スーパー戦隊ドハマりYOUトリオが幻のおもちゃを徹底捜索!予約困難な衝撃イベントにも潜入!:YOUは何しに日本へ?

公開: 更新: テレ東プラス

日本を訪れる外国人たちを空港で勝手に出迎え、アポなしインタビュー! そのまま密着取材を行う「YOUは何しに日本へ?」(月曜夜6時25分~)。今回のテーマは、「青春!友情!食欲が大爆発!俺たちまっしぐらBOYZ SP!!!」。面白まっしぐらな95分で、はたしてどんな面白YOUに出会えるのか?

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(2023年4月3日放送)

空港で声をかけたのは、スーパー戦隊にドハマり中の3人組。好きな戦隊を聞くと、ジョシュアさんは『轟轟戦隊ボウケンジャー』(来日6回目/写真左)、バイロンさんは『超獣戦隊ライブマン』(来日3回目/中央)、ウッドさんは『海賊戦隊ゴーカイジャー』(初来日/右)と発表し、いちいち盛り上がる。

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3人は全員アメリカ合衆国から来た32歳、同じインターネットの会社に勤める親友だ。今回の旅では戦隊グッズを買うそうで、「爆買いしたい!って感じ」とジョシュアさん。さらに「とっておきのイベントがあるんだ。1カ月前にやっと予約できてイベントに合わせて来たんだ」というではないか。面白そうだと同行をお願いすると、快諾してくれたので密着決定!

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東京・池袋で再会し、向かったのは「池袋P’PARCO」内の『まんだらけ那由多』。お宝グッズがたくさんのこちらは、最新玩具からヴィンテージまで、幅広い品揃えが人気だ。さっそく欲しいお宝に歓声をあげながらカゴに投入し、ジョシュアさんとウッドさんは早々に爆買い終了。

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だが、バイロンさんは必死で何かを探しているようだ。聞けば、「『超獣戦隊ライブマン』の戦隊メカ、8年探している。1980年代、スーパー戦隊で最初の合体メカ。スゴくよかったシリーズ」と、遠い目を。探しているのは、1988年に発売された『超獣合身DXライブボクサー』。箱つきで全てのパーツが揃っているのは滅多にお目にかかれない、“幻のおもちゃ”だ。「見つけたら飛びつくよ!」と店中探すが、やっぱり見つから~ず。

【超獣戦隊ライブマンとは】
1988年~1989年に放送された、昭和最後のスーパー戦隊。戦隊シリーズ史上初めてロボット同士の合体に挑み、話題を集めた。

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続いて中野や秋葉原の店舗も探すが、見つから~ず。買い物を始めて、はや4時間が過ぎ、4店舗目は渋谷へ。するとなんと、奇跡的に発見! …したものの、バイロンさんが言葉を失った。「欲しいけど、高すぎ」とこぼしたお値段は、な、なんと10万円(中古)!ちなみに、発売当時は定価4,980円なので、その価値は爆上がりだ。さんざん悩んだすえ、商品状態を確認するため、スタッフさんに箱を開けてもらい全パーツを入念にチェック。8年も探し続けてやっと見つけたのだから、すぐにはあきらめられない。そしてついに、「今月ボーナス入るよね?」と確認後、「買います」とひと言!! スゴい決断をしたバイロンさんを、2人が心から称えてくれた。

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ホテルに帰ると、戦利品のお披露目を行うお楽しみタイム。さっそくバイロンさんも箱を開封し、「超キレイで完璧」と感激しながら組み立てていった。「本当にクラシック」と目を輝かせる。

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それにしても、なぜみんなスーパー戦隊にハマったのか? バイロンさんは自身について、「僕は知らないうちに人をイラつかせてしまうみたいで、友だち付き合いは上手くできずにきたんだ」と、過去を明かす。友だちが少ないので、休日はヒーローアニメを観て家で過ごすことが多かったそうだ。そして20歳の時、インターネットで日本のスーパー戦隊を発見するや即ドハマり。「話が緻密でめちゃくちゃ面白かったんだ」というバイロンさんの自宅には、ヒーロー玩具がズラリと並ぶ。

メリーランド州のタウソン大学に進学し、アニメサークルに入部すると、同じ戦隊好きの2人と運命的に出会う。週末には一緒に勉強&上映会を行い、ハロウィンにはコスプレも楽しんだ。「こいつらと一緒にいる時間が何より大切なんだ。かけがえのない友だちだよ」。そんな仲良し3人組が一番楽しみにしているのが、明日のイベントだという。「とっておきのメインイベントなんだ。スーパー戦隊ファンなら人生に一度は行きたいはず!」と言わしめるイベントって、いったい…?

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翌日、電車の駅を降りた3人が徒歩で向かったのは、山?

「数々の名場面を思い出すよ」「ここは『スーパーヒーロー大戦』に出てたよね」「みんなここに並んでたよね」「あそこに巨大な壁が出現してさ」「その壁から全ての仮面ライダーやスーパー戦隊が飛び出してきたね」と、盛り上がる。

ここは、栃木県栃木市岩舟町にある標高172.7mの岩船山。だがただの山ではなく、何を隠そうここは特撮ロケの聖地なのだ。景観を活かし、1980年代からスーパー戦隊シリーズが撮影されてきた。3人が話す、過去の仮面ライダー50人、スーパー戦隊173人が集結し、敵も含めて総勢485人が熱き戦いを繰り広げた名シーンも、この場所で撮影された。舞い上がる3人が、「ここがポジション。このラインから外に出ていてね。でないと君たちも燃えちゃうよ」と、スタッフさんから物騒な指示を受けて移動した。って、いったい何ごと?

実は楽しみだったイベントとは、ヒーロー気分が味わえる『爆破体験ツアー』のこと。番組クライマックスにも数多く登場する岩船山で、実際の爆破シーンを体験できる1カ月待ちといわれる毎回完売のイベントだ。参加費用は1組3万5000円なり。

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さっそく爆破の瞬間に取るポーズを、3人で繰り返し練習。爆破10分前には、ヒーローになりきって、アクション寸劇まで始めた(笑)。そしていよいよ爆破! 3カウントで、背後が盛大に爆破され、3人で思いきりジャンプ! 「火が近くて熱かったね!」とうろたえるほど、迫力満点のイベントなのだ。撮影された写真を確認すると、うわ~超カッコいい!!

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夢が叶って「言葉にできないよ!」と大喜びのジョシュアさんの横で、ウッドさんが男泣きしたところで密着は終了! 最後に3人からメッセージをもらった。「この世界に希望があるならヒーローがある」、完(笑)!