「同性愛者なんだ…」悠生が両親に覚悟のカミングアウト!「私と夫と夫の彼氏」第9話をプレイバック!

公開: 更新: テレ東プラス

水曜深夜3時20分からは、いよいよ最終回! ドラマ「私と夫と夫の彼氏」を放送。

さまざまな葛藤を乗り越え、新たな1歩を踏み出そうとする美咲(堀田茜)、悠生(古川雄輝)、周平(本田響矢)…。「テレ東プラス」では、第9話をプレイバックする。

高校教師の仲道美咲は夫・悠生とのセックスレスに悩んでいたが、ある日、悠生の浮気が発覚。しかも相手は男性で、美咲の元教え子・伊奈周平だった。高校時代、美咲に告白した周平だったが、今は美咲と悠生、2人とも愛しているという。

美咲の提案で、3人は共同生活することに。幸せに暮らす道を模索するが、美咲はその難しさを感じていた。
そんな矢先、美咲に新たな恋の予感が。それを知った悠生は、美咲を解放するために離婚を決意。悠生の周平への気持ちを知った美咲も同じ決断をし、クリスマスプレゼントで離婚届を贈り合う。

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2人の離婚を受け入れられない周平。「私たち、言えないことが増えてる気がして…」という美咲の言葉に、悠生に押し倒された夜のことを思い出す。

「もしかして、あの時…先生、見たの?」

「うん、見たよ」

「きっと悠生はわざと先生に見せようとしたんだよ。先生が帰ってくるのを知ってて…ね、そうでしょ?」

「…周平くんも、悠生を受け入れた瞬間があったんじゃない?」

「それは…」

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「それが答えなんだよ。それが自分の心を殺さないってこと。私も…他の人を好きになりたい。人としてだけじゃなくて、女として愛されることを諦めたくない」

「だからって、別れることないじゃん。好きだったら、どちらかを選ぶ必要なんてないんだよ。それが誰の心も殺さないことだって、分かってくれたんじゃなかったの? ねぇ先生、まだ悠生のこと好きなんでしょ? 好きだったら…」

「ごめんね。周平くんみたいに、同時に等しく複数の人を好きになるなんてできない。私はやっぱり、1対1の関係じゃないと…考えられない」

「悠生もそう思うの?」

「周平みたいになれたら良かったんだけど…」

「…1対1か。それが普通だもんね…。いいよ、解散で…。これまで僕に合わせてくれて、ありがとう」

涙を堪えて微笑む周平。悠生は、年越しまでは3人で過ごし、新年から新しい生活を始めることを提案する。記事画像
翌日。インテリアデザイナーの悠生は、幾つものプランを前に悩む客(中山忍)に、「それって、誰かを喜ばせようとしてるからじゃないですか?」と切り出す。

「相手を思い合うって素敵なことだと思います。でも、相手が喜ぶことが自分の喜びだっていうのは、時に責任の押し付け合いになるんじゃないかと、最近思うようになったんです」

「はい…」

「実は私、自分の人生を妻に捧げるって約束したんです。それだけ妻のことを幸せにしたいと思って、妻の幸せが自分の幸せなんだと伝えたくて…。でもそれって、妻に自分の幸せを背負わせてたんですよ。だって『あなたが幸せじゃないと、俺が幸せじゃない』って言われたら、幸せなふりしませんか? それって残酷じゃないですか。幸せは、自分で見つけないと」

悠生の熱い言葉に、客は深く頷くのだった。

周平は、元彼女の今村美緒(大谷凜香)に、3人の関係が上手くいかなかったことを明かす。複数人を同時に愛せる周平を理解できない美緒は、「今まで分からなかった周平の世界を漫画に書いてよ」と言い、周平は戸惑いつつも本気で考え始める。

一方の美咲は、同僚の三角(しゅはまはるみ)に離婚を報告する。以前、匿名のアカウントから悠生の不倫を密告し、「相手の気持ちはあなたに向いてないんだから、もう別れてあげなさいよ」と忠告した三角。これまで何かと美咲を心配している風だったが、「本当は心配なんてしてなかった」と打ち明ける。

「私ね、“完璧な結婚しました”って感じの美咲先生を見てるの、ずっと辛かったんだよね。だから、旦那さんが不倫してるって分かって、嬉しかったの。人の不幸を喜ぶって最低だと思いながらも、これで少しは私の気持ちも分かってもらえるかなって…。なのに、離婚しないって…。私は夫に不倫されて、それを追求したら、あっさり離婚を切り出されたのに。“不倫されてるのに、なんでまだ仲良く結婚続けてるの?”って思っちゃったのよ…。最低でしょ?」

「最低、ですね…。知れて良かった、三角先生の気持ち…。改めて乾杯しません? 私のこと嫌いなままでもいいです。でも、誤解したままは嫌です」

本音を明かしたことで、理解し合えた2人。美咲、悠生、周平…それぞれが前を向き始める。

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翌朝。突然、悠生の両親が仲道家を訪れる。「美咲ちゃん、そろそろ孫の顔を見せてくれないか」と懇願する父・幸仁(飯田基祐)に、愕然とする美咲と悠生。

「父さんたちには、自分たちでケジメをつけてから、ちゃんと話そうと思ってたけど…。俺が……俺が、同性愛者なんだ」

ついに悠生は、両親に性的マイノリティーを打ち明けるのだった。