7月17日（月）に放送した「家、ついて行ってイイですか？(明け方)」（毎週月曜深夜）では、横浜市鶴見区の温泉施設で出会った家族のお家について行きました。

今回は、横浜市鶴見区にある温泉施設「Spa Libur」さんで、回数券を差し上げる代わりに家を見せてもらうという企画。お風呂上がりのご家族に「家、ついて行ってイイですか？」と聞いてみると、「(回数券)欲しい。全然いいんじゃない？」ということで、交渉成立！

車で来ていたしんいちろうさん（45歳）ご一家。愛車はもともとシルバーだったそうですが、なんとご自身でイーグルブルーグレーに塗装したそう。もしやお仕事は車関係…と思いきや、プリントシール機やレーシングゲームなどの筐体をデザインしているそうです。後々この腕前が活かされる日が来る…かも！？

勤務先は、なんと「SEGA」！ しかし、「デザインをやっていました」となぜか過去形。実は今日で会社を退職するというではないですか！ なんというタイミング！

ご自宅はテラス付きの4LDK。番組スタッフが電車で来たことを確認すると、冷えたビールを振る舞ってくださいました。しんいちろうさん、お仕事お疲れ様でした！息子のしょうたろうくん(13歳)は小学6年生。趣味はDJで、部屋にはお小遣いで買ったというDJキットがありました。EDM(エレクトロニック・ダンス・ミュージック)が好きで、「6年生でEDMってかっこいいじゃないですか、パリピ？」と、しょうたろうくん。将来が楽しみ！？

妻・じゅりさん(45歳)はWebデザイナー。夫婦でリモートワークだったため、仕事部屋を分けていますが、仕事部屋にあった冷蔵庫には大量のお酒がストックされていました(笑)。「酒は欠かしたくない」（しんいちろうさん）。

こちらはしんいちろうさんの仕事部屋。最近までモニターやPCが並んでいましたが、退職にあたり会社に返却したため、机の上はスッキリ。「明日からは自由の身だけど、まだ実感が湧いていない。明日から虚しいよね」と心境を語ります。

ある程度キャリアを積むと現場を離れ、マネージメント側に異動するケースが多いなか、「現場で手を動かし続けたい」という思いから辞めることを決意。「14年半務めたし、ひとつ役割を終えたと感じたところもあって。車が好きだし、違う世界を見たい」と、しんいちろうさん。

しんいちろうさんのお父さんは、新潟県で車の工場を営んでいます。その背中を見てきたからこそ、現場にこだわりがあるしんいちろうさん。しかし入社した時「自慢の息子だ！」と喜んだお父さんに、まだ退職を伝えられていないそう。そこでカメラに向かって「俺、会社辞めちゃいました」とメッセージを。

希望退職プログラムを利用したため、退職金は割増しでもらえたそうですが、「不安…」と本音をこぼすじゅりさん。しかし、「リタイアにはまだ早いから、あと10年、好きなことで働いてほしい」と背中を押します。

しょうたろうくんも「ニートにならなければいいんじゃない？ 自分も習い事やめた時、スッキリしたし」と、家族は悲観的に考えている様子はまったくありません。そう、「習い事をやめた」くらいの気持ちで切り替えるのがいいのかもしれません。

一方、しんいちろうさんは「45年突っ走ってきたけど、じゃあ何がしたいっていわれると、見えてない部分もある」と心の内を明かします。安定を捨て、どんな道を選ぶのでしょうか。