味噌を愛するオーストラリア男性が、ニッポンの蔵元で伝統技法を学ぶ:世界!ニッポン行きたい人応援団

公開: 更新: テレ東プラス

ニッポンに行きたくてたまらない外国人を世界で大捜索! ニッポン愛がスゴすぎる外国人をご招待する「世界!ニッポン行きたい人応援団」(月曜夜8時)。毎回ニッポンを愛する外国人たちの熱い想いを紹介し、感動を巻き起こしています。

今回は、ニッポンに行きたいオランダ男性を紹介。さらに、オーストラリア男性の来日の様子をお送りします。

オランダ男性がカスタマイズしたベーゴマが、ニッポンの大会へ!


紹介するのは、オランダに住む、「ベーゴマ」を愛してやまないロブさん。

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ニッポンで誕生したベーゴマは、 昭和の高度経済成長期に子どもたちの遊びとして大流行。平安時代の京都周辺でバイ貝に砂や粘土を詰め、紐で回したことが始まりとされています。 関西で「バイゴマ」と呼ばれていたものが、関東に伝わる際「ベーゴマ」に変化したそう。

明治時代にコマが鉄製となり、互いにぶつけ合って勝負し、相手を弾き飛ばすとそのコマがもらえるというルールが定着。昭和の時代には、人気番組や野球チームなどが図柄となった「レアベーゴマ」がブームに。そして現在、ベーゴマを現代風にアレンジしたベイブレードが誕生し、世界的に大ヒットしています。

ロブさんがニッポンのベーゴマを愛するようになったのは、 4、5才頃にお父さんから手作りのコマをもらったのがきっかけ。そこからコマが好きになり、世界各国から集めるように。5年前、ニッポンで競技をするコマ、 ベーゴマがあることを発見しました。

「小さくて美しい形の芸術品みたいなコマで戦っていることにすごく興奮したんです」。
周辺国を探し回るも手に入れることができず、旅行でニッポンに行く友人に買ってきてもらったそう。本物に触れてベーゴマの虜になったロブさんは、カスタマイズして芸術品のベーゴマを作りたいと試みたものの、やり方がわからず、ニッポンの団体「東京ベーゴマ」に連絡。代表の杉浦明人さんは「海外の人が(ベーゴマを)認めてくれているのがとても嬉しかったです」と語ります。

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杉浦さんにお願いし、ベーゴマを手に入れることができるようになったロブさん。コマの芯を尖らせると、ベーゴマを戦わせる場所である「床」との摩擦が少なくなり、長く回るため、自宅に芯を削る工房を構えるまでに。

コマの芯を中心にするとバランスが取れますが、中心からズレるとバランスが悪くなり、止まりやすくなるそう。ロブさんが削ったベーゴマを回すとぐらつきが。一方ニッポンのものは、まっすぐ立っています。

さらにニッポンのベーゴマは、全体的にシャープでよく削られているのに、重さがあります。芯を鋭くさせることで床との摩擦が減り、回転力と持久力がつきますが、逆に削りすぎると軽くなり、相手に弾かれてしまいます。重さを保ったまま芯を鋭く削るのは、至難の技。「この素晴らしいニッポンの削り技術を、ぜひ学びたいんです」。

ロブさんはベーゴマを強くするために、こんな工夫も。ニッポンの刀鍛冶に使われる焼入れと焼戻しを独自に応用。1500度までベーゴマを焼き、水に入れて冷ますことで、鉄に含まれる炭素量が増えてベーゴマが硬く強くなるのです。さらにデコレーションにもこだわりがあり、休日はほとんどカスタマイズに時間を費やしています。

そんなロブさんは、ニッポンにはまだ一度も行ったことがありません。結婚のために家を買ったばかりで、金銭的な理由でしばらく旅行を諦めているそう。

ここで来客が。ベーゴマ友達のゼンネさんです。実はロブさん、数年前にベーゴマチーム「出島ドラゴン」を結成。オランダと貿易をしていたニッポンの出島から名前をつけたそうで、現在6人が所属し、定期的に練習しています。

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出島ドラゴンの中では敵無しのロブさん。「ニッポンで私のベーゴマが通用するのか腕試しがしたいんです」と話します。

というわけで、「東京ベーゴマ」の杉浦さんが、ロブさんの削ったベーゴマでニッポンの大会に参加することに!

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