毎週水曜深夜3時20分からは、ドラマ「私と夫と夫の彼氏」を放送。
“夫の浮気相手は、私の教え子でした”。セックスレスを抱えた夫婦と夫の彼氏…いびつな三角関係を描くヒューマンラブストーリー。
「テレ東プラス」では、第4話をプレイバックする。
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高校教師の仲道美咲(堀田茜)には、インテリアデザイナーでハンサムな自慢の夫・悠生(古川雄輝)がいる。穏やかで優しい悠生だが、2人はセックスレスに陥っていた。
そんな中、悠生の浮気が発覚。しかも相手は男性で、美咲の元教え子・伊奈周平(本田響矢)だった。高校時代、美咲に告白した周平だが、今は美咲と悠生、2人とも愛しているという。
美咲との話し合いの末、悠生は周平と別れることに。セックスレスも解消し、胸をなで下ろす美咲だったが、その矢先、スマホに「善人」というアカウントからメッセージが届く。
そこには、周平とキスをする悠生の写真が貼られていた…。
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美咲が写真を受け取る少し前。悠生は別れを受け入れられない周平に会いに行き、これ以上美咲を裏切りたくないこと、もう会えないことを告げる。
「悠生はそれでいいの?」
「俺は、周平みたいにたくさんの人を同時に愛したりできない。その気持ちにはついていけないよ。ごめん…」
「そっか…。これからは、先生とセックスすんの?」
悠生にキスをする周平。抵抗できない悠生は周平に手を引かれ、ラブホテルへ入ってしまう。そんな2人の姿を何者かがスマホで撮影。その写真が、美咲に送られてきたのだった。
「嘘つき…」
衝撃的な光景に打ちのめされるが、美咲は遅く帰宅した悠生を素知らぬふりで迎える。
「残業? 夕飯は?」
「大丈夫」
「誰かと食べてきたの?」
「…。一人だよ」
鏡で嘘をつく自分の顔を見つめる悠生…。大量の石けんをつけ、何を打ち消すようにゴシゴシと手を洗う。
翌日。美咲が写真に映っていたラブホテルを確認し、帰ろうとすると、後ろから周平に声をかけられる。もう悠生と会わないでほしいと告げる美咲。
「悠生が僕に会いたがっても? 僕さえいなかったら、悠生と先生は幸せな夫婦だったの? 先生が幸せだったら、もう悠生と会うのやめるよ。だから教えて、先生は本当に幸せだったの?」
「私は…ずっと私は幸せだった」
「無理。そんな顔で幸せとか言われても、信じられないよ。必死で自分を騙そうとしてる…そんな風にしか見えないよ。先生、自分に嘘をついて生きていくのは、死んでるのと一緒だと思わない?」
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一方、美咲のことを気にかけている同僚の三角(しゅはまはるみ)は、悠生の職場を訪れていた。悠生と周平がホテル街を歩いていたところ目撃したという。
「伊奈くんね、うちの学校の生徒だったんですよ。知っててあんなことを? 美咲先生ショックだったでしょうね」
「彼とは別れました…。夫婦で話し合いもして、また妻とやり直します」
「やり直す? あんなことしてて?」
「妻と2人で出した結論です。ご心配おかけして申し訳ないです」
「そう…。まあ男の人だもの。一時の気の迷いでちょっとおかしくなっちゃっただけよね?
美咲先生、辛いのに無理して明るく振る舞ってるみたいで、見ているこっちも辛かったから。もう傷つけないでくださいね、大事な奥様なんですから」
「……」
同じ頃、美咲は自分と似た境遇の人のインタビュー動画を、食い入るように見つめていた。旦那を責めた結果、自殺してしまったと話すその動画に動揺する美咲。悠生にメッセージを送っても既読がつかず、電話にも出ない。
美咲があわてて家を飛び出し、悠生を探していると、そこへ偶然周平が。一緒に探すという周平を、美咲は「大丈夫だから」と突き放す。
「いい加減、嘘はやめてよ! ごめん…俺が先生に嘘つかせてるんだよね」
「私も悠生に嘘をつかせちゃったかも…。嘘つかなきゃいけないぐらい、悠生を追い込んじゃったかも…」
「全然大丈夫じゃないじゃん、先生も悠生も…。僕だって大丈夫じゃないよ!」
美咲の腕を取り、一緒に悠生を探す周平。2人は、橋の上からぼんやりと線路を見つめる悠生を発見し…。