小泉孝太郎「芸能界が愛おしいくらいに好きですね」4年間で改めて感じた思い

公開: 更新: テレ東プラス

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ニッポンの技で世界を修理 世界!職人ワゴン」が、4年ぶりに復活! 日本が誇るスゴ腕職人たちが、世界の“壊れたモノ”を直します。

2017年の番組スタートから“ストーリー・テラー”を務める小泉孝太郎さんに話をうかがいました。

小泉孝太郎インタビュー


記事画像ニッポンの技で世界を修理 世界!職人ワゴン」より クロアチアの水車

――今回の第7弾は、クロアチア、ハンガリー、ルーマニアの東ヨーロッパ3カ国を巡り、磨き上げた職人技で、壊れた水車の修復、老朽化した世界遺産の修理、子どもたちの学び舎づくりに挑みます。4年ぶりの番組復活、収録してのご感想は?

「僕の中では2年半ぶりくらいの感覚だったので、4年と聞いて驚きました。世界的なコロナの流行により、『この先、再開することができないかもしれない』と本気で思う時期もあったので、復活できてすごく嬉しいです。この番組を通して、世の中がもとに戻ってきたような実感もありましたし、なにより自分が日本人であることを誇れる素敵な番組なので、また携われることがありがたいですね」

記事画像「ニッポンの技で世界を修理 世界!職人ワゴン」より ハンガリー――“素敵な番組”というこの番組の魅力を、どんなところに感じていらっしゃいますか?

「日本の職人さんの技術と心意気、真心が詰まっていて、どこの国に行っても、町の人々から感謝されていることが伝わってきます。『日本人であることを誇れる』と口にしましたが、見てくださる方々も『日本にはこんなに素晴らしい職人さんがいるんだ』と、僕と同じような気持ちになってくれるのではないかなと思います。

文化が違うため、日本の常識が通用しないことも多々あります。また、世界遺産には出来ることの縛りがあったりもして。そうした限られた条件の中で、その国々の人たちの思いを超える修復をするというのは、本当に凄まじいことだと思います。

記事画像「ニッポンの技で世界を修理 世界!職人ワゴン」より ルーマニア

日本なら、すぐに手に入る部品が調達できないこともあります。その代わりに何を使えばいいのか、という職人さんの柔軟な考え方や技術も、大きな見どころだと思っています。この番組を見て『世界で活躍する職人さんになりたい!』と思う子どもたちがいるかもしれないですよね。そういった可能性も感じています」

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――スゴ腕職人の職人技には毎回驚かされますが、小泉さんが、今、直してほしいモノはありますか?

「僕は物持ちがいいほうなんですが、20年くらい履いたブーツを処分してしまったんです。何度か修理にも出したのですが、どうしても底がめくれてきてしまって。それを、このスゴ腕職人さんたちだったら、どう直してくれたのか、というのは気になっています(笑)」

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――今年も残すところあとわずかですが、小泉さんにとっての2023年を漢字一文字で表現すると?

「今年はフルに動いていて、自分が2人いるんじゃないかと思うくらいの日々でした(笑)。1年間ドラマや映画の撮影が続いて、その間、バラエティ番組にも出演していたので。…ということから、瞬間の『瞬』ですかね。振り返ると、1年が瞬く間に過ぎていったような気がします。そんな風に思うことは、なかなかないかもしれないです」

――この番組は年末12月30日放送ですが、小泉さんの年末の恒例行事はありますか?

「いつも12月28日あたりが仕事納めで、年末は大好きなゴルフをします。12月31日も、1月1日も(笑)。大晦日は仲間たちとゴルフをして、その後、一度家に帰って少し休んで、みんなでお店に行って年越しそばを食べる、というのが恒例行事になっています」

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――番組がお休みしていたこの4年間で、ご自身に起きた変化はありますか?

「コロナ禍によって世界も自分も一旦時が止まって、これからの人生も含めて『自分には何ができるかな』と考えました。もし芸能の仕事ができなくなったら、転職もしなきゃいけないのかと、そこまで考えましたから。でも、改めて『これしかないんだ』と決意できた時間でもありました。この番組のスタッフのみなさんともお会いできて、多くの人に番組が届けられる。やっぱり僕は、芸能界が愛おしいくらいに好きですね」

(取材・文/nakamura omame)