華村あすか大胆写真集の裏で抱いていたコンプレックス…高校時代の意外な過去も激白

公開: 更新: テレ東プラス

――今の華村さんは、鍛え抜かれた肉体美が魅力ですが、高校生の頃は、意外なあだ名で呼ばれていたそうですね。

「実は“ベイマックス”と呼ばれていました(笑)。高校時代はバスケ部で燃えていたので、食欲旺盛! 引退した後も食欲が落ちなかったせいで、一気にベイマックス化してしまったんです。白くてふんわり…というかわいいものではなく、バスケでついた筋肉の上に脂肪がのり、なかなかたくましいビジュアルだったんですよ。友だちは、みんなかわいく制服を着こなしているのに、私だけパツパツで、ボタンも限界超え。でもそんなことは、地元の山形では、まったく気になりませんでした。“どうして急にキャラクターのあだ名をつけられたのかな?”って感じです(笑)」

――どなたが命名を? やはり黒歴史なのでしょうか?

「いえ、それは全然(笑)。名づけ親は同級生の男子で、私にとっては青春の1ページ。コンプレックスどころか、楽しかった思い出です。唯一母だけが、『スカートのホックがはち切れない程度に食べなさい~』と悲鳴をあげていました(笑)。
でも、そのまま上京した結果、とんでもない衝撃を受けることになりました。 東京の女の子って、みんな細くてすごくおしゃれで、キラキラと眩しくて、“あれ? なんかやばいぞ。街を普通に歩けないかも…”と。プロの方に撮っていただいた宣材写真にも自信が持てなくなり、不安になりました。ここで“絶対に痩せなきゃ!”と心に決めたことが、後に始めるボディメイクにつながったのかなと思います」――ベイマックスだった過去がプラスに働いたんですね!(笑)
そんな経験を経て、見事女優デビューを果たしたドラマ「宮本から君へ」は、テレビ東京の作品でした。大胆なラブシーンなどもありましたが、当時を振り返っていかがですか?

「あの頃は本当に何もわかってなくて、入学したての小学1年生みたいな気持ちで現場に行っていました。台本はもちろん、業界用語も一から覚えて、スタッフさんの名前や役割も覚えて…。“甲田美沙子をどう演じようか、セクシーなお芝居ってどうすればいいの?”と考える以前に、まずは現場に慣れることに必死でした。
ありがたいことに、『宮本のあすかちゃん、良かったよね』と褒めていただくことが多いんですけど、それはきっと、池松壮亮さん(主演)のお芝居が素晴らしかったから。本当なら、研究をかねてしっかり見直したいところですが、あの頃の自分を振り返るのが怖すぎて、まだ2回しか見ていません。でも、あの時の充実感が記憶から消えることはないと思います」

――最後に、華村さんの今後について教えてください。

「写真集で今の自分を出し切れたので、次はお芝居に集中したいと思っています。あまり器用じゃないので、ひとつのお仕事に集中し、“これだ!”と思うことにフルパワーで臨みたい。実は今、大きな作品に参加させていただいています。髪にインナーカラーを入れたのも役づくりのためなんですけど、今までやったことのないクールなスタイルで、すごく気に入ってます。情報解禁はまだ先だと思いますが、ぜひ楽しみにしていてください!」

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新たな真価を模索すべく、次のフェーズへ進む華村。
「どんな仕事をやりたいかというより、また一緒に仕事をしたいなと思われる存在になりたい…」
最後に“心のつながりを大切にしている”と明かし、目を輝かせた。人として女優として、これからの進化が楽しみだ。

華村あすか プロフィール】
1999年3月18日生まれ。山形県出身。2017年、現事務所にスカウトされ、「週刊プレイボーイ」(集英社)の表紙などを飾り、グラビアデビュー。コンスタントにデジタル写真集を発売しながら、2018年4月、池松壮亮主演のドラマ「宮本から君へ」(テレビ東京)で女優デビュー。同年9月、「初恋スケッチ~まいっちんぐマチコ先生~」で映画デビューも果たす。
2022年10月、ドラマ「エルピス」(フジテレビ)に出演し、ボンボンガールの篠山あさみ役が話題に。2023年3月18日、2th写真集『真価論』(講談社)を出版。同時に、デジタル写真集も配信中で、5月1日には、本人が選ぶ30カットを加えた特別版デジタル写真集「真価論(スペシャルエディション)」の配信も予定されている。
5月4日(木)に開催される「Rakuten GirlsAward 2023 SPRING/SUMMER」にも出演。

(取材・文/宮﨑まゆ)

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