「人生、顔じゃない」のに整形は増加...”矛盾”のわけ、識者に尋ねた

公開: 更新: テレ東プラス

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容姿の美醜が人生の優劣を決める。職場で、集いの場で、他人と自分を比べてそんな風に感じたことはありますか。「人の価値は顔じゃない」とルッキズム(外見至上主義)反対が声高に叫ばれる一方で、美容整形に走る人たちの増加。このかみ合わなさはなぜ起こるのでしょうか。

「テレ東プラス」では、外見と整形に関するアンケートで実態を調査し、結果を踏まえて専門家に話を聞きました。

「美男美女が優遇の社会か」に75%が「はい」

Yahoo!ニュースを通じて、全国の10〜60代以上の男女2000人(男女比6:4、年代は40〜50代が過半数)にアンケートを実施(2023年2月14日)した結果、「外見で損をした経験がある」と答えた人は55.5%と過半数。

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「どんなときに損をしたと思うか」の問いには「パーティー、飲み会などの集いの場」(38.2%)が最も多く「就職活動」(9.0%)や「昇進、給与面など職場での待遇」(3.5%)はそこまで高くない結果に。

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「美男美女が優遇される社会構造だと感じるか」の問いには75.4%が「はい」と回答しました。一方で「外見で判断されることは場合によっては仕方がないと思うか」については84.1%が「はい」。現実として美男美女は得だけれども、まあ仕方がないよね......というため息が聞こえてきます。

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整形事情はどうでしょうか。ちなみに、2017年に日本美容外科学会が発表した我が国の施術数は190万件と世界第3位でした。"整形大国"日本で「美容整形する人についてどんな印象を持っているか」と問えば「どちらともいえない」が34.3%とトップ。次点は「どちらかといえばよくない」(23.2%)、僅差で「どちらかといえばよい」(23.0%)が追いかけます。

外見差別を実感する一方、社会にはびこるルッキズムに反対する声もよく耳にするようになってきました。ところが美容クリニックの数々が公表する美容整形の施術数は年々増しています。口では「人生、顔じゃない」と言っても、やはり現実は美男美女が得する社会。だから施術を受ける人も増えている......?

約20年にわたり美容整形の調査を断続的に行なってきた社会学者の谷本奈穂さんに「整形とルッキズム」の関係についてお話をうかがいました。

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