東大をはじめ難関大学に多数合格!神奈川大学附属中・高等学校。躍進の秘密は放課後にあり!

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名門校の知られざる姿を、生徒や親、教師など、さまざまな視点を通して紐解く情報ドキュメンタリー「THE 名門校!日本全国すごい学校名鑑」(BSテレ東 毎週土曜午前10時30分)。「名門とはいったい何か?」常識を打ち破る教育現場に密着する。

【動画】名門校にカメラが潜入!

今回紹介する名門校は、神奈川大学附属中・高等学校(通称・神大附属)。
大学の附属校だが、他大学への進学者が多く、東大を始めとする国公立大学や早慶上理などの難関私立大学に多数が合格する、注目の躍進校だ。その原動力“学び続ける力を育む教育”に迫る。

さらに番組は、医療支援ロボットの開発を夢見る高校2年生に密着。東大工学部を目指しているが、最近、その決心に迷いが生じていた…。

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神奈川県横浜市緑区。JR中山駅から歩いて15分の高台に、神奈川大学附属中・高等学校はある。豊かな森に囲まれた広い敷地は、なんと東京ドーム3.7個分! 正門から続く銀杏並木の木漏れ日が美しい。

1984年に開校した完全中高一貫の共学校で、全校生徒数は1357人。附属校だが、神奈川大学への進学率は約4%。他大学を志望する生徒も多く、2023年春は、東大に3人、早慶上理に152人など、難関大学に多数合格。近年、神奈川県を代表する進学校の一つに数えられるようになった。

躍進の秘密を探るべく、早速校舎へ!

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校舎に入ると、まず目につくのは長い廊下。その窓からは広い中庭が見える。昼休みにはお弁当組の生徒たちが、わいわいとランチを楽しむ憩いの庭だ。 校舎は、明るい中庭をぐるりと囲むように建っている。

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敷地が広大なだけに、運動環境も充実! 緑豊かな敷地に延びる道を進むと、広々とした陸上グラウンドが見えてくる。全天候型コースにナイター照明を完備。大学の駅伝チームも練習している。深緑が目にまぶしいサッカー・ラグビー場やテニスコート、土の野球場も全て照明完備。体育館はバレーコートが4面とれる広さだ。

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部活動は、運動部と学芸部を合わせて18部あり、恵まれた施設・環境のもと、生徒たちは青春を謳歌している。

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運動や勉強でお腹がペコペコになる昼休み。食堂も、一度に330人座れる大きさだ!
定番は、カレーライス(380円)や醤油ラーメン(370円)。生徒たちに大人気の「ネギトロ丼」(440円)は、年に数回しか出ない幻のメニューだそう。恵まれた環境で日々勉強に励む生徒たち。その力が大きく伸びる秘密は、放課後にある。
中学1、2年生の「勉強会」は、毎週月曜日1限に実施される英語と数学の小テストの補習授業が行われ、基礎学力をしっかり固めてくれる。基礎段階でつまずくことなく、大学受験に備えてほしいという願いが込められた授業だ。

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「中学生になると環境が変わり、そこでの学習のつまずきは生徒たちの大きな負担になります。学習習慣を身に付けさせることを目的に行っています」(小林道夫副校長)。

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中学3年生以上の希望者が参加する「通年講習」は大学入試に直結する内容で、東大や慶應など、難関大学講座も開設。マンツーマンでの指導もしてくれる。
この日、「慶應大 小論文添削講座」を受講していた間瀬春佳さん(高校3年生)は、「塾とかだと回数や見てもらえる時間に制限がありますが、学校だと、丁寧に最後まで何回も見てもらえるのでありがたいです」と話す。

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2023年春からは、放課後、4号館を「自習室」として開放。その管理を任されたのが、卒業生を中心とした現役大学生だ。

「私ができる最大限のことを後輩たちにちょっとでも還元できればと思っています」(慶應大学4年生・吉野果林さん)。

ボランティアで集まった卒業生たちが、後輩たち一人一人を丁寧にサポートしている。1人の勉強に行き詰まっても、ここなら安心だ。

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さらに高校2・3年生を対象に、卒業生で、塾を経営している橋本竜一さん(東京大学卒業)が、定期的にセミナーを開催。自身の体験を踏まえた受験対策や志を高く持つ大切さなどを伝えている。「受験に対するモチベーションが最近下がっていたので、今日参加して良かったなと思いました」と話す生徒も。

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生徒たちへのサポートは登下校時の安全管理にも及び、午後7時以降は、自習後の生徒たちを集めて、最寄り駅への集団下校も行っている。

生徒の将来を思う先生、後輩の目標を後押しする卒業生、その期待に応えるため、日々努力を重ねる現役生…。その連鎖が、“学び続ける力”を育てている。

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高校2年生の森下慶くんも、夢に向かって努力を重ねる生徒の一人。成績は常にトップクラスで、「将来は人を助ける仕事に就きたい」と話す慶くん。「医療分野に特化した支援ロボットの開発をしたい」と東大工学部を目指しているが、最近その夢に迷いが生じていた。

「多くの人を助けたいという目標は同じなのですが、目標に向かって違う道のりで進んだ方がいいのではと思い始めました。まずは医師になってから工学系の道に行く方が、世界により良いものを届けられるのではないかと」。

まずは医学を学ぶため、東大医学部を目指すべきか、でもそれでは、日進月歩のテクノロジーの進化に遅れてしまうかも…慶くんは、部活でロボット作りに熱中しながらも悩んでいた。

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そんな中、慶くんは、卒業生の中嶋彩和子さんに悩みを聞いてもらうことに。中嶋さんは歯学部を卒業後、思うところがあり、医学部に入学。現在研修医として働いている。中嶋さんの経験を聞きたいと考えていた慶くんだが、果たして、先輩からのアドバイスとは? 慶くんはどんな決断を下すのか。

番組ではこの他、東大セミナーや自習室での様子、慶くんの両親の思いなどを紹介する。

毎週土曜午前10時30分放送! 「THE名門校!日本全国すごい学校名鑑」(BSテレ東)をどうぞお見逃しなく!