片づけの魔法“こんまり”夫婦対談 わずか客2人からの成功

公開: 更新: テレ東プラス

7 月 17 日(月・祝)パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい 1 丁目 1-1)にて、「RaiseLifework 女性の働き方・生き方フォーラム 2023」を開催。会場にはおよそ1000人のお客さんが集まる中、」「future stage ビジネスを日本から世界へ」をテーマに豪華ゲストが登場し、トークイベントを行いました。

近藤麻理恵さんイベント
著書「人生がときめく片づけの魔法」が世界的ベストセラーとなった“こんまり”こと近藤麻理恵さんと、その夫でありプロデューサーの川原卓巳さんが対談。

まず、夫・川原さんから「どうして “趣味の片づけが、仕事になったのか”教えてください」との質問が。

近藤麻理恵さんイベント
専業主婦の母親を見ていきた中で“片づけ”に興味があり、15歳の時から片付けの研究を始めたいう近藤さん。大学時代、趣味の一環として友達の家を片づけていたところ、「“こんまりちゃんが遊びに来ると家が綺麗になるらしい”と色々な方からもお声がかかるようになり少しずつ、お金がもらえるようになりました」と、最初のきっかけを。しかし、当時はこれが本職になるとは思わず、就職して2年間人材派遣会社で営業をしていたそう。

そんな中、「自分の好きなものを提供していくことが大事」との思いから、会社員をしながら、好きな“片づけ”の仕事を副業として始めることに。「会社の人達も協力、共感してくれて、いつの間にか毎日片づけをしていて、毎日求められている。そこで私は“片づけコンサルタント”になろうと独立しました」と、“片づけ”を本職にした経緯を語ります。

近藤麻理恵さんイベント
しかし、最初から順風満帆ではなく、会社を辞めた後の1年間は「『マーケティングについて、ブログの書き方、PRの方法、企業とは…』等、毎日のように何かのセミナーへ通っていたと思います。失敗も多かったと思います」と、「学びまくり期間」だったそう。

そこから顔出しせずブログを開設し、セミナーを開いてみたものの、お客さんは二人。数々の失敗を経験する中で、「ここで自分が怖気づいて、このまま終わると、何のために生きていたんだっけと感じました」と考え、本を出すタイミングで、顔出しをして、本名を出して、活動することを決意したのだそう。

2015年にはアメリカの情報誌「TIME」にて“世界で最も影響のある 100 人”に選出され、世界的に活躍する近藤さん。「何かを成し遂げているのは特別な凄い人なのかというと“そうではない!”と。アメリカのスターの方や活躍されている方とお話させて頂くと“あ、普通の人だ”と常に感じます。今の自分の状態で精いっぱい出来ることって何なのかを考えて提供していくことが大事だと思います」と会場のお客さんへエールを送ります。

近藤麻理恵さんイベント
川原さんは「僕は傍で見ている人間だから感じますが、彼女自身は日々苦しんでいて、大変なこともたくさんあり、批判も浴びることもあります。でも頑張るのは、“片づけをしてときめく人を増やしたい!”という気持ちだけなんですよね」と夫だからこその目線と好きなことを続けていく大切さを語りました。


近藤麻理恵さんイベント
「RaiseLifework 女性の働き方・生き方フォーラム 2023」
おうち麹®で作った塩麹・醤油麹・甘酒を使用したモダン麹カフェ運営・発酵調味料や麹おやつの製造・販売を行う麹 Style 株式会社(代表取締役:鈴木ひろみ)・一般社団法人日本麹クリエイター協会、女性たちが生き生きと輝き、活躍できるように働き方をサポートしていく株式会社アズルート(代表取締役社長 複業起業コンサルタント:中山ゆう子)、英語指導力×SNS マーケティングで新しい形の英語教育と地方女性の働き方を提供する株式会社 ENTELAS(代表取締役 大学英語講師/オンライン英語起業塾主宰/武智さやか)主催により開催。
パナソニックホールディングス株式会社初の女性役員でジャズピアニストとしても活躍の小川理子さんも登壇。