“何食べ”西島秀俊×内野聖陽、お互いを褒め合う「内野さんが入ると温度が2度上がる」

公開: 更新: テレ東プラス

ドラマ24「きのう何食べた? season2」(毎週金曜深夜24時12分)。“シロさん”こと弁護士・筧史朗を演じる西島秀俊さんと、“ケンジ”こと美容師・矢吹賢二を演じる内野聖陽さんのインタビュー【後編】を!

※対談の【前編】では、内野さんが西島さんに嫉妬!?

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お互いを褒め合ってください!


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――日常を描く作品には珍しく、登場人物が歳を重ねていくという変化はありますが、逆にここだけは変えないというところはありますか?

内野「僕の志としては、“見る方の心にすっと入ってくるようなナチュラルな世界観で”、というのは変わらないところですね。LGBTQというテーマを扱っていますが、普遍的なものを感じ取っていただけるようにするためには、僕ら表現する側が“深く捉えながら、さらりと表現すること”が大事なので」

西島「season1から共通して内野さんも、梶(芽衣子)さんもおっしゃっているように、“真剣にやる”ということは大事にしています。真剣にやった結果、コメディとして面白くなるならいいけど、何かを狙ってやるのではなく、自然なお芝居を心掛けましょう、と。…とか言いつつ、すごいコメディになっていたらどうしよう(笑)」

内野「そうだよね。志とは違って、そうなっていたりして(笑)」

西島「『ここは自由にやってください』と言われた時は、かなりコメディになってしまうこともあるので(笑)。でも、自然にお芝居をして、結果的にそれがちょっと面白かったり、ちょっと物悲しかったり…というところは変わらずいこうと、今回もみんなで確認し合っていました」

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記事画像「きのう何食べた? season2」第1話より――劇中で「つまらないところが筧先生のいいところよね」というセリフがありました。それにちなんで、現場で感じたお互いのいいところを褒め合ってください!

西島「内野さんが『おはようございます!』と入ってくると、現場の温度が2度ぐらい上がります」

内野「“暑苦しい”と、昔から言われております(笑)」

西島「全体のテンションが上がるので、何か想像もしなかったようなことが起こるんです」

内野「そうなんですか? 僕、普段がしょぼくれてるんで…」

西島「しょぼくれてないよ(笑)」

【動画】「何食べ」season1 第1話 和やかな食卓に波乱!?

記事画像「きのう何食べた? season2」第1話より

内野「せめて現場では元気でいようと思っているだけなんですけどね」

西島「普段ストイックですもんね」

内野「いやいや。現場に日常を持ち込まないために『おはようございます!』と入ってくるんですね、きっと。西島さんは、現場を紛糾させない理知的処理能力が僕とは段違いですね。僕は激情型というか、口には出さないものの、心の中では『何それ、つまんねぇよ』とか『えー、イヤだ』とか思っちゃってるんで(笑)」

西島「時々出てますよ、それ(笑)」

内野「あ、出てますか?(笑)。もし現場でトラブルがあったとしたら、僕だと『こうすりゃいいじゃん』と雑な言い方になってしまって紛糾が止まらないと思いますが、西島さんは『だったらこうやればいいんじゃない?』と冷静に事態をまとめて進めてくれるのが頼もしくて。僕にはないところなので、とてもありがたいです」

西島「記憶にないですけどね(笑)」

内野「日常的にそういうことをやられているので、さすがだなと思って見ているんです」

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【プロフィール】
西島秀俊(にしじま・ひでとし)
1971年3月29日生まれ。東京都出身。近年の出演作は、ドラマ「シェフは名探偵」(テレビ東京系)、 「ユニコーンに乗って」(TBS系)、「警視庁アウトサイダー」(テレビ朝日系)、映画「ドライブ・マイ・カー」(2021年公開)など。2023年11月23日(木・祝)公開の北野武監督最新作、映画「首」では明智光秀を演じる。

内野聖陽(うちの・せいよう)
1968年9月16日生まれ。神奈川県出身。近年の出演作は、ドラマ「鉄の骨」(WOWOW)、連続テレビ小説「おかえりモネ」(NHK)、映画「初恋」(2020年公開)、「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー/最後の錬成」(2022年公開)、舞台「笑の大学」(2023年公演)など。主演映画「春画先生」が、2023年10月13日(金)公開。

(撮影:uufoy/取材・文:高瀬純)