テレ東初“レズビアン”主役ドラマ「距離が近いシーンが多く照れが…」菅井友香×中村ゆりか

公開: 更新: テレ東プラス

テレ東初の“レズビアン”を主役にしたドラマ「チェイサーゲームW パワハラ上司は私の元カノ」(毎週月曜深夜2時35分)。W主演を務める、グループ卒業後ドラマ初W主演となる菅井友香さん(元櫻坂 46)、多方面で活躍する若手実力派女優の中村ゆりかさんにインタビュー!

【動画】テレ東初のレズビアンドラマ!元恋人の復讐愛憎劇

一発勝負!頭からシャンパン

テレ東初の“レズビアン”ドラマ「距離が近いシーンが多く照れが…」菅井友香×中村ゆりか
――元恋人同士の上司と部下が繰り広げる”復讐愛憎劇”。先行公開中のトレーラー映像では、菅井さん演じる春本樹(はるもと・いつき)が、中村さん演じる上司として再会した元恋人・林冬雨(はやし・ふゆ)に、頭からシャンパンをかけられる…という衝撃的なシーンが! この撮影の時はどんな空気だったんですか?

中村「“失敗したら、どうしよう”って、ドキドキしていました」

菅井「一発勝負でしたもんね」

中村「ゆっかー(菅井)が“遠慮しないで大丈夫”という感じで堂々としていてくれたので、“じゃあ、私も”と思い切ってできました。2人の息が合っていたと思いますし、カメラマンさんも見届けてくださってありがたかったです」

菅井「やってみなきゃわからないという感じだったので、思い切りかけていただいて、逆に気持ちがよかったです。炭酸なので爽快感もあって(笑)」

――人の頭にシャンパンかける経験も、かけられる経験も、なかなかないですからね(笑)

中村「一点だけを見つめて、全集中しました」

菅井「ゆりちゃんは、こういう一発勝負に強くて。シャンパンもそうですし、イヤリングを踏みつけるシーンでも、ワンカット一発勝負で上手に踏んでいました」

中村「これも集中しました(笑)。2人はバチバチした役なので、どんなことが起きるのか楽しみにしてほしいです」

菅井「私たちもバチバチを楽しんで演じていました(笑)」

中村「そんな2人がどうなるのか…行方も見届けてほしいです」

テレ東初の“レズビアン”ドラマ「距離が近いシーンが多く照れが…」菅井友香×中村ゆりか
――お2人は、上司と部下でもあり、レズビアンの元恋人という役どころ。演じる上で難しかった点はありましたか?

菅井「樹は、真っ直ぐに冬雨のことが好きで、大切な存在だという気持ちで演じていたので、難しいということはありませんでした。ただ、距離が近いシーンが多く、心の中に照れがある時もあって(笑)。いつもお綺麗だなと思いながら、キュンキュンしていました」

中村「私も、難しさは感じませんでした。役柄として冬雨は樹のことが好きなので、演じているゆっきーにも愛おしさを感じましたし、終わる頃には正直寂しさがありました」

――距離が近いシーンが多かったとのことですが、同性とラブシーンを演じてみていかがでしたか?

中村「同性なので、気負ったり、身構えたりすることもなく、スイッチが自然に入り、お互い好きという感情の表現がうまく出来たのかなと思います」

菅井「確かに最初は緊張しましたが、だんだん慣れてきて。直前までパンケーキを食べたりすることもありました(笑)」

中村「お互いエチケットに気を遣って、一緒にガムを食べてみたり(笑)」

――本作はゲーム会社が舞台ですが、菅井さんは、ゲームのデバッグのアルバイト経験があるそうですね。

菅井「大学で馬術部に入っていた時に、馬のエサ代のために、みんなで分担してアルバイトをしていました。その時にOBが働いているゲーム会社で、ゲームにバグがないかをチェックするアルバイトを、数日ですがしたことがあります」

――その経験が、今回役にたちましたか?

菅井「ドラマとは会社の雰囲気は違っていたのですが(笑)、クランクイン前に、ゲーム会社のことを知ることが出来ていたのはよかったです」

テレ東初の“レズビアン”ドラマ「距離が近いシーンが多く照れが…」菅井友香×中村ゆりか
――本作では、LGBTQ+、労働問題、セクハラといった現代の社会課題にも鋭く切り込んでいます。ドラマを通じて、感じたことはありましたか?

菅井「樹が、リーダーとしてなんとかプロジェクトを成功させようと奮闘する中で、そうした様々な問題にぶち当たっていきます。物語を通じて、いろいろな社会課題があることを改めて感じました。ドラマを観てくださる方々に、共感していただけたり、頑張ろうと思う気持ちに繋がっていけたらいいなと思いながら撮影に挑んでいました」

中村「視聴者の人にどのように響くのか、反応が気になるところですね。演じる側としては、冬雨と樹の恋人としての距離感、ゲーム業界を切磋琢磨して盛り上げていこう、プロジェクトを成功させようという意欲、そして、こうした中で冬雨もどんどん柔らかくなっていって…という物語の流れから、いろんな思いを受け取っていただけたらうれしいです」

後編】では、現場での掛け声「撮影大好き!」についてや、組織をまとめる方法についてのトークを!

【プロフィール】
菅井友香(すがい・ゆうか)
1995年11月29日生まれ。東京都出身。欅坂46、櫻坂46の元メンバーで初代キャプテンを務め、2022年11月卒業。俳優としては、舞台「飛龍伝2020」(2020年)で初主演を務め、つかこうへい復活祭2023「新・幕末純情伝」(2023年)、明治座創業150周年記念「赤ひげ」(2023年)などに出演。馬術の経験を活かし、中央競馬中継番組「KEIBA BEAT」(関西テレビ)総合司会を担当。

中村ゆりか(なかむら・ゆりか)
1997年3月4日生まれ。神奈川県出身。
2022年11月16日、配信限定シングル「浮ついたHeart」をリリースし、音楽活動を開始
「部長と社畜の恋はもどかしい」

(取材・文/佐藤ろまん)