三浦大根の魅力を引き出すブリ大根&パラパラチャーハン!簡単で意外な調理のコツを伝授

公開: 更新: テレ東プラス

ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せて下さい」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼12時00分)。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。

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1月18日(木)は、神奈川県三浦半島の最南端にある三浦市で、俳優の藤田朋子さんがご飯調査。寒い季節、特においしいのが三浦ダイコンで、一般的なものよりも中央が膨れ重量感あるのが特徴。料理しても煮くずれが少なく、煮物やおでんに最適です。

【動画】三浦大根を使うと食感絶妙ブリ大根に!調理ポイント伝授

香ばしいカシューナッツ炒め&シンプルなキムチチャーハン


三浦市といえばマグロも名物! 水揚げされる三崎港の周辺では絶品のマグロを味わえるお店がたくさんあります。三崎港で約50年の歴史を持つ老舗「くろば亭」では豪快なマグロ料理を提供しています。そのひとつが、マグロの頭部をそのまま焼き上げた「マグロ カブト焼き」!

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カブト焼きは、マグロ漁船が漁の間にマグロの頭部を船の煙突にはめて、蒸し焼きにして食べていたことが始まりといわれています(※諸説あり)。ノドのお肉をいただいた藤田さんは、「魚の臭みが全然なくて、やわらか~く煮込まれたビーフシチューのお肉みたい!」と、そのおいしさに感動。

「マグロを食べている人のところに行きたいですね」と、アポなしご飯調査を開始した藤田さん。すると「三崎生鮮ジャンボ市場」という看板を発見。 創業50年というマグロ問屋、鈴木水産が運営しています。人気の秘密はその安さ! 地元だけでなく県外からもお客さんが訪れ、賑わっていました。

ご飯を見せていただけることになったのは、塗装店を営む斉藤さんご夫婦。晩ご飯の時間に伺うということで、まだ時間があるためご飯調査を続けます。

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昨年9月に開店したレストラン「うーぼん家(ち)」があると聞きつけ、交渉してみることに。さっそく、いつものお願いを…。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」!

交渉成立!

昼の営業時間後にお邪魔することになりました。お店を切り盛りする青木さんご夫婦は、横浜出身。三浦の町に惚れ込み昨年移住したそうです。自慢は三浦市近郊の農家さんから直接仕入れた季節の野菜たっぷりの料理! そんな「うーぼん家」の気になる今日の昼めしは?

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まずは、達哉さんの得意料理「カシューナッツ炒め」から。塩・コショウをした鶏肉、続いて玉ねぎとピーマンを素揚げします。鶏肉と野菜はカシューナッツの上に取り出して、油を切っておきます。続いてネギとショウガを炒め、香りがしてきたところで、先ほど素揚げした鶏肉と野菜、カシューナッツを投入。軽く炒め、合わせ調味料を加えます。仕上げに水溶き片栗粉でとろみを出したら出来上がり!

2品目は「キムチチャーハン」。パラパラのチャーハンを作るには、まずは卵かけご飯を作るのがポイント! フライパンに油を引き、卵かけご飯を入れて炒めます。そこへ塩・コショウとネギを加えて味付けしたら、キムチは旨みを出すため汁ごと入れます。達哉さんの作るキムチチャーハンの具材はキムチのみとシンプル!

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こちらがうーぼん家のまかない。三浦市近郊の野菜をふんだんに使った「みぞれ鍋」は、鰹出汁を使った醤油ベースです。店をオープンした昨年9月から一緒に働き出したというお2人。これからも仲良く、お店の切り盛りを頑張ってください!

夫婦で作るやさしい味のイワシのつみれ汁


晩ご飯の時間になったところで、「三崎生鮮ジャンボ市場」で出会った斉藤さんのお宅へ。

最初に作るのは斉藤家の冬の定番「イワシのつみれ汁」。下準備は夫の親賞さんが担当します。イワシを手際よくさばいたら、ミンチ状に刻みます。続いて美代子さんが味付けと仕上げを引き受けます。ミンチ状にしたイワシに小麦粉とショウガのすりおろしを入れて混ぜたら、スプーンですくって熱湯の中へ。魚の旨みを活かすため、汁への味付けはシンプルに。塩と醤油を少々入れたら出来上がり!

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続いて三浦ダイコンを使って「ブリ大根」を作ります。まず、ブリの臭みをとるために別の鍋で塩とともに茹でます。三浦ダイコンは柔らかいので、皮をむかなくて大丈夫と美代子さん。「三浦だけはダイコンに外れがない」といい、皮付きのまま煮ることで栄養も補えます。ブリの臭みがとれたところで、合わせて味付けします。めんつゆと酒・みりんを加え10分ほど煮込みます。

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こちらが斉藤さん家の本日のご飯。

親賞さんがどうしても食べたいとリクエストしていた「すき焼き」も用意。他にも「アジの刺身」や「カブとキュウリの浅漬け」も並びました。ご夫婦2人暮らしですが、こちらがいつもの斉藤家のご飯の量だそうです。おいしいご飯をたくさん食べて、いつまでもご夫婦お元気でお過ごしください。愛情たっぷりのおいしいブリ大根、ごちそうさまでした!