24歳娘が母と一緒に寝る理由。母を襲った悪夢のような過去と宝物:家、ついて行ってイイですか?(明け方)

公開: 更新: テレ東プラス

「『お前とは将来やっていけない』と言われて…」、と笑いながら話すまさみさん。「養育費も学費もしっかり払ってくれた」そうです。しかし、家族4人で暮らしていたマンションから「もう家を出てってくれ」と言われ、4年ほど前に引っ越したのだとか。

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部屋には、まさみさんから子どもたちへのメッセージが書かれた付箋やメモがいっぱい。それは冷蔵庫の中にも貼ってあり、愛情にあふれています。「子供たちに支えられて、今があるので」。

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プーくんが着るパジャマは、家族3人がプリントされたトレーナー。「母親が50歳の誕生日に3人で熱海に旅行に行った時に、姉と一緒にサプライズで作った」とプーくん。

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夫からの突然の離婚宣言に、「もっと夫は敬ってほしかったのかな…。家に帰ってきても会話がないって。疎外感があったみたい。そこは私の配慮が足りなかったみたいで」と結婚生活を振り返ります。離婚を機に、経済的・精神的に追い込まれたまさみさん。

「50を前にこんなに苦労するとは思わなかった。ご飯も食べたくない、眠れない、吐き気がする。マンションのべランダで『ここから飛び降りたら楽だろうな…」って何度も思ったことがあって」。
精神的にボロボロになったまさみさんの心の支えは2人の子ども。子どもたちの寝顔を見て「ダメダメ」と踏みとどまったといいます。「今考えると、生きててよかったなって思います」。

娘のゆうかさんは、夜、うなされる母のためを思って一緒に寝るように。「私が横にいると、気のせいかもだけどあんまりうなされることがなくて。一緒に寝るようにしました。それが今も続いている。母が心配っていうのもあるけど、私が安心する」。

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「母親はどん底、父親は出ていっちゃって、弟は受験…高校3年生だった娘は、とにかく母親と弟を自分が支えなきゃと言って、とにかく稼がなきゃって。この子には迷惑をかけています」。まさみさんの言葉に、笑顔で返すゆうかさん。3つのバイトを掛け持ちして、家族の精神的支柱になったゆうかさんは、現在。歯科助手として働いています。

ちなみに、まさみさんがBTSを好きになった理由は、「BTSは病んでいた時に這い上がっていく為の要因でした」。実はタペストリーや階段にあったグッズは、子どもたちからのプレゼント。「喜ぶかなと思ったら、思った以上に反応が良くて。母は私と弟のために生きてるみたいな感じの人だったので、あれを見て喜んでくれるなら安いもんです」。

家族3人で写ったトレーナーをプレゼントされた時のまさみさんの反応を聞いてみると、「めちゃくちゃ嬉しそうでした」とプーくん。その時の動画を見せてもらうと「可愛い!」と泣くまさみさんが、そこにいました。

「今はすごい楽だし、幸せだな」と、まさみさん。朝が早いにもかかわらずありがとうございました。家族愛にあふれた素敵なお家で、いつまでも家族仲良くお幸せに!

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