ドラマプレミア23「けむたい姉とずるい妹」(毎週月曜よる11時6分放送)の記者会見が行われ、主演・栗山千明をはじめ、馬場ふみか、栁俊太郎が登壇。作品の魅力や見どころを語った。
険悪な姉妹が、一人の男を巡って繰り広げる壮絶な姉妹バトル。栗山が演じるのは、道徳心は強いが、一度火が付くと理性を失い暴走することもある姉・東郷じゅん。自由奔放に見えるが、愛情に飢えている異父姉妹の妹・三島らんを馬場が演じる。
脚本を読んだ感想について、栗山は「それぞれの視点が斬新。同じ事柄でも、妹・らんの視点では全然違う風に捉えられているので、そこが面白いです」とコメント。
実生活でも2人姉妹の妹である馬場は「じゅんとらんとは関係性が違いますが、姉妹ならではの嫉妬って、少なからずあるのでは。私自身も嫉妬を感じたことがあるので、共感する部分がありました」と語った。
一方、姉妹を狂わせる存在として、らんの夫であり、高校時代のじゅんの元カレ・三島律を演じる栁は「素敵な女性に囲まれて生活する役柄と聞いて、『よっしゃあ！』って(笑)。撮影が楽しみでした」とコメント。会場は笑いに包まれた。
演じる上で難しかった点を聞かれると、「イライラするシーンが多いので、そのテンションを保つのが大変です。らんちゃんは、人をイラッとさせる天才」と栗山。それを受けて、馬場は「わざとやってる部分もあるのかなと(笑)」と苦笑い。
栁が「2人のバチバチなシーンが多いので、撮影序盤は、現場でいつも気を遣っていました…」と明かすと、栗山が「私たちが険悪みたいに言うのやめてくださいよ！(笑) 実際はなごやかですよ」と慌ててフォローする一幕も。
役に合わせて、トレードマークのロングヘアーをばっさりカットした栗山。大胆なイメージチェンジについて、「5歳頃からずっとロングヘアーだったので、いいチャンスをいただけました。短い方が扱いが楽ですし、この髪型を楽しんでいます」とにっこり。
最後に、栗山が「それぞれが悩みを持っている。トラウマに近い悩みを抱えていて、その中で揺れ動く心情を繊細に描いている作品ですし、それをきちんと表現したい。多くの方に見てほしい」とメッセージを送り、会見を締めくくった。
姉・東郷じゅん(栗山千明)と妹・三島らん(馬場ふみか)は、母・東郷由里子(雛形あきこ)の葬儀で13年ぶりに再会する。じゅんは幼い頃から、お気に入りの服やアクセサリー、おもちゃなどの大切なモノを自由奔放な妹・らんに奪われてきた。さらに妹・らんは…なんとじゅんの元恋人までをも奪い去っていたのだった…。そしてらんは母の葬儀にじゅんから略奪し、自分の夫となった三島律(栁俊太郎)を連れて現れる。挙句の果てに、母が遺した家に夫婦で住むと言い始めたのだった。これ以上大切なものをらんに奪われるのは許せないじゅんは、なんと2人と一緒に自分もこの家に住むと啖呵を切り、妹・らんと、元カレであり妹の夫・律との奇妙な3人暮らしが始まるのだった。次第に姉妹は1人の男を巡り壮絶なバトルを繰り広げる！
ドラマプレミア23「けむたい姉とずるい妹」(毎週月曜よる11時6分放送)
(取材・文/みやざわあさみ)
