ニンニクを炒めること10分!?プロ顔負けのペペロンチーノ!栄養士直伝のアイデアかき揚げも

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ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せてください」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼12時00分)。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。

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6月12日(月)は、東京都町田市で昼めし旅。町田市が指定する名産品となっているのが、ソーセージの形をしたギョーザ。その名も「成瀬ギョーザ」。ギョーザの具材を腸詰めにした料理で、食感はソーセージなのに、ジューシーなギョーザの風味が口の中に広がります。また、この街はラーメンの激戦区。市内には50以上のお店があり、さまざまな絶品ラーメンを味わえます。そんな町田市でご飯調査をするのは、お笑いコンビ「U字工事」の益子卓郎さんです。

12種類の調味料でつくる本格麻婆豆腐!


町田市を第二の故郷と話す益子さん。高校卒業後に市内にある大学に進学し、12年ほど住んでいたそう。そこで昔住んでいたアパートに向かった益子さんでしたが、なんとアパートは取り壊しになっていました。新しく建っていた一軒家に突撃すると、家主の佐藤航太さんはアパートのかつての大家さんの息子であることが判明! 元大家さんとも再会できたところで、さっそく例のお願いを…。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」!

交渉成立!

航太さんには得意料理があると妻・美香さんが明かし、さっそく作っていただくことに!

1品目はペペロンチーノ。まずは、ニンニクをスライスして炒めます。使うオイルは2種類! 1つはニンニクを炒めるときに使うピュアオリーブオイル。もう1つは香りづけに使うエクストラバージンオリーブオイル。

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スライスしたニンニクをフライパンに入れ、そこへピュアオリーブオイルをたっぷりと入れます。ピュアオリーブオイルでひたひたになったニンニクを弱火で約10分、焦がさないようにじっくり炒めるのがポイント。その間に、美香さんが家庭菜園で摘んできたイタリアンパセリを刻んでおきます。炒めたニンニクはキッチンペーパーに広げ、塩をかけておきます。

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パスタを茹でたら、ここからが本番。ニンニクでしっかり香りづけしたピュアオリーブオイルに唐辛子と生のパセリを入れて炒めます。そこへ塩味がきいたパスタのゆで汁とパスタを加え、からめていきます。さらに軽く塩を振って味をととのえ、仕上げにエクストラバージンオリーブオイルをかけて香りをつけます。

お皿に盛りつけたら香ばしく焼いたニンニクを散らし、こだわりペペロンチーノの出来上がり!

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続いては麻婆豆腐。こちらも12種類の調味料を使ったこだわりの1品。まずは長ネギを用意。ネギはゴボウのささがきのようにスライスしていきます。

次に豚ひき肉をフライパンで炒めていきます。ここにもこだわりが! 焚き火のようにパチパチとした音がするくらいまで4分ほど炒めて、肉の臭みを取るのだそうです。音が変わったところで味付け。テンメンジャン・紹興酒・醤油・塩・コショウを入れます。しっかり味をつけたら、お肉はいったん取り出します。

豆腐は切ったら塩で茹でます。こうすることで崩れにくくなるそうです。

茹でている間に、あん作り。ニンニク・豆板醤・一味をフライパンに入れ、火にかけて香りを出します。そこへ鶏ガラスープを加え、炒めた豚ひき肉を戻して、ネギと下茹でした豆腐を加えます。最後に、豆鼓(コクのある旨味をもつ大豆の発酵食品)を加え、仕上げに水溶き片栗粉でとろみをつけます。

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麻婆豆腐を食べる直前に花椒をかけ、香りを楽しむ航太さん。益子さん思い出の土地で、腕によりをかけて作った絶品料理までごちそうになり、ありがとうございました! 益子さん、またひとつ素敵な思い出が増えましたね。

素材の味を活かすアスパラのベーコン巻き


引き続き町田市でアポなしご飯調査。すると今度は偶然、大学時代に所属していた草野球チームの先輩、守屋徹さんと出会いました。なんと10年ぶりの再会! 守屋さんは整体師でちょうど休憩中…ということで、例のお願いを…。

「あなたのご飯、見せてくださ~い」!

ご実家に案内していただき、直接お母さまの晴江さんに交渉したところ快諾! 栄養士の資格を持っている晴江さんのご飯作りを見せていただきました。

1品目はアスパラのベーコン巻き。まずはアスパラの「はかま」と呼ばれる三角の部分には苦味があるため、取り除いていきます。サッと茹でたら、ベーコンを巻いてフライパンに並べます。油はひかず、ベーコンの脂で素焼きに。味付けはせず、アスパラの旨味を存分に味わいます。

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2品目は蕎麦。乾麺を茹でたらしっかり水でしめます。続いてはつけ汁作り。かつお節で出汁を取って濾したら、みりん・醤油を入れて味を調えます。

さらに、かき揚げも作ります。スライスしたタマネギに紅ショウガを混ぜて天ぷら粉をからませます。油でサッと揚げたらサクサクのかき揚げの出来上がり!

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こちらが守屋さん家のご飯。

タマネギと紅ショウガのかき揚げのほかに、エビとネギのかき揚げも添えて、蕎麦と一緒にいただきます。偶然の再会から思いがけずご飯まで見せていただき、ありがとうございました!