「午後のロードショー」5560(ゴゴロー)回放送記念!視聴率トップ5を発表!1位は意外(?)なあの作品!

公開: 更新: テレ東プラス

4月24日(月)に、記念すべき5560(ゴゴロー)回を迎える「午後のロードショー」(毎週月~金曜午後1時40分)。
これを記念して、4月24日(月)~28日(金)まで、「放送5560回記念!スペシャルウイーク!」がスタートする。
TVerリンクを取得し番組を視聴すると、記念グッズが当たるプレゼントキャンペーンも実施中だ。(※3月13日~5月31日まで)

【放送5560回記念!スペシャルウイーク!ラインナップ】
4月24日(月):「エクスペンダブルズ2」(2012年アメリカ)

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出演:シルベスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム

4月25日(火):「ディープ・インパクト」(1998年アメリカ)

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出演:ロバート・デュバル、ティア・レオーニ

4月26日(水)「シャーロック・ホームズ」(2009年アメリカ)

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出演:ロバート・ダウニー・Jr.、ジュード・ロウ

4月27日(木)「山猫は眠らない」(1993年アメリカ)

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出演:トム・ベレンジャー、ビリー・ゼイン

4月28日(金)「コマンドー」(1985年アメリカ)

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出演:アーノルド・シュワルツェネッガー、レイ・ドーン・チョン


「テレ東プラス」は、テレビ東京映画部プロデューサー・岡本英一郎氏、佐藤まりな氏を取材。「歴代世帯視聴率トップ5」のデータを紹介するとともに、「午後ロー」の今に迫る。

★「午後のロードショー」歴代世帯視聴率トップ5★
1位「ゴールデン・チャイルド」(主演:エディ・マーフィ)2004年12月29日(水):6.8%
2位「刑事エデン 追跡者」(主演:メラニー・グリフィス)1996年5月2日(木):6.7%
3位「殿、利息でござる!」(主演:阿部サダヲ)2020年5月6日(水):6.4%
4位「大追跡サバイバル・ロード」(主演:ロバート・デュバル)1997年4月30日(水):6.0%
「武士の献立」(主演:上戸彩)2020年7月23日(木):6.0%
5位「スーパー・マグナム」(主演:チャールズ・ブロンソン)2003年11月13日(木)5.7%
「武士の家計簿」(主演:堺雅人、仲間由紀恵)2020年5月5日(火)5.7%
(関東地区・番組平均世帯視聴率/ビデオリサーチ調べ)

★「午後のロードショー」2022年度放送作品/主演俳優(登場回数)トップ3★
1位:クリント・イーストウッド:13回
2位:ブルース・ウィリス:10回
3位:アーノルド・シュワルツェネッガー、ジャン=クロード・ヴァン・ダム、トム・クルーズ:6回
※女優部門の第1位はサンドラ・ブロックで4回――いよいよ、記念すべき5560(ゴゴロー)回放送を迎えます。1996年4月1日にスタートした「午後のロードショー」は歴史ある番組ですが、一番大切にしていることは?

岡本「番組として大切にしていることは27年間変わりがなく、視聴者の皆様に楽しんでもらえるラインナップを考え、民放局の地上波放送として、しっかり視聴率を取るということ。『午後ロー』と言えば、アクションやB級パニック作品というイメージがあると思いますが、メイン視聴者が60代以上の男性なので、男性が好むアクション系の作品を中心にラインナップ、また女性の方にも楽しんでいただけるように、曜日の特集という形でサスペンスの特集を組んでいます。やはりアクション系の映画はテンポ良く物語が展開し、勧善懲悪的な結末は視聴者にとっても分かりやすく、ウケがいいのかなと思います。

特にここ数年は、コロナ禍になって在宅勤務が増え、BGM代わりにチャンネルを合わせてくださる方もいらっしゃいました。緊急事態宣言が出た際は、“『午後のロードショー』で、おうち時間をより楽しんでいただきたい”という思いでやっていましたし、これからもその思いは変わらず、皆さんに飽きられないよう、また『午後ロー』ファンの皆様の期待を裏切らないような作品をおくり続けていきたいです」

――ここ数年で配信コンテンツも急増しました。若者に限らず、スマホでコンテンツを観る文化が根付いたように思いますが、「午後のロードショー」はあまり気にせず、我が道を行くという感じでしょうか?

岡本「そうですね。配信は、自分の好きな時間に自分のペースで…という良さはありますが、
『午後ロー』の場合、私たちスタッフが時間をかけて選んだ面白い作品をしっかり提供できる良さがあると思います。配信は面白い作品を探す時間、労力も必要ですが、それに対して『午後ロー』は、『自信を持っておすすめできる面白い作品なので、お時間があればどうぞご覧ください』というスタンス。スタッフは、年間300~400本鑑賞しており、誰がどこから見始めても楽しんでいただけるような映画を、日々探し続けています。なのでその分、はずれも少ないかなと信じています」

――映画ソムリエじゃないですけども、プロの皆さんの目利きということで…。

岡本「そうですね。ちょっとおこがましいですけど(笑)」

――コロナ禍以降は、家族での視聴も増えたのかなと想像します。さらには、昨今のコンプライアンス事情もあり、かつてのようにエロティック、バイオレンスなシーンは控えなければならない傾向にある。この辺りのご苦労や葛藤はありますか?

岡本「そうですね。やはりそこは、かなり慎重に議論を交わしています。往年の『午後ロー』ファンの皆様のニーズが満たされないと不満になってしまいますし、その一方で、“子どもと観て気まずい思いをした”という意見も見られますので、そこのバランスは非常に苦労しています。“このシーンは前回の放送ではOKだったけど、今回はどうなんだろう…”という辺りは、とことんチームで話し合ってさまざまな意見を出し合い、結論を出すようにしています」

――お2人の中で、特に印象に残っている作品は?

佐藤「私は番組のTwitterを運用していますが、数字を見て驚いたのが、去年の夏に放送した『学校の怪談』でした。Twitter上に情報をアップしたところ、“いいね”が2万1400件以上つき、インプレッション数(タイムラインに表示された回数)も395万超と『午後ロー』的には驚異の数字を記録したのです。
しかし、実際の世帯視聴率はというと、2.1%でした。録画をして観てくださった方も多いとは思いますが、やはり“『午後ロー』のリアルな視聴者層とSNSをやっている層はまったく違うんだな”と痛感したエピソードです(笑)」

岡本「私は、2020年1~4月に20作品一挙放送した『007』シリーズですね。『午後ロー』のメインターゲット層が好む作品ですし、ずっと前から“一挙放送したい”という思いがあり、何とか着地させることができました。
実は、それまで地上波放送の歴史の中で、『007』シリーズを一挙放送したことがなかったので、初めてのチャレンジでした。本来は、シリーズ最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』に合わせての企画でしたが、コロナ禍で公開が延期になってしまったため、連動できなかったというのが、個人的には心残りです。最新作公開と連携できていたら、数字ももっと伸びていただろうなと思います」

――ありがとうございます。いよいよ今日から「スペシャルウイーク」に突入します。ズバリ、見どころは?

佐藤「まさに『午後ロー』らしい作品が勢揃いしました! アクションあり、パニックあり、謎解きあり…」

岡本「『シャーロック・ホームズ』(主演:ロバート・ダウニー・Jr.)は『午後ロー』初登場ですし、今年度が始まったばかり、4月にふさわしい作品が目白押しなので、ぜひ皆さんに楽しんでいただきたいです」

――最後に今後の展望を教えてください。

岡本「これまでの歴史を大事にしながら、30周年に向け、引き続き視聴者の皆さんに愛され続ける番組として成長していきたいです。
視聴者の方からのリクエストで、『そういえば、そんな作品あったよね』とヒントをいただくこともあるので、引き続き参考にしながら、『あー観て良かった!』とご満足いただけける作品をご提供していきたいと思っています」

【岡本さんお気に入りの映画】
「トップガン マーヴェリック」(2022年アメリカ 主演:トム・クルーズ)
「近年で最も面白かった映画でした。前作の要素を残しながら、前作を観ていない人も楽しめるストーリー。CGでは作れない現実感にこだわり困難な撮影の末に出来上がった圧倒的な臨場感が素晴しかったです。コロナ禍に負けず(配信での公開を拒み)、”劇場公開にこだわってくれてありがとうございました!”と言いたい作品でしたね。
結局、劇場には8回観に行きました。新しい鑑賞フォーマットの「4DX SCREEN」で鑑賞しましたが、体感型アトラクションシアター・4DXと3面マルチプロジェクション上映システム・ScreenXが一緒になった上映形式で、視界いっぱいに映像が流れる、揺れる、風が吹く、水しぶきが飛ぶなど、没入感がすごかったです。“トム・クルーズと一緒に飛行機に乗っているんじゃないか?”という感じが最高でした。」

【佐藤さんお気に入りの映画】
「イコライザー」(2014年アメリカ 主演:デンゼル・ワシントン)
「主演のデンゼル・ワシントンは、派手さはあまりないものの、静かな実力派俳優というイメージ。個人的にはイケおじが好きなので(笑)、ステキな俳優さんだなと思います。
静かに暮らしていた元CIAの暗殺者が少女の娼婦と出会い、警察が関与できない事件を解決していくというお話で、今後新作が公開されるらしいので、『午後ロー』でも、そのタイミングでオンエアすることができたらいいなと思っています」

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