遺品の8ミリフィルムに映っていたものとは。

公開: 更新: テレ東プラス

5月24日(金)に配信された「TXQ FICTION」第1弾「イシナガキクエを探しています」(プロデューサー:大森時生)。「TVer」で無料配信中。

「テレ東プラス」は、配信内容の一部を紹介する。

【動画】「TXQ FICTION」第1弾「イシナガキクエを探しています」


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55年もの間、“イシナガキクエ”という人物を探し続けてきた故・米原実次さん(享年84)。元々番組スタッフは、米原さんのひたむきな姿をドキュメンタリー番組として取材していた。

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しかし、2024年2月10日、米原さんは全身が焼け焦げた状態で発見された。警察によると、現場には複数の焦げた跡があり、遺体の近くにはポリタンクとライターが落ちていたという。警察はその状況から、米原さんの死を自殺と断定。親族がいない米原さんは自治体によって埋葬された。

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目的を果たすことなく、逝ってしまった米原さん。番組は「絶対に探して、絶対に会いに行く。会いたいんだよ」と強く語っていた彼の遺志を継ぎ、イシナガキクエさんを探すことにした。

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2024年4月29日深夜、「特別公開捜索番組 イシナガキクエを探しています」の放送が始まった。番組でイシナガキクエさんに関する情報を募ったところ、その反響は非常に大きく、視聴者から約8000件の情報が。
中でも心霊系YouTuber・キラフさんや中学生の上田怜歩那さんが送ってくれた映像については、有力な手掛かりになると考え、番組スタッフは映像や画像の検証を続けていた。

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2024年5月10日。匿名希望の視聴者から、1本のビデオテープが送られてきた。録画されていたのは、37年前に放送された地方のテレビ番組。そこには、イシナガキクエさんを探す米原さんの姿があったが、番組上での対面はかなわず、取り憑かれたように「キクエはもうこの世にいない」と訴えていた。この映像から、イシナガキクエさんが亡くなっていることが判明したため、特別公開捜索番組を終了することに。

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2024年5月17日に放送された最終回では、視聴者からの情報収集を取りやめたが、追加取材のVTRを放送。番組スタッフは、37年前のテレビ番組で米原さんが公開していた連絡先を訪れる。紙に書かれた電話番号は使用されていなかったが、そこで暮らす稲垣義一さんを取材することができた。

稲垣さんによると、米原さんが手にしていたのは、占いや祈祷を生業としていた稲垣さんの母・乙さんが仕事で使う電話番号だったそう。乙さんはすでに亡くなっていたが、稲垣さんから留守番電話の録音テープを借りることができ、スタッフは、米原さんと見られる男性の肉声を確認することができた。

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1体見つけましたので
処置の方お願いしたく お電話しました
代理人の方は 私の方で用意しておきますので
とにかく今回も よろしくお願いします

これらが意味するものは何なのか…。

最終回放送後、稲垣さんから番組宛に荷物が届いた。母・乙さんの遺品を改めて確認したところ、大量のビデオテープと8ミリフィルムが出てきたという。スタッフは映像の内容を検証するが…。

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