横浜流星「役者としての怖れや迷いを全て伝えた」主演映画「ヴィレッジ」に懸ける思い

公開: 更新: テレ東プラス

本日3月30日(木)東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた、映画「ヴィレッジ」完成披露イベントに、主演の横浜流星さんをはじめ、黒木華さん、一ノ瀬ワタルさん、奥平大兼さん、作間龍斗さん、古田新太さん、藤井道人監督が登壇しました。

主演・横浜流星は脚本から参加


本作は、「村」という閉ざされた世界を舞台に、そこで生きる人々のきれいごとだけでは生きていけないリアルな姿を描き、現代社会の抱える闇をあぶりだすヒューマンサスペンス。

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イベントでは、劇中にも登場する能舞台の篝火をモチーフにしたセットを構えたステージに、燃え盛る炎の中、キャスト陣と監督が登場。

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「新聞記者」(Netflix)など藤井監督作に何度も出演している横浜さんは、藤井組の長編映画初主演となる本作に脚本段階から参加。閉塞的な村を出ることができず、希望のない日々を送る主人公・優について、「今自分が役者をやっている中での怖れや迷い…今感じているいろんなものを監督に伝えて。それをすべて受け止めてくれて、何度も何度も作り直しながら、愛のある脚本を完成させてくれました」と、作品の根幹となるエピソードを語り、藤井監督への感謝の言葉を。

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並々ならぬ熱意で本作に挑んだ横浜さんの現場での様子を、共演者陣も称賛。優に手を差し伸べる幼なじみ・美咲を演じる黒木さんは「緊張の糸をずっとピンと張られていた」と。美咲の弟・恵一を演じた作間さんは、自分の出番が終わった後も現場に残って撮影を見ていたそうで、「深夜の撮影でも集中力が途切れることなくずっとビシッとした顔でいらっしゃるのですごいなと思いました」と、横浜さんの取り組み方に刺激を受けたようでした。撮影中は緊張感があったものの、古田さんは「ロケ先の京都では撮影が終わったら飲んでました。撮休の日は昼から飲んでました」と、横浜さんたちを笑わせます。

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一ノ瀬さんは、美咲に横恋慕する透役。「この物語の中では悪役ですが、見る人が見たら“本当に悪いのか?”と思わせることができたらいいなと、透の恋愛大作映画を撮っているようなつもりでやっていました」と裏設定を明かし、一同を驚かせていました。

この春、新生活が始まる若者へのメッセージも。古田さんは「新年度で“よしやるぞ”って思ってる人はやったらいい。まあそんなに気張らず、肩肘張らず、頑張ることはサルでもできるから頑張ってください」と“らしい”コメントを。

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作間さんは「元気が一番。よく寝て健康でいてください」と。黒木さんは「私は頑張らないことをオススメします。頑張らなきゃって思って頑張ってると疲れてきちゃうので、なんとなく友達と遊んだり美味しいもの食べたりして頑張らないでいることも大事」と、優しい視点からのアドバイスを。

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横浜さんは「人生一度きりだし、明日死ぬかもしれないので、後悔ないように過ごしたいといつも思っています。皆さんもやりたいことがあったらやる、やりたくなかったらやらないというふうに、後悔がないように過ごしてほしい。どん底に落ちてもいいんです。落ちたらあとは上がるだけですから」と、熱く力強いメッセージを送りました。

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映画「ヴィレッジ」は、2023年4月21日(金)全国公開!

「ヴィレッジ」
出演:横浜流星、黒木華、一ノ瀬ワタル、奥平大兼、作間龍斗/淵上泰史、戸田昌宏、矢島健一/杉本哲太、西田尚美、木野花/中村獅童、古田新太
監督・脚本:藤井道人
音楽:岩代太郎
企画・製作・エグゼクティブプロデューサー:河村光庸
配給:KADOKAWA/スターサンズ
製作:「ヴィレッジ」製作委員会
©2023「ヴィレッジ」製作委員会

(取材・文/高瀬純)