W主演・風間俊介が小野花梨との縁を語る「彼女に対しての気持ちは“尊敬”という言葉が一番ふさわしい」:初恋、ざらり

公開: 更新: テレ東プラス

かざま1
不器用だけど愛おしい…。軽度知的障害と自閉症がある女性・有紗(小野花梨)の恋模様を描くドラマ24「初恋、ざらり」(毎週金曜深夜24時12分)。有紗と恋に落ちる岡村役を演じる風間俊介が、小野との縁や俳優としての印象を明かした。

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――恋人役を演じる小野さんとは、10年前に初共演しています。

「そうですね。花梨ちゃんとは、映画『鈴木先生』で共演させていただきました。『鈴木先生』は連ドラから映画化された作品で、今活躍中の20代の俳優さんがたくさん出ています。僕は、花梨ちゃんと土屋太鳳ちゃんを人質に取るという役を演じていて、初めて花梨ちゃんと対峙した時、僕は鎌を持っていました(笑)」

――そんなお2人が10年の時を経て恋人役を演じるというのは、感慨深いものがあります。風間さんは、小野さんを尊敬しているそうですが…。

「花梨ちゃんは本当にすごいんですよ。僕は、ドラマ『鈴木先生』で小野花梨という俳優さんを知り、当時、彼女はまだ小学生だったということにも衝撃を受けました。
劇場版で中学生になった彼女と共演しましたが、その後、時を経て、お互いに芝居を続けてきたからこそ今回共演できる。あれから月日を重ねてきた自分を見せたいですし、花梨ちゃんがどういう時間を過ごしてきたのかも感じられると思うので、それをしっかり受け止めたいです」――今回の作品で小野さんと共演し、どんなことを感じていますか?

「相変わらず、とんでもない俳優さんですね(笑)。彼女は役に寄り添う俳優さんで、その役だったらどう動くかを頭で考えながら、最後は自分が感じたことを信じて演じる方だなと。中学生の頃から変わらないスタイルでやっているのかな?と感じますし、それができるのは努力の賜物だと思います。そう考えると、彼女に対しての僕の気持ちは“尊敬”という言葉が一番ふさわしいですね」

――撮影現場での様子はいかがですか?

「花梨ちゃんとは、ひたすらキャッキャしてますね。最近現場で流行ったのが、『何々とかけまして何々と解く、その心は?』というなぞかけ。“中学生の修学旅行?”っていうぐらい、盛り上がりました(笑)」

インタビュー後編:風間俊介、W主演ドラマ「初恋、ざらり」への思い語る「“優しさって何?”と考える作品に…」

(取材・文/伊沢晶子)

【風間俊介 プロフィール】
1983年6月17日生まれ。東京都出身。1997年、ジャニーズ事務所入所。
1999年、ドラマ「3年B組金八先生 第5シリーズ」(TBS系)に出演し、俳優として注目される。連続テレビ小説「純と愛」(NHK)、大河ドラマ「西郷どん」(NHK)、「記憶捜査〜新宿東署事件ファイル〜」(テレビ東京)、「監察医 朝顔」(フジ)、「silent」(フジ)など多数出演。情報番組「ZIP」(日本テレビ系)では月曜パーソナリティを務めるなど、幅広く活躍。

【第2話 あらすじ】
軽度知的障害を隠しながら運送会社で働く有紗(小野花梨)は、先輩・岡村(風間俊介)に想いを告げた。そんな有紗に勢いでキスしてしまった岡村も恋愛感情を抱き始めるが、同じ職場であることや年齢差などに葛藤する。岡村のこれまでの人生で“普通”からはみ出すことはなかったからだ。
岡村のことで頭がいっぱいな有紗は、急に熱を出し早退することになった。しかし、家にいた母・冬美(若村麻由美)の恋人に無理やり迫られてしまい…。