<左から:堀井新太さん、土村芳さん、古屋呂敏さん>
テレビ大阪新ドラマ枠「DRAMA ADDICT」にて「インターホンが鳴るとき」(毎週水曜深夜24時放送)がスタート。
ウェブコミック配信サイト「マンガボックス」で600万PVをと突破した大人気の本作は、2026年を舞台にした「AI」「Chat GPT」といった現代テクノロジーがカギを握る“令和の不倫ドラマ”です。
土村さんは「とても演じていてカロリー消費が高いなと。まだ撮影は続いているのですが、明日から放送されることにドキドキしています。」と主演を演じる大変さと喜びを伝えました。
堀井さんは「ここ数年で一番しんどかった役です。毎日毎日心が削られる現場だったので、ある意味すごい作品ができたなと。いいシーンが撮れていると自負していますので、広げていただけたらなと思っています。」と土村さんと同様に大変なシーンが多かったそうだが、作品に関われたことが嬉しかった様子。
古屋さんは「僕自身の役がどう変化していくのか、どういうふうに物語に関わっていくのか見いただけると嬉しいです。」と今後の作品の見どころを教えてくれました。
改めて本作への出演が決定したときの気持ちと脚本を読んだ印象を聞かれた土村さんは、「私はまだ結婚もしていないし、子供もいないですけど、自分が信じている日常や世界がある日突然崩れてしまうのは相当のことだと思います。そこから自分では気づいていなかった新たな一面を知って、そういう部分での結花の変化であったり成長であったり、繊細ではあるのですが、全体を通して表現することが結花を演じるうえで大切になってくるだろうなと、印象を受けました」と。
さらに「結花は私自分では選ばない選択をする女性なので、演じさせてもらううえでは覚悟を持って演じなければいけないなと思いました」と主演を演じることにプレッシャーも感じていたみたいです。
堀井新太さん(田中真治役)
堀井さんは5人の女性と不倫をする夫を演じることに「ドロドロした不倫劇だと思ったけど、原作を読んで、本気で取り組まないと僕の役のつらさがみなさんに伝わらないなと。やるんだったらとことん役にどっぷりハマって、みなさんに何かが届いたらいいなと思って演じてます」と現代だからこそSNSを通して本作が話題になってほしいと期待を述べました。
土村さんは、夫に不倫をされてしまう“サレ妻”を演じるうえで難しかったことを聞かれると、「不倫相手と向き合うことで結花が変わっていくんです。これまで細々としていた結花の中の芯にいろんなものがくっついていって、結花の軸がどんどん太くなっていく印象を持ちながら演じさせてもらっています。ただ、(演技が)行きすぎてしまうと結花ではなくなってしまうので、いい塩梅になるよう監督と相談しながら演じてます」と、結花の成長を演じることが難しかったとのこと。
古屋呂敏さん(佐伯海斗役)
そして古屋さんは「環境によって感情によって変化していくのが見どころですが、前後のシーンとどう芝居の辻褄を合わせるのか考えて進めるのが難しかったです」とのこと。関西出身の古屋さんにとって、関西出身のスタッフが多い現場も大変だったことのひとつだったそうで、関西弁から標準語に切り替えるのも苦戦したとのこと。
さらに、「“不倫”テーマにしたドラマが増えているが、なぜ惹かれてしまうと思いますか?」という記者からの質問に対して、「人との恋愛に対しての在り方というのが、より選択肢が広がってきているのかなと。その中で在り方を改めて考えさせられるテーマかなと思います。私も本作を通して恋愛って男女って人との関係って……と深く考えてしまいました。」と結花を演じている中で色々考えさせられたと述べました。
最後に本作の主演を務める土村さんより視聴者のみなさんへ、「テーマがたくさん詰まっている作品で、1話から10話まで通して見ていただいた方がひと言目に何を発するのか興味があります。何かひとつでも残るものがこのドラマであれば嬉しいです。」とメッセージをいただき、和やかなムードで制作発表記者会見は終了しました。