【動画】結木滉星が“ナナナ”を描いたら…?向井理との撮影秘話も

公開: 更新: テレ東プラス

 
毎週金曜夜8時からは、テレビ東京開局60周年 ドラマ8「テレビ東京×WOWOW 共同製作連続ドラマ ダブルチート 偽りの警官 Season1」を放送!

ドラマのテーマは、大きな社会問題となっているさまざまな詐欺。警察官でありながら詐欺師でもある主人公・多家良啓介(向井理)が、法の目をかいくぐり、悪事を重ねる詐欺師たちをだまして裁くクライム・エンターテインメントだ。

「テレ東プラス」は、多家良のかつての後輩で、警部補の山本寛太役を演じる結木滉星にインタビュー!

【動画】ドラマ8「ダブルチート 偽りの警官 Season1」最新話

みんなが正義を模索し続けたら、世の中はきっと良くなっていく


――まずは、脚本を読んでの感想からお聞かせください。

「フィクションですけど、毎回ありえそうな話で面白いなと思いました。台本を読み進めていくのが楽しみでしたし、分かりやすく悪を裁くので、スカッとする作品だなという印象。僕自身、全く知らない詐欺のパターンがたくさんあったので、とても勉強になりました」

――今回、結木さんが演じる山本は、どんな人物ですか?

「クールな役なので、序盤は冷たく見えると思うんですけど、物語が進むにつれて、少しずつ人間味のある感じが出てくると思います。被害者にも寄り添うことができるし、後輩思いの一面もある人物だと思います」

記事画像▲山本は、新米刑事・宮部ひかり(内田理央)とバディを組む

――主演を務める向井さんと一緒のシーンも多いと思いますが、共演してみての印象は?

「向井さんと最初にお会いした時は、めちゃくちゃ顔が小さくてビックリしました(笑)。“こんなにスタイルがいい人がいるんだ!”と。座長としてはもちろんですが、スタイリッシュで現場での立ち振る舞いも素敵だなと憧れています。向井さんがいるだけで、現場が引き締まります。

お芝居の面では、僕が言うのも大変おこがましいんですけど、現場での向井さんは多家良さんでしかなくて、すべてにおいて無駄がないです。プライベートな話もたくさんさせていただくのですが、向井さんに欠点がなさすぎて、今、内田さんと一緒に、向井さんの欠点を探している最中です(笑)。クランクアップするまでには、何か一つ握りたいなと思っています。
あと、向井さんはとてもお酒が好きなんですよ。撮影の合間に、次の日に残らない日本酒やワインの種類も教えてくださって…本当にスタイリッシュな方です!(笑)」――印象に残っているシーンはありますか?

「山本としての縦軸が多家良さんとの関係になるので、やはり、2年前の多家良さんとの回想シーンはとても大切だと思っています。2年前と現在の山本の違いに注目してほしいです」

――多家良との関係性についてはどう捉えていますか? 序盤、「山本は多家良に恨みを持っているのかな?」と感じるシーンもありましたが、4話まで話が進むと、山本が複雑な感情を抱いていることがわかります。

「根本には多家良さんへの憧れがあって、その裏返しだと思うんですよね。憧れていたからこそ、今の多家良に対するギスギスした感じややるせなさ、悔しさみたいなものが出てしまうのかなと」

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――「ダブルチート」は、“正義”がテーマになっている作品。結木さんの中で、日々ちょっとした正義を感じる瞬間はありますか?

「これが正義にあたるかどうかはわかりませんが、とにかく陰口が苦手です。自分はもちろん言わないようにしていますが、そういう人を見ると許せなくなります。正面切って“そういうの、もうやめない?”と言う時もありますし、それが言えない時は、“この話はもうしたくない”という雰囲気を出して、気づかせることもあります。
スーパー戦隊シリーズ『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』(2018~2019年)に参加した後からなのか、自分でもよく分からないんですけど、そういう正義感みたいなものはあるような気がします」

――戦隊ものに参加したことで“正義のスイッチ”が入ったと。

「そうかもしれないですね。そう書いてもらった方が素敵なので、それでお願いしていいですか?(笑)」

――作品にちなんで…結木さんにも、ファンの方が知らないような裏の顔はありますか?

「少しがさつな面がありますね。でも、皆さんどう思っているんでしょうか…? すでにバレているのかもしれません(笑)。休みの日は服装とかどうでもよくて、そこら辺にあるものを適当に着て帽子をかぶってとかそんな感じです。あと疲れて帰ってきた時は、お風呂に入らずそのまま寝る時があります。これ、裏の顔になってますか?(笑) 」

――意外な一面を教えていただき、ありがとうございます!(笑) 最後に読者の皆さんにメッセージを。

「正義にはいろいろな種類があって、こういう世の中だから諦める…ではなく、みんなが模索し続けたら、世の中は良くなっていくのかなと。僕自身、今回の作品を通してそう感じたので、諦めないことの大切さを伝えられたらいいのかなと思うのと、1時間でスカッとする作品になっていますので、モヤモヤしている人にこそ、ぜひ見ていただきたいです」

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【結木滉星 プロフィール】
1994年12月10日生まれ。大分県出身。2012年に俳優デビュー。ドラマ「ゼイチョー ~「払えない」にはワケがある」「風間公親-教場0-」「テッパチ!」「PICU 小児集中治療室」ほか、映画、ドラマ、舞台にと幅広く出演。現在放送中のドラマ「パーセント」にも出演。メンズファッション誌『smart』の専属モデルも務めている。

【第5話】
原野商法とは価値のない土地を不当に買わせる悪徳商法。70~80年代に被害者が続出したが、いま負の遺産を清算したい人を狙った二次被害が年々増加し社会問題になっていた。
人の弱みにつけこんだ手口に、ひかり(内田理央)は怒りを露わにするが、そんな原野商法の経緯を語る先輩の口から“ヤマガミ”の名前が――。
その頃、多家良(向井理)は「恋人の口座から出金があった」という岩合(伊藤淳史)の言葉が頭から離れずにいた。

【スタッフクレジット】
スタイリスト/伊藤省吾(sitor) ヘアメイク/中島愛貴