闇バイトに加担した5人の老若男女が、"とある事情"からニセ家族を演じつつ、人生の再起を図る！ 超クセ強のニセ家族が織りなす、スリリングでユーモラスなドン底エンターテインメントをおくる。
【動画】鈴鹿央士が大感動！「世界！ニッポン行きたい人応援団」
逃げてばかり、言い訳ばかりのダメ長男を鈴鹿央士、口が悪くて、ワケありな長女を山本舞香、お人よしだけど女と金にだらしない父親を光石研、イケメンに貢いで無一文、純情な母親を麻生祐未、かつては伝説の空き巣だった、とぼけた祖父を綾田俊樹が演じる。
「テレ東プラス」は、今作で初共演を果たす鈴鹿央士と山本舞香の仲良し対談をお届けする。
――今回が初共演となりますが、お互いの印象は？
鈴鹿「山本さんは、嘘なく物事を伝えられるまっすぐさが素敵だなと思います。いつも現場の状況をよく見ていて、全体を把握している方なので、とても頼りにしています」
山本「そう言っていただけてうれしいです！ 鈴鹿くんはとても静かな方ですが、現場への気遣いがすごいんです。極寒の中でロケをした時も、温かいスープを一人ずつ手渡してくれて、優しい方だなと思いました」――ドラマでは"ニセ家族"として、鈴鹿さんは逃げてばかりの長男・田中颯斗を、山本さんは口が悪くてワケありな長女・久保美咲を演じます。
鈴鹿「まず、"ニセ家族"という設定がすごく面白いですよね。僕が演じる颯斗は、いろんなことから逃げてきた人物ですが、『自分も何かから逃げているのかもしれない』と感じる瞬間はあります。同じ境遇ではありませんが、寄り添ってあげたいなと思いました。
颯斗はコメディーにもまっすぐにも振れるキャラクターですが、共演の皆さんがどう出てくるか分からないので、アドリブをちゃんと受け止められる準備だけはしておこうと思っています。自分の中でお芝居を決めすぎてしまうと、アドリブにただただビックリしてしまうこともあるので、しっかり合わせられるようにしていきたいです」
山本「私が演じる美咲はとても謎めいていて、現場でのお芝居や監督からの指示で『美咲ってそういう子なんだ！』と発見することも多いです。
笑顔を見せるシーンもありますが、どこか本当の笑顔ではないというか…。みんなに心を開かず距離を置いているので、今後"ニセ家族"との関係がどうなるのかも見どころだと思います」
――タイトルにちなんで…鈴鹿さんは駆け出しの頃、焼き肉屋さんでアルバイトをしていたそうですね。
鈴鹿「上京したての頃は、焼き肉屋さんのアルバイトとフードデリバリーを掛け持ちしていました。焼き肉屋さんでは皿洗いがメインで、何度もグラスを割ってしまいました。そういうところは、颯斗のキャラクターと似ているかもしれません(笑)。
もし今、アルバイトするとしたら…新聞配達をやってみたいです。日が昇る前の早朝、町が静かなうちに一人で黙々と。早起きするのが大変そうですが、普段とは違う町の景色が見られるんじゃないかなと思います」
――山本さんはいかがですか？
山本「いつか動物の保護施設をつくるのが夢なので、もしもアルバイトするなら、動物に関わる仕事をしてみたいです。今から獣医さんにはなるのは難しいので、トリマーやペットフードを作るお仕事もいいですね。子どもの頃は“レジ打ちのおもちゃ”が好きだったので、そういうアルバイトにも憧れます」
――最後に、読者にメッセージをお願いします！
鈴鹿「まだ撮影序盤ですが、すでに皆さんの面白いアドリブが連発しているので、『僕はどうしようかな』という幸せな悩みもあります。毎話いろいろなことが起きるので、ハラハラドキドキしながら観られると思います。ぜひ楽しみにご覧ください！」
山本「鈴鹿くんが言った通り、すでにすごい化学反応が起きているので、面白い作品になることは間違いないです。私も現場で皆さんのお芝居を、『すごいな〜！』と思いながら見ています。掛け合いのバランスや、現場の空気感も出るような作品を作れたらと思います。ぜひご覧ください！」
【第1話 あらすじ】
とある閑静な住宅街の一軒家。そこにはそれぞれの事情で、同じ闇バイトに応募した5人が空き巣に入ろうと右往左往していた。見るからに慣れていない素人窃盗集団は、目当ての金庫を開けようとするもあと一歩のところで失敗...危機一髪逃げようとするが、なんと今度は人を轢いてしまう！？
5人は翌日、ひき逃げをネタに脅迫され「闇バイト家族」として空き巣、運び屋、受け子...次から次へ闇バイトを繰り返すことに。
【鈴鹿央士 プロフィール】
2000年1月11日生まれ。岡山県出身。2018年「第33回 MEN'S NON-NO専属モデルオーディション」でグランプリを獲得。2019年、映画「蜂蜜と遠雷」で俳優デビューを果たす。NHK連続テレビ小説「なつぞら」、「六本木クラス」(テレビ朝日系)、「silent」(フジテレビ系)、「18/40〜ふたりなら夢も恋も〜」(TBS系)、「君に届け」 (テレ東系)など、話題作に出演。映画「PLAY！〜勝つとか負けるとかは、どーでもよくて〜」（奥平大兼とW主演）が、2024年3月8日（金）公開予定。
【山本舞香 プロフィール】
1997年10月13日生まれ。鳥取県出身。2011年、『鳥取美少女図鑑』に掲載された写真がきっかけでスカウトされ、大手企業広告でCMデビュー。同年、ドラマ「それでも、生きてゆく」(フジテレビ系)で俳優デビュー。
主な出演作としてドラマ「Sister」（読売テレビ・日本テレビ）、「忍者に結婚は難しい」（フジテレビ）、「帰ってきたぞよ！コタローは1人暮らし」（テレビ朝日）、「家政婦のミタゾノ」（テレビ朝日）、「今日からヒットマン」（テレビ朝日）、映画「カラダ探し」、「SEE HEAR LOVE～見えなくても聞こえなくても愛してる～」ほか。
（撮影／倉持あゆみ 取材・文／みやざわあさみ）
