【独占動画】未成年が平然とお酒やタバコを…90年代独特のカオスな空気を疑似体験

公開: 更新: テレ東プラス

 
テレビ東京開局60周年連続ドラマ ドラマプレミア23「95」(毎週月曜23時6分放送)。

阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件が起こった1995年の渋谷を舞台に、社会の仕組みに抗って大切なものを守りながら、がむしゃらに駆け抜ける高校生たちの姿を描いた青春ストーリー。主演の髙橋海人さん、中川大志さん、松本穂香さんとともに主要キャストを演じる細田佳央太さん、犬飼貴丈さん、関口メンディーさんにインタビュー!

【動画】髙橋海人×中川大志らが1995年の渋谷で葛藤

95年の渋谷のように現場も混沌としていた!?

【独占動画】未成年が平然とお酒やタバコを…90年代独特のカオスな空気を疑似体験

――本日は役衣装ですが、ドラマの撮影は終了したので、もしかするとみなさん最後の制服姿になるかもしれませんね。

犬飼「そうですね。着れなくなるのは寂しいです。高校を卒業して何年も経つけど、馴染んでいたので」

関口「撮影が終わったらいただいてパジャマにしようかなと思うくらい馴染んでいました(笑)。もう少し着ていたい気分です」

細田「今度これ着て遊びましょうよ?」

関口「いいね~、渋谷で!」

細田「メンディーさん、めちゃくちゃ存在感強そうですね(笑)」

――その渋谷を舞台にしたドラマ「95」。設定が1995年ということで、撮影中は疑似タイムスリップをされましたが、撮影前は“1995年の渋谷”をどうイメージされていましたか? まずは3人の中で、唯一その時代に生まれていた関口さんから。

関口「1991年生まれの僕だけがその時代を知っている…といっても、おぼろげな記憶しかないんですけど(笑)。当時のファッションや文化が好きで、古本や雑誌を集めていたので“そうだ!あの世界観だ!”とイメージできました。その頃の雑誌にはHIROさん(EXILE/当時はZOO、Japanese Soul Brothersとして活動)もよく出られていて、ずっとこの頃に行ってみたいと憧れていたので、その時代を経験できてうれしかったです」

95ドラマ「95」第3話より

――2001年生まれで最年少、3人の中で一番高校生に近い年齢の細田さんはいかがですか?

細田「まず原作を読んで、渋谷が神聖視されているようなイメージを持ちました。当時の高校生はみんな渋谷を目指していたとか、溜まり場にしていたとか…。僕は東京で生まれ育ったんですが、今の渋谷を見て“95年の人たちは何でそんなに渋谷にこだわっていたんだろう?”と疑問に思って。だから、どこかファンタジックな世界ですね。そうした“わけのわからない魅力”があった渋谷を想像しながら撮影に臨みました」

――犬飼さんは徳島県のご出身。細田さんとは渋谷の見方、見え方が違うかなと思いますが。

犬飼「僕もメンディーさんと同じで、90年代のカルチャーがすごく好きなんです。当時の漫画とか、アニメだと『新世紀エヴァンゲリオン』とか」

――『エヴァ』は、まさに95年、テレビ東京でスタートしました。

関口「へーっ! そうなんですね」

犬飼「そう! 95年なんですよ。当時の文化やカルチャーが好きで幼少期から触れてきてたので、こういう仕事をやっていなければ叶わなかった体験ができることにワクワクしましたね」【独占動画】未成年が平然とお酒やタバコを…90年代独特のカオスな空気を疑似体験

――この年にナイキのスニーカー「エアマックス」が発売されて「エアマックス狩り」が横行したり…と、渋谷にはバイオレンスなイメージも。劇中で描かれる95年のエピソードで驚いたことはありますか?

犬飼「全部といえば全部だよね」

細田「分かりやすく言うなら、未成年が平然とお酒やタバコを…ということにも驚きがありました。もちろん当時も法律的にはダメでしたが」

犬飼「自由というと語弊があるけど、大人たちも黙認しているところはあったのかも」

関口「今の時代に向けて、いろんなことが整備されている段階だったから“自由”にも差があったんでしょうね。それがあったからこその化学反応で、90年代独特のカオスな空気が生まれていたのかな。ある種のパワーというか、その当時にしかない空気感を作っていたんだと思います」

犬飼「ただ時代は回って、今ちょうど90年代の曲が流行ったり、ファッションが人気ですよね。だから根底は変わらないのかなと思って演じました」

関口「個人的には、Qさん(髙橋)との『家族連れとか外国人が普通にみんなスクランブル交差点歩き始めるようになるぞ』みたいなやり取りでの、牧野さん(三浦貴大)の『ここからの渋谷はどんどん下がっていく』というセリフも衝撃で。僕は、そこからの渋谷しか見てないから、“行き先が分からなくなっていた時期があったんだ”と驚きました」

95ドラマ「95」第3話より

――3人は、ちょうど5歳ずつくらい年齢差があります。ジェネレーションギャップはありました?

関口「細田さんは髙橋さんたちも含めた6人の中で最年少なんですが、実は誰よりも大人だと思うので、あまり差を感じなかったですね。僕よりもの知りで、逆に年上に感じるような」

細田「そんなことないですって」

犬飼「なんか、わかる」

細田「世代感の壁を感じるようなこともなく、みんなでワイワイ騒いで、仲よくやってた気がします」

犬飼「本当に学校の友達みたいだったよね」

95ドラマ「95」第3話より

――現場では、普段どんなことを話していたのですか?

関口「豆知識とか」

細田「グループで最初にした会話はそれかもしれない!」

関口「ローファーの甲の飾りの部分にコインを入れていたから“コインローファー”って呼ばれている、とか」

細田「もとは電話をする時のためのコインを入れていたんですよね」

犬飼「そうそう、こういう豆知識の発表し合いから始まって(笑)」

細田「でも、どうして発表会になったのか、きっかけはわからない(笑) 現場も昔の渋谷みたいに、ごちゃごちゃしちゃってたから」

関口「いろんな意味で混沌としていましたね(笑)」

95
インタビュー【後編】はこちら

3人が出演するドラマプレミア23「95」(毎週月曜23時6分放送)、今夜放送の第3話は?

第3話
カリスマ的人気の雑誌『ストフリ』の撮影に参加することになった秋久(髙橋海人)。初めてのことに戸惑いつつも、翔(中川大志)やマルコ(細田佳央太)、レオ(犬飼貴丈)、ドヨン(関口メンディー)らに支えられ撮影していた。撮影終了後、秋久はチームに入る決意を固める。セイラ(松本穂香)とともに翔の豪邸に招待された秋久は、セイラの暗い過去を聞く事になる。2人の関係性が気になる秋久は翔とまた勝負することになり…。

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【プロフィール】
細田佳央太(ほそだ・かなた)
2001年12月12日生まれ。東京都出身。2019年、映画「町田くんの世界」で1000人以上の中からオーディションで選ばれ映画初主演。ドラマ「ドラゴン桜」(TBS系)で注目を集め、ドラマ「もしも、イケメンだけの高校があったら」(テレビ朝日系)で連ドラ初主演、大河ドラマ「どうする家康」(NHK)などに出演。2024年夏に配信予定「七夕の国」(Disney+)にて主演を務める。
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犬飼貴丈(いぬかい・あつひろ)
1994年6月13日生まれ。徳島県出身。2017年、「仮面ライダービルド」(テレビ朝日系)でテレビドラマ初主演。ドラマ「農家のミカタ」(テレビ東京)、「ひともんちゃくなら喜んで!」(テレビ朝日/朝日放送テレビ)、映画「ぐらんぶる」(2020年公開)などで主演の他、大河ドラマ「青天を衝け」(NHK)など出演作多数。主演ドラマ「絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男 2024」(Lemino)が、2024年4月23日(火)配信予定。
Instagram:@atsuhiro.inukai_official

関口メンディー(せきぐち・めんでぃー)
1991年1月25日生まれ。東京都出身。EXILE/GENERATIONSのメンバー。俳優としては、ドラマ「覆面D」(ABEMA)で主演を務めたほか、ドラマ「褒めるひと褒められるひと」(NHK)、「パリピ孔明」(フジテレビ系)、映画「HiGH&LOW THE MOVIE 2 / END OF SKY」(2017年公開)、「KAPPEI カッペイ」(2022年公開)、「ミンナのウタ」(2023年公開)などに出演。
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(撮影:倉持アユミ / 取材・文:橋本達典)

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