女装子役の阪本奨悟がかわいい!ロリータファッションで街中を歩いてみた!?

公開: 更新: テレ東プラス

 
女装男子の青春群像劇! ドラマ「俺の美女化が止まらない!?」(毎週水曜深夜3時20分/テレビ東京系)で、女装カフェ&バー「スピカドール」のエース“恋々乃”こと大学生・九井恭平を演じる阪本奨悟さんにインタビュー!

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阪本さんが選ぶ女装子ランキング


――キャストの皆さんの女装が美し過ぎて、見とれてしまいます。「スピカドール」のメンバーに、阪本さん視点で魅力度ランキングをつけるとすると?

「難しいなぁ…それぞれのベクトルでめちゃくちゃクオリティ高かったから甲乙つけがたいですが…まず、“恋々乃”は1位か2位ですね(笑)」

――やはり!(笑) エースの恋々乃と首位を争うライバルは⁉

「とまんの演じる“うにぴょ”が、かわいくて。うにぴょなのか、とまん自身なのか分からなくなるぐらいでした。そんなとまんと、女装した自分を並べるのはおこがましいですが、自分が“恋々乃”をかわいく演じたという自信を持ちたいので、上位にします」

記事画像こちらが恋々乃!かわいい! 「俺の美女化が止まらない!?」より

――では、1位が恋々乃、2位がうにぴょで!

「3位は、クールビューティーなジュカさん(木田佳介)、4位が百恵ママ(丸山智己)。ハル(楽駆)は5位です。まだ新人なのに上位にしたら調子に乗らせてしまうので、恋々乃としての“親心”で(笑)」

――阪本さんがお気に入りの、恋々乃の衣装やメイクは?

「ロリータ系の衣装が楽しかったです。メイクやウイッグも合わせてかわいくしてもらって、現実を忘れさせてくれるような姿になれました。実は、撮影の時、ロリータの衣装を着たまま、街中を歩いてみたんです。こういう経験はこれまでもこれからもないと思うので、特別な時間でした」

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――それだけ、ご自身の女装姿は満足のいくものだったんですね。

「メイクさんと衣装さんに助けていただきました。自分の中でも『どんどんかわいくなってるぞ!』と自己肯定感みたいなものが上がっていって、周りにうるさいと思われるぐらい、自分のことを『かわいい!』『かわいいから自撮りしちゃお!』とか言っていました(笑)」

――見た目が変化することで、内面も自然に変わっていったんですね?

「そうですね。見た目を作り込んでいただけたからこそ、気持ち的にも導かれた感覚があって、そこからもらう役へのアイデアは大きかったです。普段の自分だったら恥ずかしいような仕草をしたり、大げさにかわい子ぶることができました」

――周囲からは、どんな反響がありましたか?

「恋々乃のビジュアルが発表された時に、舞台『王室教師ハイネ‐THE MUSICALII-』で共演した橋本祥平くんから『かわいいね』とメッセージをもらって。女装したことがある祥平くんに褒められて自信が持てました。家族はケラケラ笑いながら楽しんでいて。父も『かわいい』と言ってくれました」

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――大学生の恭平と、女装した恋々乃、どんな風に演じましたか?

「恋々乃は、スピカドールに新しく入った晴臣(楽駆)に『こんなメイクをしてあげたい』『服を着せたらかわいくなる』と、いろいろ教えてあげたりして面倒見がいいんです。それは、恋々乃が晴臣をかわいい我が子のように思って、いろんなことをしてあげたくなるんだろうと、その点を一番大切にしていました。

恭平は、家族関係が原因で誰かに愛されたいという思いが強くある人で。そうした思いが、恋々乃になった時、晴臣に対して世話を焼きたがる要因になったのではないかと考えました。恋々乃と恭平では外面的な表現を演じ分けていましたが、内面の芯になる部分はつながっていると思います」

4人で一緒に居る時間を大事に


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――「スピカドール」のメンバーが集う撮影は楽しそうですね。共演者の方々の印象は?

「撮影期間は1ヵ月弱ほどで、そんなに長くなかったんですけど、すぐに仲良くなりました。晴臣役の楽駆は年下ですがしっかりしていて、現場でイタズラをして楽しませるような遊び心を持っています。うにぴょ役のとまんは、すごくかわいくて、現場を明るくしてくれました。ジュカ役の佳介くんは、頼りがいのある、お兄ちゃんという雰囲気。いろんなタイプの人がいてバランスが良くて、兄弟みたいで一緒にいて楽しかったです。撮影が終わった今も、連絡を取り合っています」

――現場での印象に残っているエピソードは?

「とまんは夕食休憩の前に撮影が終わって、僕ら3人はまだ撮影が続くというスケジュールの日があったんです。休憩が終わったら、とまんは帰るのかなと思っていたら、まだ話し足りなかったみたいで、その後も現場に残って撮影の合間にしゃべっていて。最終的には『早く帰れ』と言われていましたね(笑)。それだけ、みんなと一緒にいる時間を大切にしていました」

阪本さんの〇〇化が止まらない⁉


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――タイトルにちなんで「阪本さんの〇〇化が止まらない⁉」のは?

「音楽の機材を集める“機材オタク化”が止まりません!」

――どれぐらいお持ちなんですか?

「パソコンが2台、オーディオインターフェイスが2台、コンデンサーマイクが3本、トラックマイクとダイナミックマイクが1本、ギターが5本、キーボードが2本、あとはスピーカーと、マイクの防音のためのリフレクションフィルターも2個取り付けて部屋の中で音楽を作っています」

――ホントに止まらない! お部屋に音楽を作るために必要なものが全部揃っているんですね。

「僕の場合は、細かい所まで凝って音楽を練り上げていく作業も好きなんです。以前はデモを作って、あとはプロのアレンジャーさんにお任せしていましたが、ここ数年は全部自分でやるようになりました」

――自慢の機材は?

「最近、コンデンサーマイクの老舗ブランドNEUMANN(ノイマン)の高級なマイクを買いました。ちょっと気合を入れたくて、奮発しちゃいました。使ってみたら、本当に良いんですよ。こんなにキレイに録れるなら、もっと早く買っておけばよかった。お気に入りですね」

――機材オタクとして、今、狙っている機材はあるんですか?

「いっぱいありますね。今一番欲しいのはスピーカーで、ヤマハのHSとか。あとは、アコースティック・リヴァイブのスピーカーとインターフェイスをつなぐケーブル。これを使うと音が変わって、すごく良いと聞いて。ただ、値段も高いので、簡単には手が出せなくて…」

――ホントに止まらないですね!(笑) 機材への愛が伝わってきました。
本作では、それぞれに悩みを抱える登場人物たちが“女装”することで本当の自分を解放していきます。阪本さんは、求められるイメージと本当の自分とのギャップで葛藤したことはありますか?

「役者だけをやっていたら、役のイメージから自分とのギャップを感じることもあるかもしれませんが、僕の場合は音楽ができているので。曲を作って詞を書いて、自分のリアルな感情を歌っているから、僕のイメージが周りに誤解されているという感覚はないですね。音楽で自分を表現でき、ライブで受け取ってもらっているので、幸せです」

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――恋々乃たちにとって「スピカドール」が心の拠り所になっているように、阪本さんにとって“音楽”がそうした存在なんですね。

「そうだと思います。恋々乃の女装への思いは、僕が音楽に感じる思いと近いです。恋々乃が女装について語るセリフは、僕の音楽への思いに変換して演じていました。ドラマのラストシーンの恭平からハルへの言葉は、僕自身がカッコいい音楽を作った人に対して嫉妬してしまった気持ちに似ているなと思いました。こうしたリアルな気持ちを引き出すために、自分の音楽への思いを重ねて演じました」

(撮影:撮影:Marco Perboni / 取材・文:伊沢晶子)

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阪本奨悟さん出演、ドラマ「俺の美女化が止まらない!?」(毎週水曜深夜3時20分)第1話は?

第1話
大学進学を機に東京に上京してきた斉藤晴臣(楽駆)は、恋々乃(阪本奨悟)という美女と同じ下宿先で、共同風呂といきなり女性と半同居することに!実は、晴臣は女性と話をすると顔が赤くなる赤面症に幼い時から悩んでいた。ある日ふとしたことから恋々乃が実は男性だったことを知る。

【プロフィール】
阪本奨悟(さかもと・しょうご)
1993年6月13日生まれ。兵庫県出身。シンガーソングライター/俳優。2007年、ミュージカル「テニスの王子様」4代目越前リョーマ役でブレイク。ミュージカル「刀剣乱舞」、ブロードウェイミュージカル「IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ」、演劇調異譚「xxxHOLiC」などに出演。シンガーソングライターとしては、2017年、福山雅治プロデュース・両A面シングル「鼻声/しょっぱい涙」でメジャーデビュー。映画「恋と嘘」(2017年)主題歌・挿入歌、アニメ「奴隷区 The Animation」や劇場版「王室教師ハイネ」のOP主題歌などを担当。2020年には2ndアルバム「=+」をリリース。
Twitter:@Sakamoto_Shogo

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