“麺の町”で味わうわんこそばとじゃじゃ麺。評判店の気になる麺の食べ方をチェック!

公開: 更新: テレ東プラス

ニッポンの「リアルなご飯」にスポットをあて、「あなたのご飯見せてください」を合言葉にリポーターが旅を敢行する「昼めし旅」(毎週月~金曜 昼12時00分)。その土地ならではのお昼ご飯や人気店、魅力的なご飯を紹介します。

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4月5日(水)は、岩手県盛岡市で昼めし旅。実は盛岡は今、世界から注目されています。アメリカの有力紙が選ぶ「2023年に行くべき52か所」で、盛岡がイギリス・ロンドンに次ぎ2番目に選ばれました。その理由は、新幹線に乗れば東京から3時間で行けるアクセスの良さ、町の中心部に歴史ある美しい建造物が残っていること、そして人混みが少なく歩きやすいことなども評価されました。そんな盛岡市を調査するのは、芸人のアキラ100%さんです。

そばつゆの出汁が決め手!鶏肉と地元野菜の黒酢炒め


盛岡といえばわんこそば、ということで取材OKをいただいているお店に伺います。創業して63年のわんこそばの店「初駒 本店」です。地元の方々はもちろん、観光客にも人気のお店。県内産のそば粉にこだわっているという自慢のそばは、風味豊かで抜群ののど越しが楽しめます。

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名前にかけて100杯を目標にわんこそばに挑戦したアキラさん。約15杯で1人前なので、100杯は6人前にあたります。
76杯目あたりで苦しそうな表情を浮かべたアキラさんでしたが、なんとか100杯をクリア!その後、厨房でまかない作りを拝見します。

まずは、ネギ、ナス、タマネギ・ピーマン・パプリカをひと口大にカット。
次に2日間塩麴につけた鶏肉に小麦粉をまぶして揚げていきます。その間に色とりどりの野菜もサッと素揚げして旨味を閉じ込めます。
油をひいた中華鍋で黒酢、酒、砂糖、そばつゆの出汁を入れて、揚げた鶏肉と野菜を炒めます。たれが絡めば完成!

続いて自慢のそばを茹で、「かけそば」をつくります。茹であがったら冷水で締め、温かいつゆをかけ、薬味のネギともみじおろしを添えて、いただきます。

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こちらが「初駒 本店」のまかない。

従業員さんお2人と店長の岩渕さんの3人でいただきます。8割がた、岩渕さんがまかないを担当するそうで、従業員さんいわく「たまにとてつもない量のまかないが出てきて、わんこそばを食べた人の気持ちがわかるくらい」とのこと。ご相伴にあずかったアキラさん、「100杯食べた後でも美味しい」と、わんこそばとはまた違う味わいのかけそばに大満足。これからも、こだわりのそばと料理で地元を盛り立てていってくださいね!

白と赤、2色の麺が味わえるオリジナルじゃじゃ麺


引き続き盛岡市でご飯調査。やってきたのは、365mのアーケードを中心に約80店舗が立ち並ぶ「肴町商店街」。昼はじゃじゃ麺の店、夜は酒場として営業する「じゃじゃ麺と酒の肴 㐂作」にお邪魔することに。

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じゃじゃ麺は、平たい麺の上に肉味噌・キュウリなどをのせた盛岡のご当地グルメ。こちらのお店では、白い麺と唐辛子を練り込んだ辛い麺があるそうです。そこで、どちらの麺も味わえるハーフ盛りを注文しました。

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食べ終わったあとは、お皿に卵を溶いて麺のゆで汁を注ぎ、ネギをのせたスープ「チータン」もいただけます。シメまで存分に楽しんだところで、例のお願いを…

「あなたのご飯、見せてくださ~い」!

交渉成立!

お店のメニューにもある昔ながらの中華そばを作るそう。店主を務める佳江さんの夫、敏弘さんがまかないを担当します。

慣れた手つきで中華麺を茹で、醤油ダレとショウガとカツオ出汁のスープに入れてネギとチャーシューをのせれば出来上がり! ふだんからまかないでよく作っているそうです。
ところが、佳江さんにまかないを作ったあと、敏弘さんが自分用のまかないとして作ったものは、少しだけ具が違ったようで…ご機嫌斜めに!?(笑)

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敏弘さんは、自分用のラーメンは玉子焼きともやしなどありあわせの具にして、佳江さんには気を遣ってメニューどおりのものを作ったのですが、佳江さんは同じものが食べたかったようです。
ご夫婦そろってラーメンをいただきます。佳江さんは「いつも美味しいです」とニッコリ。2019年からは、じゃじゃ麺のキッチンカーも始め、災害現場で炊き出しを行うこともあるそうです。これからもご夫婦仲良く盛岡の魅力を広めていってくださいね! ごちそうさまでした!