中学受験者数日本一!早慶上理に500人以上が合格!栄東中学・高等学校“人気の秘密”

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名門校の知られざる姿を、生徒や親、教師など、さまざまな視点を通して紐解く情報ドキュメンタリー「THE 名門校!日本全国すごい学校名鑑」(BSテレ東 毎週土曜午前10時30分)。「名門とはいったい何か?」常識を打ち破る教育現場に密着する。
4月1日(土)の放送から、新ナレーターとして紺野彩夏が登場。爽やかなナレーションに注目だ。

今回紹介する名門校は、「栄東中学・高等学校」。今春の中学受験志願者数は1万3842人と、10年連続で1万人を超える“日本一の超人気校”だ。
東大を始めとする国公立大や難関私大に多数の合格者を出し、早慶上理の合格者数は500人以上! その原動力となる「アクティブラーニング」の秘密に迫る。
さらに番組は、名門・ハーバード大学を目指しながら、「地球環境を守ろう」と、ある活動に励む高校生に密着した。

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埼玉県さいたま市にある「栄東中学・高等学校(以下、栄東)」は、男女共学の私立中高一貫校。
中高合わせた全校生徒数は2357人(令和5年3月17日現在)で、今年創立45周年を迎える。

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中学の志願者は、10年連続で1万人超え! 今年は1万3842人と過去最多を記録し、日本一中学受験の志願者が集まる超人気校として注目を集めている。

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こちらが、2023年春の大学合格実績(令和5年3月17日現在)。東大に13人、国公立と私立の医学部医学科に92人、早慶上理に503人と、見事な実績を上げている。

栄東の人気の秘密を探るため、早速校舎へ。

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JR・東大宮駅から10分ほど歩くと、巨大で近代的な白亜の校舎が見えてくる。
栄東の総敷地面積は7万平方メートルを超え、東京ドーム約1.5個分。生徒たちはこの広大な学び舎で、文武両道に励んでいる。

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広々とした土のグラウンドに、ナイター設備がある立派な野球場も! テニスコートも、人工芝に砂をまいたオムニコートを4面備えている。

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3階建ての大きな体育館には、650席のギャラリーが! 1階の奥には小体育館があり、全国大会出場を決めたチアダンス部が猛練習中だ。

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温水プールも備え、水泳部は1年を通して泳ぐことができる。文武両道の栄東には、運動部・文化部を合わせて35のクラブがある。

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図書館棟は2階建てで、蔵書数は約3万冊。2階は自習スペースになっている。隣の席との間に仕切りがあるので、集中して勉強できそうだ。

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中学生の教室をのぞくと、「こんにちは~」と元気いっぱい! 学校の魅力を聞くと、「先生の授業がわかりやすいから、勉強のモチベーションが上がる」「給食があって、毎日たくさん食べられること」と、笑顔で話す。中学生は、月曜から金曜までスクールランチ(完全給食)があり、「めっちゃ美味い!」とのこと。

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高校生はお弁当を持参するか、カフェテリアへ。人気メニューは「日替わり定食」(500円)と、火曜日限定の「台湾まぜそば」(460円)。平日利用できるのは高校生のみだが、土曜日は中学生も利用できる。栄東が最も力を入れているスクールミッションが、「アクティブラーニング(能動的学修)」、略してAL。自らテーマや課題を見つけ、解決への道も自分で切り開く。

授業はもちろん、総合探究学習や学校行事、部活動に至るまで、協調性と主体性を育むALのプログラムを取り入れており、文化祭で人気のミュージカルも、脚本から音楽、振り付けまで、すべて生徒が作ったオリジナル作品だ。

ALの授業は中学1年からスタートするが、入学から半年後に行われた英語の公開授業では、英語を話せなかった生徒も楽しく英会話ができるように。学校全体で取り組むALが実を結び、さまざまな分野で才能を伸ばす生徒たちが育っている。

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笠原雷清くんは、最年少の15歳で行政書士試験に合格。水野柚希さんは、去年「ジュニアパンパシフィック選手権 世界ジュニア選手権」女子200m背泳ぎで金メダルを獲得した。

教頭の見澤伸幸先生は、「主語は生徒。生徒たちが持っている能力を最大限に引き出していく。それが最難関大学の合格や、個性豊かな生徒が育つ要因になっているのではないか」と話す。

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4月から高校3年生になる齊藤勇太くんは、水泳部の活動と勉強を両立しながら、世界の名門・ハーバード大学に現役合格することを目指している。

「世界中から優秀な人材が集まるハーバード大学で学ぶことができたら、圧倒的な人脈と友情を育みたい。一番上を目指す」。

勇太くんに密着すると、東京にある自宅を午前5時半前に出発し、約90分かけて登校していた。実は、全校生徒の約半数が、勇太くんのように埼玉県外から通学しているのだ。

水泳部の朝練がない日でも早朝に登校し、英語の音読トレーニングをしている勇太くん。ハーバード大学の受験対策はもちろん、あるイベントのために、英語の猛練習を重ねていた。そのイベントとは、中学3年生から続けている「ミートフリー(お肉を食べない食習慣)」給食の研究発表だ。 先進国のための食肉生産が環境破壊につながっているといわれる中、世界的スター、ポール・マッカートニーが、週に1度お肉を食べない「ミートフリーマンデー」を提唱。その運動は、世界中で注目されている。

2021年、勇太くんは母校の小学校に働きかけ、東京23区で初めて「ミートフリー給食」を実現させた。その活動と研究が認められ、「ROOTプログラム(国際的に活躍する科学者や技術者を育てる教育プログラム)」に参加。集大成として開かれる報告会で、「ミートフリー給食」の研究成果を英語で発表することになったのだ。
初めての体験、果たして無事プレゼンを成功させられるのか…。

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番組ではこの他、世界的指揮者を招いて行う総合探究学習ALや英語ALの様子、多彩な学校行事や部活動の風景、勇太くんの父親の心境などを紹介する。

毎週土曜午前10時30分放送! 「THE名門校!日本全国すごい学校名鑑」(BSテレ東)をどうぞお見逃しなく!