしい時間でした」とハグを交わしました。

あれから5年…川島さんのもとに、ショーンさんからのビデオレターを届けます。

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番組出演がきっかけで、帰国後に近所で柚子を育てる日本人男性と出会い、苗を譲ってもらったショーンさん。3年で高さ約90センチまで成長し、実はグリーンピースほどの大きさに。今回は、この柚子を使った料理を披露します。

小型のピーラーで皮を剥き、20個分の皮に、塩と青唐辛子のみじん切りを加えて擦れば、柚子胡椒の出来上がり。続いて、柚子胡椒と相性がいい料理を作ります。牛肉のショートリブを、ポン酢ベースの特製ソースで1時間漬け込み、焦げ目がつく程度に焼いたら、特製ソースと一緒に圧力鍋へ。柔らかくなったら熱々のご飯にのせ、特製ソースと柚子胡椒をかけて完成!

小さくても美味しい柚子ですが、「できればもっと大きく育てたいです」とショーンさん。そこで、ショーンさんと川島さんを中継でつなぎ、アドバイスをいただくことに。川島さんはビデオレターについて、「とっても愛情が伝わって柚子馬鹿ぶりが素晴らしかった!」と感想を。「柚子馬鹿は永遠です」とショーンさん。
早速、柚子の件を伝えると、川島さんは寒い時の気温について質問。ショーンさんの住む地域は0度~マイナス2度ぐらいで、冬は柚子をガレージに入れているそう。
川島さんによると、柚子の木は寒さに強いため、ショーンさんが住む環境なら外で土壌に植え替え、根を伸ばすことが重要だとか。

5年前にプレゼントしてくださった特製Tシャツを改めて送ってくださるという川島さん。「Tシャツ着て、柚子の料理とか頑張ってください。日本から応援しています」と激励の言葉をいただき、「頑張ります!」と意気込むショーンさんでした。

ショーンさんをニッポンにご招待したら、カナダで柚子の木を育て、川島さんファミリーとの絆がますます深まりました!

万年筆の製造工程を見学! 憧れの「長刀研ぎ」に大興奮


続いて紹介するのは、ドイツに住む「万年筆」を愛するフランチスカさん。

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近年、日本でひそかなブームとなっている「万年筆」。かつては中高年男性のステータス的な高級文具のイメージが強かった万年筆ですが、400円ほどで買えるものが登場し、若者の間で需要が拡大。万年筆独自のカラフルなインクにハマる“インク沼”という言葉も話題に。

そもそも万年筆は、1883年にアメリカ人のルイス・エドソン・ウォーターマンが基礎となるペンを開発。日本でも1900年代前半に、セーラー万年筆、パイロットコーポレーション、プラチナ万年筆と、国内三大メーカーが相次いで創業しました。
日本は世界で最も多く文字の種類を扱うと言われ、あらゆる文字に対応するために、ペン先がニッポンで独自に発展。1940年には世界の半分以上がニッポンで生産され、アメリカ・ドイツと並ぶ「世界三大万年筆生産国」と言われるまでに。

フランチスカさんが、ニッポンの万年筆に出会ったのは2年前。仕事でいつもドイツ製の万年筆を愛用していましたが、ふとインクタンクに書かれた「パイロット」の文字が気になり、調べたところ日本製だと判明。

それを機にパイロットの万年筆を使ってみたところ、書き味の素晴らしさに感動し、ハマってしまったそう。以来2年で買い集めたニッポンの万年筆は22本。チャンスがあればニッポンに行き、「万年筆の製作過程を見てみたいです」と夢を語ります。

そんなフランチスカさんを、ニッポンにご招待! 念願の来日を果たしました。

向かったのは、神奈川県平塚市の「株式会社パイロットコーポレーション」。消せるボールペン「フリクション」など、世界でもトップクラスのシェアを誇る総合筆記具メーカーです。
1918年、もともと船乗りだった並木良輔と和田正雄が、日本から世界に誇れるものを送り出したいと、日本初の純国産万年筆を生産するため「並木製作所」を設立。1938年に業界を先導するという思いを込め、社名を「水先案内人」を意味するパイロットに変更しました。

今回は、平塚工場の岸恵未さんの案内で、「カスタム742」の製造工程を見せていただきます。パイロットの万年筆を代表するカスタム742は、書く人のさまざまな好みに応えるため、選べるペン先は16種類。中でもフランチスカさんが最も使うという、細字のペン先の作り方を見せていただくことに。

パイロットは、部品の製造から組立まで一貫生産を行う、世界で唯一の万年筆メーカー。100年以上の歴史でほぼ変わらないという製造工程には、滑らかな書き味を生み出す数々の職人技が!

まずは、ペン先の土台となる、金を混ぜた合金を作ります。金は錆びにくく軟らかいため、滑らかな書き味に。混ぜる銀や銅の分量で14金、18金、20金となり、金が多いほど軟らかいペン先になります。そんな合金の鋳造を、職人歴25年の石井晃一さんに見せていただきます。作るのは、14金のペン先。創業以来変わらない鋳造は一発勝負。材料となる金・銀・銅を1300度で溶かして1つの合金にしていきますが、温度が低いと金属が十分に混ざらず、高すぎると酸化が進行し、もろい合金に。

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適切に混ざっているかを判断するのは、かき混ぜるための炭素の棒から伝わる感触と、溶けた合金の色。失敗すれば、高価な金が台無しになる緊張の作業です。しっかり混ざったら、炉に鋳型をセットして溶けた合金を流し込み、水で冷やすと14金の地金に。

続いて、出来上がった合金を圧延機に入れ、ペン先の薄さになるまでのばします。一気にのばすと合金が割れてしまうことがあるため、繰り返すこと100回、1.2センチの合金が0.5ミリほどになったら、ペン先の形に打ち抜きます。

次は、ペン先の先端につけられた球状の部品「ペンポイント」。金合金のままだと、書く際に金が少しずつ摩耗するため、紙に触れる先端に硬い合金のペンポイントをつけることで、ペン先を守ります。ペンポイントを作るには、粉末の原料に、約3000度のプラズマを照射。1ミリ以下の球を生成し、これを選別して仕上げていきます。
実は、生成された球には微妙に歪みのあるものが。これをそのままペン先につけてしまうと、滑らかな書き味が失われてしまいます。そこで、完全な球体を選別するのが新倉哲也さん。パイロットの中でも数名しかできないという作業を見せていただきます。

新倉さんは、顕微鏡越しに1日3000~5000個を選別。歪んでいるものは除外されます。フランチスカさんも選別に挑戦しますが、選んだものをチェックしてもらうと、残念ながら完全な球体ではないとのこと。「スーパーヒーローの目みたい」とフランチスカさん。

そして、ペン先の形に型抜きした合金とペンポイントを溶接。刻印を打ち、プレス機にかけて丸みをつけたら、ペン先に切れ目を入れる工程へ。

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ボールペンはペン先のボールが回転してインクを転写するため筆圧が必要ですが、万年筆は軸の中に貯まったインクがペン先の切れ目「切り割り」を通り、流れ出る仕組み。筆圧をかけなくてもスムーズに書くことができるのです。

回転する砥石で切り込みを入れたら、次は開いた切り割りを寄せていく工程。実は、ペン先は毛細管現象を働かせるため、先端に向かって切り割りの幅が狭くなっています。
毛細管現象とは、液体が細い空間に接すると、液体が重力に関係なく浸透する現象。万年筆はこの現象を利用してインクを紙まで運びますが、切り割りの幅が均等のままだと、インクが紙に届く前に止まってしまいます。そこで、先端に向かって幅を狭くするのです。

切り割りの幅は、わずか0.15ミリ。この作業は繊細で、人の手でしか行えません。早速、幅を狭める作業をこの道30年の谷平恵さんに見せていただくことに。

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ペン先をねじるようにして、先端に向かって徐々に幅を狭くしたら、今度はそれを立体的に見て、互い違いになっていないかをチェック。さらに、このペン先が何グラムで開くかを確認します。万年筆には、筆圧の強弱で文字の太さを調整できるという特徴が。これにより「はね」や「はらい」など微妙なニュアンスも表現できるのだとか。谷平さんは、指先の力加減だけでペン先が開く強度を変え、微妙な線の太さまで表現できるよう調整しているのです。

お昼休みの後は、いよいよペン先を作る最後の工程、ペンポイントの調整へ。切り込みはペンポイントにも入れるため、2つに割れた先端には角が。この部分をそのままにすると、ざらざらとした書き味になってしまうため、滑らかな書き味になるよう人の手で削っていきます。職人歴30年の高橋さんは、周囲から遮断された部屋で、音と感触でペンポイントの凹凸を判別。何度も書き心地を試しながら、ゴム製の砥石にかけることでペンポイントの角を削っていきます。
こうしてできたペン先に軸やキャップをつけ、パイロット万年筆カスタム742が完成!

翌日は、平塚工場内の「蒔絵工房NAMIKI」へ。蒔絵の万年筆を専門に製作する工房です。
蒔絵とは、漆をつけた筆で絵を描き、金銀の粉を蒔いた絵のこと。パイロットの前身である「並木製作所」は、この蒔絵を施した万年筆を世界で初めて製作しました。今回は職人歴31年の千田正樹さんに、製作の様子を見せていただきます。

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漆をつけた筆で模様を描き、粉筒と呼ばれる道具で上から金粉を。漆は水分と反応して固まるため、1つの工程が終わったら湿度の高い木箱の中で1日置いてから次の工程へ。千田さんによると、1日1工程しかできないため、3〜4カ月かけて1本の万年筆を作るとのこと。

完成までには100以上の工程が。漆を塗っては少しずつ絵や模様を描き、その上にまた漆を重ね、研いで模様を出していきます。これは研出蒔絵と呼ばれ、模様に奥行きが出る技法です。「(万年筆自体が)小さいですからね、細かい作業がたくさんありますよね」とフランチスカさん。千田さんは、万年筆に絵を描くのが難しいことを理解してもらえて「本当に嬉しいです」と話します。

ここで、フランチスカさんも蒔絵の絵付けにチャレンジ! 万年筆では難しいため、平らな板に蝶の絵を描かせていただきました。

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別れの時。お世話になった皆さんに感謝の手紙を書いたフランチスカさん。「万年筆にどれほどの愛情が注がれているのか深く感動しました。本当に心からありがとうございます」と読み上げます。

「ものづくりをして世の中に出している商品が、みんなに感動を与えているっていう勇気をもらえたので、こちらこそ感謝です」と、工場長の松本典夫さん。今回フランチスカさんが工場で組んだ万年筆は、接着したところが固まっていないため、後日送ってくださるそう。

最後に、ドイツでカラーインクを集めているフランチスカさんのために、ニッポンの自然や景色の色をモチーフに作られた24色のインクセットのプレゼントが。さらに、絵付けに挑戦した蝶の蒔絵も! 大感激のフランチスカさんは「本当にありがとうございます」と改めて感謝を伝えました。

「パイロット平塚工場」の皆さん、本当にありがとうございました!

続いて向かったのは、兵庫県神戸市にある老舗文具店「ナガサワ文具センター」。こちらで2007年に販売が開始された、神戸の特産品や名所の色に着想を得たオリジナルインクは、「ご当地インク」という言葉を生み出す大ヒットに。カラーインクをコレクションするフランチスカさんが、一度は訪れてみたかったというお店です。

カラーインクを紹介していただいていると、そこにペン先職人の長原幸夫さんが登場し、フランチスカさんは大興奮! 長原さんは万年筆の不具合を直し、持ち主の癖に合わせて書き心地を調整。その腕前から「万年筆の神様」とも呼ばれています。
長原さんにお会いしたいというフランチスカさんの思いを伝えたところ、わざわざ地元の広島県から2時間半かけて会いに来てくださったのです。

長原さんが見せてくださったのは「長刀研ぎ」と呼ばれる特殊なペン先。1911年にセーラー万年筆が生み出した日本独自のペン先で、一時は衰退したものの、長原さんの父・宣義さんによって復活。長原さんがその技術を継承しています。

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長刀の剣先のように長く研ぎ出した先端の形状で、「とめ」「はね」「はらい」を美しく表現できるだけでなく、寝かせれば太い線、立てれば細い線が表現できる長刀研ぎ。ドイツで買うと800ユーロ(約13万円)以上もする長刀研ぎの万年筆は、フランチスカさんには手が届かないもの。そんな憧れの長刀研ぎの万年筆を使わせていただき、その書き味に感動!
さらに、フランチスカさんの万年筆を一目見ただけで、書く時に引っかかる方向を見抜いた長原さん。砥石でペン先を調整してくださいました。

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文字を書く際、微妙に上下しているペン先。長原さんによると、その時にペンポイント上部の角がぶつかり、書いている時の違和感に。そこで、その角を丸く削り、当たらないよう調整しているそう。小さなペンポイントは見ながら削ることができないため、手に伝わる感覚を頼りに、1ミリに満たないほどわずかに削り、最高の書き味にしています。

翌日、万年筆を新しく購入し、憧れの長刀研ぎにしていただいたフランチスカさん。最後に「長原さんの魔法で生まれ変わった万年筆をいただいて感謝しています」と伝えると、長原さんから愛用している万年筆のプレゼントが。大感激でお店を後にしました。

長原幸夫さん、「ナガサワ文具センター」の皆さん、本当にありがとうございました!

続いて向かったのは、東京・足立区にある「ツバメノート株式会社」。万年筆に最適なツバメノートは、1947年の創業当初から製法はほとんど変わらず、物持ちがよく丈夫だと評判。書き心地と確かな品質で、ファッションデザイナーのアニエス・ベーが愛用しています。

そんな「ツバメノート」のほとんどは、工場にいるわずか3人の手で作られています。最大の特徴は、「ツバメ中性紙フールス」。万年筆の書き心地の良さにこだわった、ツバメノート独自の紙です。

縦に入る線は、フールス紙を漉く際につく簾の目。上質紙は1回漉くだけなのに対し、フールス紙は複数回に渡って紙を漉くため、この透かしが入ります。複数の層にすることでインクが上の層だけに染み込み、裏抜けせず滲まない紙に。

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上質紙のノートと比べると、フールス紙は少し多めにインクが出ても広がらず、裏面にも滲んでいません。フランチスカさんは「スゴイ! そんなに違いがありますか」とびっくり!
そんなツバメノートには、創業以来変わらぬ製法が。紙を綴じる際、糸を使っているのです。こうすることで、綴じた後にバラバラになることがなく、紙同士が一体となった丈夫なノートに。

その後も1冊ずつ、人の手を加えながら丁寧に製本。これこそが、70年以上変わらずツバメノートが愛され続ける理由なのです。手作りの製法に感動し、「もっともっとドイツに売ってください~!」とフランチスカさん。お土産に、ツバメノートの製品をたくさんいただきました。

「ツバメノート」のみなさん、本当にありがとうございました!

この他、フランチスカさんはインクブレンダーの高橋英俊さんの元にも訪れていました。インクをブレンドして、愛犬の毛と同じ色のインクを作っていただきました。

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こうしてドイツに帰国した3週間後、完成したパイロットの万年筆、カスタム742をフランチスカさんのもとへ。名前まで刻印された万年筆を見て、嬉しさで言葉にならなかったフランチスカさん。最後に「いっぱい使います!」と話してくれました。

フランチスカさん、またの来日をお待ちしています!