玉木宏「子どものお弁当を作ることもあります」リアルな子育てエピソード明かす

公開: 更新: テレ東プラス

金曜夜 7時55分からは、玉木宏主演、ドラマ8「ジャンヌの裁き」(初回拡大SP)を放送!

圧倒的“強者”である検察VS“弱者”である一般人の寄せ集め=検察審査会メンバー。
主人公・越前剛太郎(玉木)をはじめとする検察審査会メンバーが、まるでジャンヌ・ダルクが革命を起こしたかのように、事件に隠された巨悪の存在に立ち向かっていく痛快なエンタメ司法ドラマをおくる。

玉木宏「子どものお弁当を作ることもあります」リアルな子育てエピソード明かす
そこそこ人気な少女漫画家“さんぷう・みなみ”。その正体はちょっと優柔不断なシングルファーザー・越前剛太郎。ある日、剛太郎のもとに、裁判所から検察審査員に任命されたとの通知書が届いたのをきっかけに物語が始まる…。

「テレ東プラス」は、主演の玉木宏を直撃。作品の見どころはもちろん、父親になってからの心境の変化、近況など、たっぷり話を聞いた。

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検察が不起訴にしてしまったものを、もう一度起訴しなければならない事案があること…その必要性にも共感できた


――まずは、脚本を読んでの感想からお聞かせください。

「最近、日常を描く現代劇をあまり演じていなかったので、“久しぶりだな”と感じました。父親である剛太郎に対しては、いろいろな場面で共感できます。シングルファーザーとして多忙な日常生活がありつつ、検察審査会にも参加しなければならない。そんなあたふた感を、自分の経験を通してしっかり見せていけたらいいなと思いました」

――「検察審査会」に対する印象は?

「知らないことも多く、“なるほど”と思いながら台本を読みました。検察が不起訴にしてしまったものを、もう一度起訴しなければならない事案があること、その必要性にも共感できました。困っている人がいれば助けなければいけないし、それができる世の中になるといいと思います。剛太郎の目線が視聴者の目線と重なる部分も多いのではないかと。
取り扱う事件により内容は変わりますが、ドラマを通して、苦しい立場に追いやられてしまった人たちの気持ちを救う“一つの解決策”をお見せできると思います」

玉木宏「子どものお弁当を作ることもあります」リアルな子育てエピソード明かす
――優柔不断な剛太郎が、悪戦苦闘しながら少しずつ変化していくところも見どころの一つです。

「剛太郎は優しい人間なので、他人の悲しみに触れる事で、何とかしたいという気持ちが湧き出てくる。ただ、本来受動的な剛太郎の変化をどう出していくのか…さじ加減が難しいので、いい塩梅を見つけていけたらと思います。
剛太郎の変化には、家族の存在が大きく関わってきます。二児の父親として、元夫として、自分の家族と照らし合わせながら行動する部分もきっと大きいはずです」――同じ父親として、玉木さんも剛太郎の気持ちに共感する部分はありますか?

「自分を犠牲にしても子どもの安全は確保したいなど、家族や誰かのために行動を起こす気持ちは、とてもよく理解できます。今回特に、日常を描く作品ということもありますが、実生活が役に立っていると感じる部分も多いです。例えば、子どものお弁当を作って見送るシーンは、僕自身もお弁当を作ることがあるので手際もわかります。
現場でも、子どもたちとすぐ仲良くなれました。子どもたちとお芝居していると、自然と優しい気持ちになるんです。やはり、自分に子どもができたことで変わったところが大きいのかなと。今までは子育ての経験がなかったので、振り返ると、子役の皆さんと接する時も、どこかぎこちないというか、無理をしていたように思います。でも今は、自然体で向き合えるようになりました」

――お子様が生まれてから、仕事に対する考え方にも変化があったのでしょうか。

「20代の頃はあまり休む時間もなく、常に仕事のことで頭がいっぱいで、“自分がもう一段階上にいくためにはどうすればいいのか”ということばかり考えていました。人と会う時も、どこか自分の栄養材料として会っている部分があり、結局何もかもが自分中心というか…。
30代を経て今は、子どもが通う幼稚園で知り合った親御さんと一緒に遊ぶこともありますし、仕事とは全く関係のない時間を過ごすことが多くなりました。そうすることで、仕事とのバランスがちょうど良くなったような気がします。この業界以外の人と接する時間が増え、改めて“世界は人で成り立っているんだ”と感じるようになりました。“何のために仕事を頑張っているのか”と考えた時、すぐに“家族”と答えられる…それもものすごくありがたいことです」

――子育ての中で、気づかされることもありますか?

「ありますね。身長が違うから当たり前なんですけど、まず、子どもたちの視点がとても新鮮です。『虫がいるよ!』と教えられた時、僕が見ている景色にそれはいなくて、子どもの視線まで下りると見えることがあるんです(笑)。“子どもたちには、世の中がこうやって見えているんだ”という発見にもなります。
実は今、自分の子どもが『なんで? どうして?』という時期を迎えていまして…(笑)。何を言っても『なんで?』と聞き返されてしまうので、“どういう答え方をしたらいいのだろう”と考えるのも面白いし、とても勉強になるんです。そういう気づきをもらえるのは、本当にありがたいです。
改めて初心に戻るというわけではないですが、こういう小さな発見を大事にしていきたい…逆に子どもから教えられることが多いです。それがきっと、今後の役にも反映されるはずなので、自分の時間を大切に過ごして、仕事に還元できればいいと思っています」

――1998年にデビュー、今年26年目に突入しました。改めて、俳優のお仕事は楽しいですか?

「今回の作品もそうですが、人の心に残るものを作る仕事に関われることは、とても幸せだと思います。この世界に入った時、表面的な華やかなイメージに憧れる部分が多かったのですが、実際に歩んでみると、華やかな瞬間は一瞬でしかない。でも地道な作業をすることで、人に影響を与えるものを作ることができる。何年経っても、直接“この作品が面白かった。この役が好きです”と言っていただけると感動しますし、僕自身、元気になります。この先も、多くの方に観ていただける作品に携わることができたらうれしいです」

【第1話】
そこそこ人気な少女漫画家“さんぷう・みなみ”。その正体はちょっと優柔不断なシングルファーザー越前剛太郎(玉木宏)。そんな剛太郎のもとに、裁判所から検察審査員に任命されたとの通知書が届く。日本国民からランダムに選ばれた検察審査員11人の役割は検察による不起訴処分の審議。
当初は面倒ごとに巻き込まれた程度の軽い気持ちで参加していた剛太郎と審査員たちだったが、不起訴事案の真実に触れることで、徐々に司法の闇と向き合っていく。

【玉木宏 プロフィール】
1980年1月14日生まれ。愛知県出身。1998年、俳優デビュー。2001年、映画「ウォーターボーイズ」に出演して注目を集め、2003年、連続テレビ小説「こころ」に出演し、一躍スターに。2006年、ドラマ「氷壁」で連続ドラマ初主演、映画「ただ、君を愛してる」で映画初主演を果たす。「のだめカンタービレ」「桜ほうさら」「あさが来た」「残念な夫。」「極主夫道」「スパイラル〜町工場の奇跡〜」(2019年テレ東系)ほか、代表作多数。1月19日(金)公開予定の映画「ゴールデンカムイ」にも出演。2月9日からはAmazon Originalドラマ「沈黙の艦隊シーズン1 ~東京湾大海戦~」がPrime Videoで世界独占配信される。

(取材・文/玉置晴子)

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