芸能人生で乗り越えた“試練”明かす ユースケ・サンタマリア×秋元真夏スペシャルトーク(2):ナゼそこ?

公開: 更新: テレ東プラス

ナゼそこ 後編
8月3日(木)夜9時からは、人気番組「ナゼそこ?」を放送!
今回より、MCの新井恵理那が産休でお休みに入るため、代打として元乃木坂46キャプテン・秋元真夏がMCに就任! 同じくMCを務めるユースケ・サンタマリアと、どんな掛け合いを見せてくれるのか!

「テレ東プラス」は、初回の収録を終えた2人を直撃。2回にわたって、スペシャルトークをお届けします。※前編はこちら

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――「ナゼそこ?」では、毎回ワケあって、秘境や山奥で暮らす人々が登場します。芸能界において、忙しい日々を送るお2人ですが“いずれはこんな場所でこんな生活がしてみたい!”という願望はありますか?

ユースケ「僕ね、実はこの間、完全プライベートで、初めてハワイに行ったんですよ。昔から、年末年始に、芸能人の皆さんがこぞってハワイに行くじゃないですか。実際に自分が行くまでは、なんでそんな一番疲れてる時に、何時間も飛行機に乗っていくのか…正直まったく理解できなかったんですよ。でも実際に行ってみたら、“なんて素敵なところなんだろう! こりゃ来るわ”と(笑)。この歳で初めて行ったのがさらに良かったのかも。もう俺、今後の目標になりました(笑)」

――住みたいほどハワイが良かったと…。

ユースケ「そうですね。いずれは本気で住みたいです。気候もいいし、海と人かな? 1週間弱ぐらいしかいなかったんですけど、ここ数年で一番胸に残りました。旅に出て“楽しいな”とかはよくあるけど、“住みたいな”って初めてですよ。いまだにロス(笑)。
住まないにしても、小さなアパートを借りてひと月行ってみるとか、たまに気分転換したいな~と、今めっちゃ思っています。部屋のベランダでボーッとしてるだけで、あんなに時間ってつぶせるものなんだと思いました。のんびりしすぎて人間ダメになっちゃう? とも思うんですけどね。真夏ちゃんはどう?」

秋元「将来的な話をすると、やっぱり沖縄ですかね。毎年家族旅行で行っていたこともあり、お仕事も含めると、もう何回も行ってると思うんですけど、特に南城市へ行った際、海で楽しんだ後、緑に囲まれた場所でただただボーッとゆっくりしたことが心に残っていて…。すごく素敵な時間で、“こんなにゆっくり時間が流れるところだったら、もういくらでもいられるな”っていうぐらい…」

ユースケ「この仕事って緊張することも多いし、“自分が心からリラックスできる時間っていつなんだろう”ってなりがちだからね。だからこそ、そこに行けば確実にリラックスできるという場所は必要だと思う。僕はそれをやっと見つけたというか…。でもそれは、確実に『ナゼそこ?』の影響を受けているとも思う(笑)」

ナゼそこ 後編
――この番組には、さまざまな人生を背負った波乱万丈な皆さんが登場します。ここでお2人に、ご自身の人生をちょっと振り返っていただいて…“こんな大変な時期をこう乗り越えた”というエピソードがあれば教えてください。

「私はオーディションで乃木坂46に入りましたが、両親に何も言わずにオーディションを受けてしまったんです。途中、オーディションで東京まで行かなければならなくなり、とりあえず母にだけは話して味方につけて、父には黙っていたんですよ。絶対に怒ると分かっていたので…。
どうせ受からないだろうから最後まで黙っておいて、“落ちたらなかったことにすればいいや!”と思っていたんですけど、ありがたいことに最終審査に通ってしまい、その直後に撮影していただいた写真が、翌日のスポーツ新聞に出てしまいまして…。父はもう大激怒で、そこから1年ぐらいは話さなくなりました。正直その時はもう、“芸能界を続けれないかもしれない”というぐらい追い込まれまして…」

ユースケ「そうだったんだ。お父さん、今はどうですか?」

秋元「自分なりにお仕事も精一杯頑張りましたし、その時期をなんとか乗り越えまして、今はものすごく応援してくれています。乃木坂46の時は、ライブも毎回来てくれました。野外で雨が降ってるのに、なぜかスーツ姿で(笑)」

ユースケ「僕はまだ子どもがいないけど、男親はね、娘が芸能人になるなんていったら、そりゃあもう…。自分が想像できない世界に娘が入っていくって怖いじゃない。でも、芸能活動を続けていく中で、ファンの方やスタッフさんが娘に良くしてくれてるということがだんだんわかってくると軟化していくよね。男親ってそういうもんです(笑)。
“今は応援してくれています”で本当に良かった! “いまだに口をきいてません”とかだったらどうしようかと思って(笑)」

秋元「今は頻繁に連絡を取り合ってご飯にも行きますし、仲良しなので大丈夫です」

ユースケ「いや、本当に良かった!(笑) 僕は30を過ぎた頃、なんとなく気が乗らない仕事が続いた時に、少し体調が悪くなったことがあったんだよね。意外と嘘がつけないタイプで、つまらないのに楽しそうなふりをするとかそういうことが苦手で、仕事をセーブしていた時期があったんですよ。でも次第に自分の中で“やってみたらなんかうまくできた”“自信は無かったけど、これはうまくやれたし面白かった。俺はこういう仕事が好きなんだ”ということがわかるようになってきて…。
そんな時期を乗り越えた今、ものすごく絶好調! というか体調もいいし、気持ちの折り合いのつけ方もわかってきて、“こうやって人間は成長していくんだ。だからこういう挫折は、いっそ若いうちにやっておいた方がいいな”と思ったよね。若いうちだからこそ、早めに立て直せるというか。

とはいえ、決して自分が好きなことだけやれと言ってるわけじゃなく、なるべく自分が心躍る方向に行った方がいいのかなと思います。仕事への取り組み方も変わってくるし、それは芸能界に限らず、一般の仕事でも当てはまるんじゃないかと…。この話、いったいどこへ向かうんだろう…?(笑)」

――でも「ナゼそこ?」には、そんな生き方を体現している方がたくさん登場しますよね。そしてユースケさんのお話も、読者の心に響いたと思います!

秋元「私もものすごく勉強になりました! ユースケさんありがとうございます。これからもどうぞよろしくお願いします!」

(取材・文/蓮池由美子)