東洋英和女学院 中学部・高等部。伝統の力と奉仕の精神に裏打ちされた“新たな人間教育”に迫る!

公開: 更新: テレ東プラス

名門校の知られざる姿を、生徒や親、教師など、さまざまな視点を通して紐解く情報ドキュメンタリー「THE 名門校!日本全国すごい学校名鑑」(BSテレ東 毎週土曜午前10時30分)。「名門とはいったい何か?」常識を打ち破る教育現場に密着する。

今回紹介する名門校は、「東洋英和女学院 中学部・高等部」。創立は明治17年、来年140周年を迎える伝統の女子校だ。
幼稚園から大学院まである総合学園だが、他難関大学への進学者も多く、2023年春の大学合格実績は、東大をはじめとする国公立に17人、早慶上理に98人、GMARCHに164人と高い実績を誇る。
その原動力となる『伝統の力と奉仕の精神に裏打ちされた“新たな人間教育”』に迫った。

番組は、春から音楽部の部長になった高校2年生に密着。彼女たちは、コロナ禍で全盛期の半分に減ってしまった部員を1人でも増やそうと、新入生を勧誘するためのミュージカルの準備に追われていた。無事にミュージカルを成功させ、 新入部員を獲得することができるのか。

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東京・港区六本木。「東洋英和女学院 中学部・高等部(以下、東洋英和)」は、ビジネス街と繁華街が混在する大都会の真ん中にある。
完全中高一貫の女子校で、全校生徒は1162人。139年前、カナダ人宣教師、マーサ・J・カートメルが創立し、女性の地位向上に取り組んだ。
また、貧しい人の救済など奉仕活動も行い、東京・麻布に孤児院を開設。童謡「赤い靴」でうたわれた少女は、その孤児院にいたといわれている。

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朝は大講堂で礼拝が行われ、パイプオルガンの荘厳な音色とともに生徒たちの讃美歌の声が響く。
東洋英和の標語は、「敬神奉仕」。点字や車いすなどの体験を通して体の不自由な人への配慮を学ぶこと、さまざまな奉仕活動をすることも、教えの一環だ。
「神を敬い、隣人を愛する。誰かのために、将来役に立つような勉強の仕方をしています」(高等部長・楠山眞里子先生)。
「敬神奉仕」が、高い合格実績にどのようにつながっていくのか…。早速、校内を見ていこう。

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東京タワーを望む正門から入ると、緑豊かな敷地に建つ校舎が見えてくる。
ロビーや廊下にはピアノが置かれ、始業前、休み時間、放課後と生徒たちは自由に弾くことができ、校内はいつも美しい音楽であふれている。

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放課後は、ピアノやオルガン、器楽など専門的なレッスンを受けられる6つの課外教室もあり、芸術大学へ進学する生徒も少なくない。

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メモリアルチャペルにあるオルガンは明治時代のもので、今も現役で使われている。

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90年前、礼拝堂にあった趣のある長椅子や旧校舎の部屋を移築した応接室も。伝統校の風格を感じさせる。

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職員室のドアはいつも開きっ放しで、休み時間になると多くの生徒が押し寄せ、先生と談笑している。
話題は、勉強の質問や趣味、毎日の出来事まで…。先生と生徒の壁がなく、大勢集まり過ぎて部屋に入りきれないため、廊下に雑談用の机と椅子を並べてあるほど。親身な指導を行う東洋英和らしい光景のひとつとなっている。

授業でも、生徒一人ひとりと向き合い、きめ細かい指導を行って学力を伸ばしている。
英語と数学では、ひとクラスの生徒を半分に分けた少人数授業を実施(英語は中1、数学は中2から)。
「40人いるとなかなか手を挙げられず、うまく発言できない生徒もいるが、少ないとアットホームな感じになるので、すごくいい雰囲気の授業ができている」(数学担当の先生)。

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高2、高3になっても、文系・理系のコース分けがなく、豊富な選択科目から授業を選ぶことができる。自分で進路を決め、自分で時間割を作るのだ。

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「総合探究」の授業ではSDGsにも取り組み、廃棄されるバナナの茎の繊維を使ったバナナペーパーシールを制作。これが、アフリカ・ザンビアの雇用促進の助けになり、シールで得た収益の一部は、ユニセフに寄付している。
さらに、コーヒー豆の産地・パナマの教育支援を目的にし、企業と作ったコーヒーセットを販売。
「資金的に援助するだけでは、消費者からその先が見えない。コーヒーの栽培など、少しでもクリーンな方向に変えるきっかけになれば…」という生徒たちの思いから生まれた。

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「敬神奉仕」の精神を実践し、活き活きとした学院生活を送る生徒たち。学業だけでなく、クラブ活動にも積極的だ。
東洋英和には、スポーツ系・文化系を合わせて28のクラブがあり、生徒全員が参加。グラウンドの4面のコートではテニス部が、体育館では、バスケットボール部、バレー部、卓球部が練習に励んでいた。
ダンス部、音楽部、英語劇部、ハンドベル部、合唱部など、“ステージ系”と呼ばれるクラブも人気!

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今回番組が注目したのは、この春、音楽部の部長になった高校2年生の石附なの葉さん。音楽部最大の目標は、部員たちが全力で踊り、歌い、演じる、秋の文化祭「楓祭」だ。

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取材中、部員たちが練習していたのは、4月に入学してくる新・中学1年生を勧誘するためのミュージカル。「1人でも多くの新入部員を獲得したい…」そこには、ある切実な思いがあった。
5年前、部員は70人ほどいたが、インフルエンザの流行やコロナ禍の影響で、今は半分の34人に。多くの部員を獲得するため、なの葉さんをはじめとした高校2年生の指導に熱が入る。

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そんな中、学校のスケジュールの都合で、新入生勧誘ミュージカルの発表日が早まる緊急事態が発生! なの葉さんたちは、ミュージカルを成功させることができるのか…。そして、音楽部での活動が、なの葉さんにもたらした変化とは?

番組ではこの他、朝の礼拝、ユニークなリモート授業、なの葉さんの父親が語る娘の成長などを紹介する。

毎週土曜午前10時30分放送! 「THE名門校!日本全国すごい学校名鑑」(BSテレ東)をどうぞお見逃しなく!

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