「あ~このCM何だっけ?」懐かしい映像を見ながらクイズに挑戦

公開: 更新: テレ東プラス

6/29「なつかCM」バカリズム
バカリズムのなつかCMクイズ あ~コレ何だっけ?」を、6月30日(金)夜8時より放送。昭和・平成のなつかCMを紹介しながら、クイズ形式で振り返っていきます。

収録後、番組MCのバカリズムさんにお話をうかがいました。

CMは世相の反映


6/29「なつかCM」バカリズム
――収録は、みなさんで「あ~懐かしい!」とかなり盛り上がっていましたが、いかがでしたか?

「ずっと観ていたいなと思うくらい、全てのVTRがひたすら懐かしかったですね。回答者の伊集院光さんとか井森美幸さんとか僕よりも少し上の世代の先輩と盛り上がれるものもありましたし、若い世代のゆうちゃみさんたちが知ってるCMも意外とあったりして、それぞれの世代によって違う反応が起こっていたのも面白かったです。伊集院さんがいろいろとCMの裏話を教えてくれるのも楽しかったですね。全世代で盛り上がれるいい番組だなと思いました。ただ、賞金が発生するせいで多少のギスギス感が(笑)」

6/29「なつかCM」バカリズム
――100万円から1問不正解につき5万円ずつ減っていくというシステムで。バカリズムさんとのトークからの突然クイズもあって、そこでも不正解だったら5万円減らされるので、回答者もうかうかトークしてられないですよね(笑)。今回紹介したものに関わらず、バカリズムさんご自身の印象に残っているCMはありますか?

「阪神タイガースの掛布雅之さんが出演されていた金鳥マットのCMですね。『か、か、か、掛布さん』とか『いんぐりもんぐり、いんぐりもんぐり、ええ気持ち』のフレーズと、最後の『ババババッ』と音を立てた花火の映像が流れるのが印象に残っていますね。あと、僕は福岡出身だから、当時のローカルCMも印象的で。『にわかせんべい』のCMとか観ると懐かしいなと感じます」
――CMには、その当時の時代背景も色濃く反映されていますよね。

「確かに。バブル期に作ったCMは、えげつないくらいお金がかかってるなとかわかりますよね。逆に、今だとそんなにお金を使わずにアイデアで勝負している面白さもありますし」

――時代の変化によって、お笑い界やテレビ、カルチャーの中で以前と変わったなと感じるところはありますか?

「単純にタレントさんの数が増えて、役割が分散できるようになったんじゃないかなと思いますね。芸人さんの数も多くなって、ゴールデンの番組で司会ができる芸人さんも増えましたし。かつてはゴールデンで冠番組を持てるクラスの方って限られていましたけど、今はたくさんの人が持っているじゃないですか。そういう意味では群雄割拠だなと感じます」

――バカリズムさんはこうしたMCをはじめ多数のバラエティ番組の出演、毎年のコントライブ開催、ドラマの脚本など多方面で活躍されていますが、それぞれの仕事に対するバランスはどのように考えているんですか?

「全て1つの脳みそでやっているので、切り替えている感覚はないですし、バランスというのもあまり考えてないですね。ドラマの脚本を担当するのも芸人としてやっていることで、感動的なドラマを作っているわけではないですし、コントも大喜利もドラマも同じ感覚で作っているイメージです。バラエティに出ることが自分の1番の軸なので、その軸を中心に芸人として全てやってます」

――この番組と“懐かしい”つながりで、今年話題になったバカリズムさん脚本のドラマ「ブラッシュアップライフ」(日本テレビ系)でも、懐かしいエピソードが多数盛り込まれていました。視聴者の“懐かしさ”をくすぐるために、何をピックアップするかということについて、かなりこだわられたんですか?

「身近にいた30代のスタッフさんに当時のことをいろいろと聞いたり、自分で調べたりして。どのあたりに懐かしさを感じるのかを会議で話し合ったりしながら、脚本を書いていきました。楽しかったですね。この番組も、僕世代にはドンピシャだったので本当に面白かったです。ぜひいろんな方に観ていただきたいですね」

6/29「なつかCM」バカリズム
MCのバカリズムさんに加え、回答者は伊集院光さん、井森美幸、岩﨑大昇さん(美 少年)、小峠英二さん(バイきんぐ)、ヒコロヒーさん、ゆうちゃみさんと、各世代のバラエティには欠かせない面々が集結! 懐かしいCMとともに、スタジオトークもお楽しみください。

(取材・文/タカモトアキ)