毎週火曜深夜24時30分からは、ドラマチューズ!「なれの果ての僕ら」を放送!
「テレ東プラス」では、第7話をプレイバックする!
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夢崎みきお(犬飼貴丈)に操られ、次々と犠牲者が増えていく四ノ塚小学校元6年2組の同窓会。しかし、これらすべての残虐な実験は、ネズこと真田透(井上瑞稀 HiHi Jets/ジャニーズJr.)を試すためだけにみきおが仕掛けたことだった。
みきおはネズに拳銃を手渡し、ネズは震えながら、みきおに銃口向ける――!
「君は僕を殺せるかなぁ…。さぁ撃つんだ!」
ガタガタと震えるネズ。
「ねぇ覚えてる? 小さい頃、よく2人でカブトムシを捕りに行ったり、川に遊びに行ったりしたよね。新鮮で楽しかったなぁ。君といる時だけは、純粋な気持ちで向き合えた。君には感謝してる。ネズ、友達って最高だね」
みきおは、ネズが構える拳銃を、自分の左胸に押し当てる。
すると、ネズとみきおが対峙する教室に数人が戻ってきた。みきおは、彼らにもう一丁の拳銃を向け、邪魔しないようにとけん制する。
「さあネズ、僕を殺すんだ!」
極限状態に追い込まれたネズの脳裏に、犠牲になったクラスメートたち、そして桐嶋未来(大原櫻子)の姿が浮かぶ。引き金にかけた指に力が入り、絶叫するネズ!
「復讐は……何も生まない……生きて罪を償わせる」
みきおを殺せばすべてが終わるはずだったが、ネズは撃てなかった。
「君はいつも僕の想像を……最高だよ、ネズ」
恍惚の表情を浮かべるみきお。「撃つべきだったんだ、みんなのために!」
「人を殺すのは、ためらうだろ!」
クラスメートたちの反応はさまざまだった。ネズは彼らから離れ、苦悩していた。自分のせいで、みんな死んでしまった。愛する未来も――。
そんなネズに、雨宮鈴子(大原優乃)が声をかける。
「どうにもできなかったんだよ。唯ちゃん(阿部凜)のことも、桐嶋さんのことも…」
「情けないよな、俺。結局何もできなくて…」
「そんなことない! 私はいつも救われてた。誰にでも平等で、いつも私のことを否定しないでくれて…私、ネズくんのためなら何でもする」
「じゃあ俺を殺してくれ。できないんだったら、俺が殺してやる!」
追い詰められ、ギリギリと雨宮の首を絞めていくネズ。しかし、ふと我に返り、「ごめん…」と手を止めて涙を流す。そんなネズに、雨宮はそっと寄り添うのだった。
「私は何があっても、ネズくんの味方だから」
ネズは雨宮とともに教室に戻った。石井礼夏(工藤遥)は、なぜ撃たなかったのかとネズを責め、ネズとみきおがグルだと言い始める。ネズに冷たい視線が送られ、教室は異様な空気に包まれる。
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「次は王様を決めるんだ」
みきおが命令を下した。一同は再びグループ分けされ、1時間以内に各グループの中で話し合って王様を決めることに。王様は絶対的な権力を持ち、何をしてもいい。みきおも王様の命令に従い、自分が持っている二丁の拳銃を渡すという。王様になれば、実験を終わらせることができるのだ。
「僕はもう目的を果たしたからね…」
「ネズのことか…」
「そう。思ったより早くあの実験ができたから、他のことには興味がなくて…」
ネズは、石井、月岡小紅(吉田伶香)、黒田大輝(西村拓哉 Lil かんさい/関西ジャニーズJr.)と同じグループになった。親友だった月岡に裏切られ、狂犬のように攻撃的になってしまった石井。彼女はネズに激しい憎悪を向け、ネズが王様になるのだけは許さないと告げる。
「俺は…王様には興味ない」
力なくつぶやくネズ。
黒田、葉月依莉奈(紺野彩夏)、長谷部弘二(佐久本宝)…各グループの王様が、みきおのもとに集められた。民主的に選ばれた者もいれば、強引に権力を奪った者も。みきおは3人に、“ある特権”を渡す。
今度こそ王様が実験を止め、すべてを終わらせるはずだった…が、権力を持った王様の振る舞いにより、最悪の惨劇が引き起こされてしまう。